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そして二人だけになった
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【この小説が収録されている参考書籍】
そして二人だけになったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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ハラハラドキドキ、まさかのオチ | ||||
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単発作品です。 閉鎖空間で1人また1人と殺されていく。残った二人は誰なのか? 最後は驚きの展開が待ってます。おすすめ! | ||||
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たまたまこの作品を手に取り先生の大ファンになりました。事件が起こるまでとにかく長いけど起こるとテンポ良く話が進んで私には展開のしかたが合ってて好きです。 | ||||
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以下ネタバレに近い記述あり 他のレビューにもある通り,20年近く前に出版されているものが再出版されたもの。 そしてそれを知らず新作だと思い読んでいました… 森博嗣作品は初期の頃の作品でも「古さ」を感じさせない点で 優れていると思っています(それだけ普遍的な価値がある)。 ミステリとして普通に面白かったです。タイトルの元になっている某有名推理小説 より半分近く少ない人数で,果たしてクローズドサークルとしてどう盛り上がるのか,読んでいる途中まで不安を感じつつ, しかし十分整合性の取れているトリックで満足しました。 驚いたのが前のバージョンのレビューが結構荒れていて,多くの人がその後のオチに納得がいっていないようでした。 もちろんこの作品の真相は森先生にしか分からないことですが, 個人的に,そのレヴュワーの方々はなぜ第3者の手記の内容を疑わないのか疑問です,というのが率直な感想です。 森博嗣が好きな人は十分楽しめる作品だと思います。 | ||||
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本作は1999年に初版が出ており、発行元がかわって、新デザインになっただけです。 方々のレビューを見ていると新作だと思ってる人が多いので書いておきます。 トリック、会話内容、設定などがすっきりまとまってて、 初期のモーリーらしさ全開です。瑞々しくさえある。 | ||||
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森博嗣先生の新しい作品で嬉しい(単発の)長編ミステリーです。舞台は理系出身というだけあって文系の自分にはさっぱりの設定ですね。まぁ、見出しにもある通り、主人公の周りで一人、また一人と殺される事件が発生していき、最後には二人だけになる・・・しかし、実は・・・。 ネタバレになるのであとは購入して読んでください!! 個人的な意見ですが、私は森博嗣先生の作品が好きな理由は「圧倒的な切れ味で切られる感覚」があるからです。私はミステリーのトリックとかだけに興味があり、某斜めの建物の作品みたいにとんでもないトリックが好きなわけではないです。森博嗣先生の作品の場合トリックはすごいですが、正直予想できる時もあります。けど、ポイントはそこではなく、むしろ「真相に気付いた時」です。今作でもそうですが、「えっ!?」と感じる(私の場合ですけど)場面が後半にあります。その時の感じが、知らない間に鋭利な刃物で切られていた時みたいに爽快なんですよね。「いつの間に!?」的な感じです。作者の思惑にハマっている事実を作品の真相とともに知らされる。常に冷静に分析して読み解いてみようとしても常に失敗してしまう。そんな不思議な感覚を味わいたくてつい森博嗣先生の作品を購入してしまう。 最近ミステリー作品読めていなかったので、よかったです!! | ||||
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主人公の男とヒロイン、他4名が部屋に閉じ込められ(出ようと思えば出られるけど)、その中で次々と殺人が起こり2人だけになる話。 謎が解けたかとおもいきや、またのどんでん返し。 腑に落ちないことが結構あったので、細かく読み返したい衝動に駆られましたが、細部を追求するよりも、全部読んでみての感想が面白かったのでいいかな、と。 | ||||
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Q.ジャンルは何ですか? A.推理小説です。 Q.シリーズものですか?もしそうなら最初の巻から読みたいのですが・・・。 A.単発モノです。この作家の作品は初めて、という方でも特に支障はないと思います。 Q.この方は理系作家と伺いました。物理とか化学、数学の知識が必要ですか? A.一般的な推理小説が楽しめる程度の知識で大丈夫です。 Q.理系作家の小説は描写が味気なくて、理屈っぽくて苦手です。この小説はどうですか? A.恐らく合わないと思います。 この小説はそれほど理屈っぽくなく、描写も味気ない・・・と言うよりも、シンプルで読みやすいのですが、 それでも受け付けない人は受け付けないと思います。 ====================== この小説は、前に一度だけ読んだことがあった。 そのときは図書館で借りた。 魅力的なタイトルと、ミステリらしからぬ相対性理論の引用文に惹かれた。 (上でも書いたが、相対性理論についての理解は必須ではない。私も表面上しか知らない) 夢中になって読んだのを覚えている。 面白かった。 ただ、最後、私は少しだけモヤモヤした。 そして、スッキリしない気分のまま、その本を返した。 10年以上前のことだ。 Kindle で次に読む本を物色していたとき、 ふと、この本のことを思い出した。 確か、面白かった。 そして、スッキリしない小説だった。 でも、詳しくは思い出せない。 小説の内容をほとんど忘れてしまっていた。 Kindle の検索窓にタイトルを入力し、ページを開く。 見覚えのある表紙。 私は数秒間だけ躊躇い、購入ボタンを押した。 確か、面白かった。 その2回めを読み終えた。 感想としては、やはり面白かった。 そして、やはり、モヤモヤとしたものが残った。 ただし、そのモヤモヤの内容は、以前とは全く異なっていた。 頭の中で自分なりに物語を整理し、 パラパラと(実際には、そんな音しないけど)読み返してみる。 あぁ、そういうことか。 きっと、そうだ。 そして、だから最後は、あの順番だったのね、と。 構造的にも、情景的にも、美しさを感じさせる物語だった。 そんな訳で、個人的には、かなり満足した。 九割方はスッキリした。 ただ、それでも、まだ少しだけ、スッキリしないモヤモヤは残されている。 私は端末を手に取り、Kindle を起動した。 でも、画面を指で横に弾き、すぐにアプリを終了させる。 3回めにとっておこう。 | ||||
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事件のトリック構造と心理描写のトリックの多重構造になっていて シリーズものとは違った面白さがある。 森作品のスペクトルの広さを感じさせる一冊。 図書館で読んでいて時間切れになったが、翌週まで待てず、 帰り道にKindle版を購入して茶店へ直行。 | ||||
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謎が謎を呼び、めまぐりしく物語は進行する。 そして待ちに待ったラスト・・・。衝撃。そして、ちょっと不可解。 終盤までの怒涛の展開は面白いだけに、心残りである。 傑作というのは紛れもない事実だが、もう少し改良の余地があったと素人目に感じた。 ミステリー界の大傑作になる素質を持った作品。 | ||||
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読み終わった直後は非常に悶々とした覚えがあります。 それこそが森博嗣先生の狙いでしょうね。 賛否両論評価が別れるのももっともな作品ではあると思います。 クライマックスまでは本当に美しいです。 特殊な密室で次々と人が殺されていく中、惹かれあう主人公の二人。 残ったのは二人だけ。 そしてラストは衝撃の一言。 真相がはっきりしないという批判が多いですが、明確に結論は出ています。 その結論が、我々が普段暮らしている世界からは及びもつかない特殊相対性理論に基づいている、ただそれだけのことです。 この作品の大きなテーマ「同時性の崩壊」、つまり「違う人の視点に立てば事実は異なって見える」。 このテーマをこれだけ美しく、衝撃的に描いた森博嗣先生は圧巻です。 当時の世界的な物理学者ですらなかなか受け入れがたかった相対論を、一般読者に投げかけて混乱させる。 そんな作者のイタズラ心かもしれませんね。 もっとも個人的には、相対論すら知らないで批判をするのは自らの無知蒙昧を曝け出しているにすぎないと思いますが。(作品のレビューを書く以上、現代の世界観に大きな影響を与えた相対論と量子力学の概要ぐらいは、知っておいて然るべきでしょう) 美しい物語と文章、揺るぎなき論理、そして吐き気すら催すほどの不安定感。 傑作です。 | ||||
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森さんの文学には「スカイクロラ」から入りましたが、ミステリに分類されるものは(たぶん)初です。途中までは淡々と読める感じでしたが、ラスト付近でどんでん返しが、さらにラストでもう一度どんでん返しが。 トリック満載で、もう一度読み直したいと思いましたが、しかしそれにしても、ああいう手記というかたちで収めるのなら、エピローグにもうちょっとページを割いてもらいたかった気も・・・。 でも、面白かったです。 | ||||
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理解できたと思ったら新しい外殻が出てきて、理解して…の繰り返しです。 終盤で意見が別れるようですが、私はとても好き。 一回読んだだけじゃ終わらない。 | ||||
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先輩から「お前の意見を聞きたい」と言われ手に取った本 トリックが判明し、すっきりしたーと思いきや全部をひっくり返されました・・・と自分では認識していますがそうでない見方も多分にあるのでしょう 自分の、読後にうんうん唸る様は滑稽だったと思います(笑) ない頭で考えた結果、多少の強引さは感じるものの少しだけすっきりできました 意見云々より読み物として十分に面白いので是非友人にすすめたいです 首をかしげ唸る姿が見れるはずです(笑) | ||||
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先輩から「お前の意見を聞きたい」と言われ手に取った本トリックが判明し、すっきりしたーと思いきや全部をひっくり返されました・・・と自分では認識していますがそうでない見方も多分にあるのでしょう自分の、読後にうんうん唸る様は滑稽だったと思います(笑)ない頭で考えた結果、多少の強引さは感じるものの少しだけすっきりできました意見云々より読み物として十分に面白いので是非友人にすすめたいです首をかしげ唸る姿が見れるはずです(笑) | ||||
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思わせぶりな入れ替わりと大掛かりな密室に始まり目的のわからない連続殺人. 2人の視点の一人称で描かれているため 犯人は誰なのか?信じられるのは誰なのか?読者自身は何を信じればよいのか? という緊張感を保ったまま真相を読むまでやめられない. そして,真相にたどり着いたと思ったのに だらだらと続く後日談のあとに明かされる本当の真実. この結末に納得いかないという読者も当然いるとは思うが 個人的にはこういう意外性もありだと思う. 何よりせっかく作り上げたものを あえて破壊するという展開は ストーリーと奇妙な相似形を呈していて なんともいえない不思議な読後感を与えてくれる. あえて星1つ減点したのは この種の病態に関して少々勉強不足を感じたため. 好き嫌いはあると思うが森作品ではイチオシ. | ||||
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結末については、理解できないままですが、仕様なんでしょうね。 しかし、このシチュエーションを想像するだけで元は取れました。 結末で納得できなくても、充分楽しめました。 | ||||
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いわゆるS&MシリーズやVシリーズとは関係のないシリーズ外作品として1999年に発売された作品。 盲目の天才科学者の身代わりとなった不肖の弟、そのアシスタントの身代わりになった不肖の妹が科学者や医者たち4人と、A海峡大橋を支えるコンクリート部分に作られた国家機密級の密閉空間に集まる。 唐突に通信システムが破壊されて、密室と化した空間で一人一人と死んでいく……。 身代わりになった二人の視点の変化、閉鎖空間で一人ずつ死んでいくスリル、後半部分のスピード感……全てが目に浮かんでやみつきになりそうな作品です。森博嗣さんの作品を読んだことのない人にまずお薦めしたいですね。 ラストやA海峡大橋という設定はちょっとね……気にはなるんですが、作品の良さを壊してはいないと思います。 | ||||
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1999年6月20日リリース。新潮ミステリー倶楽部特別書シリーズの一冊として刊行。作者の指紋を最後に貼り付けているというなかなかの趣向のシリーズで、森博嗣初のハードカバー作品である。何しろ最初のハードカバー+新潮社=印税12%ということもあって、大変に力が入った力作である。この作品を森作品の上位にランク・インさせるファンも多いと思う。章ごとの記述のうまさと『僕』と『私』の二元的な視点の推移、そして詩的私的な文章に魅せられてしまう。森方式を真似てじっくりと『映像読み』してみたが、ラストまで見事な映像性だ。余談だが森氏のWEB日記の中でこの本の英語名『Until Death Do Us Part』の表記をどうしようか、かなり迷ったところが出てくる。最後の最後にこの題名になったものだ。シリーズ外一作として森ワールドを見事に表現した傑作である。 | ||||
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ひっくり返されて、ひっくり返されて。という印象。気持ち的に整合性が合わない、納得できない部分はあるのですが、それを超える爽快感。あー、そうだったのか。森博嗣の本はこれが初めてだったのですが、読みやすく読めました。他の作品にも挑戦したくなりました。 | ||||
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