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そして二人だけになった
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【この小説が収録されている参考書籍】
そして二人だけになったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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ネタバレを含みます。 まだ未読、これから読む方は回れ右でお願いします。よろしいでしょうか……よろしいですね? やってはいけないいわゆる擬似夢オチです。複数の人格が存在する設定まではギリギリとしても、それを暗示する伏線が存在せずに、最後の数ページでいきなりそれを真相として披露するのでは、物語自体が崩壊します。物語の崩壊を橋の崩壊や物理学的な崩壊の云々に実は引っ掛けていたのだと穿っても、それははっきりいって「面白くない」。作者の頭の中だけの自己満足のために時間使わせお金出させる愚と言いますか、この一作で嫌になった人もいると思いますよ。だってつまらないから。 あと、ほかの皆さんも突っ込んでますが、ネタがバレたあと読み返してみても、辻褄が合わないんですよ。オチがわかって、ああそれでこれと納得するというより、雰囲気小説の感が強くなってしまっただけで、推理小説じゃないよねこれ、と再確認しただけというか。ミステリィでもないし。 帯やあらすじにそう書かずに売り出せばよかったと思うのですが、書いてしまったからガッカリ感がすごいというか。 | ||||
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途中まで面白く読んでいましたが、最後にビックリ。ドラえもんの都市伝説の「植物人間ののび太が見ていた夢でした」並みのインパクトのみを求めた酷いオチ。それまでの会話や行動と何の整合性もなく、解けたかに思えたトリックも台無し。しかも、そのオチを語ってる人物がなぜそれを知りえたのか分からない箇所もあり、無理矢理入れてしまった感がぬぐえません。 なぜ、殺したのかはもちろん、なぜ、密室で一人ずつ殺す必要があったのか、の答えは、最後までありません。最後の最後に、それらしき文はありますが、その時点では、すべての辻褄が合わなくなっているので、頭に入って来ません。しかも、納得感ゼロです。 レビューで高評価を付けている方に、「視点によって真実が異なる」などとありますが、どの視点からも真実は描かれていません。矛盾してしまいます。 もはや、オチやトリックを自分で考えて、納得するしかありません。 | ||||
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途中までは楽しく読めた トリックも動機もぶん投げたまま、話の辻褄も合わなければ意味もわからないのでもう一度読んでみようと思ったがやはり意味がわからない 最早子供が影響されるといけないので犯罪関係は適当に書いたと言われれば納得するレベル 推理小説で一番やってはいけない事をやってしまっている作品 | ||||
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駄作。 どちらの大学の先生か知らないが、小説のセンスはないのではないか。 ネタバレせずにはいられない。以下注意。 しかしネタバレしてあなたのお金をセーブして差し上げたい気もするぞ・・ 途中まではまあまだいい。現実的ではないが小説なら受け入れられる。 最後を DID (ネタばれ回避のため英語表記) で終わらせるとは…。 そもそもあれって外見上健忘とはなっても人格的には一貫してるでしょ。 なんで事件の真相をだれも知らないのよ? ♂1、♂2、♀1がまとまってるわけね。で少なくとも♂1、♀1はなんも知らない。 ♂2は目覚めた瞬間、状況すら把握できていないのだから、殺人なんて不可能。 ここはどこ?状態のはず。それがDIDの基本症状でしょ。 「いや、しられざる病気があるのだ。その可能性は否定できない。」 それいったら俺も小説書くよ。 ものすごい密室作って、知られざる病気で皆殺しにしました。おしまい。で締めるよ。 途中出てくる相対性理論だかの話も、物語に大きく関係してくるわけでもないし、 そもそも相対性云々の視点があれば許されるような話の落ちじゃないんだってば。 途中ででてくるインタビューも中二くさいし。 自分も某大学で研究している身ですが、周りに結構いますよ、こういう斜め視点のひと。 難しいこと書いて喜んでるけど、根本があほな人。それをなぜか絶賛するカバン持ちも。 この著者もおおかたその口かね。 | ||||
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仕掛けがやたら大仰なのだが、「密室(笑)」を構成するという以外にはそれを全く生かせていない。 しかも2段オチの後のほう、「真のオチ」は序盤で見えてしまう。 見えないのは犯行動機なのだが、これは当然で、明かされる内容は必然性ゼロの爆笑問題。 く・だ・ら・な・す・ぎ・る なお主人公は超天才という設定で、インタビューに答えるシーンがフラッシュバックのように何度も挿入されるのだが、そこで「彼」が自慢気に披露する論理は天才どころか、自分では頭がいいつもりの早熟小学生レベルで失笑ものだ。 ま、実際に書いているのはもちろんこの小説の凡庸な作者であり、「超天才」のフリなど最初から無理なので仕方ないが (笑 | ||||
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なんだこれ。 まったくなんのトリックもありません。トリックといえません。500ページ以上も読ませておいて最悪のオチです。 メインの密室状態で起こる連続殺人については、まったく放置され終わってます。 殺されたそれぞれの被害者が握っていた球体についても、なんの意味もありません。ただの思わせぶりです。 そもそもこのような人格の主人公が、超有名人気物理学者で、国家的プロジェクトに参加できるのしょうか? 同じ人格もの「ハサミ男」はとても好きな本ですが、本書は殺人ミステリーではないと思います。成り立っていません。 9章まではそこそこ楽しめましたが、10章で全てが台無しです。 本書の裏表紙に「反転する世界、衝撃の結末。知的企みに満ちた森ワールド」とあります。 まったく知的企みに満ちてはいませんでしたが、ある意味衝撃の結末でした。 | ||||
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森作品では、SMシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズを大変楽しく読ませて戴いたので、本作品も大いに期待して読んだら、ちょっといまいちでした。考えてみれば、私が読んだシリーズは、S川先生、M絵さんはじめ、私の好きなレンちゃんシコさんコンビなど、いずれも魅力的な登場人物がいっぱいで、私が魅了されたのはその登場人物達のおかげだったのでしょう。本作品はその馴染みの登場人物がいないので魅力半減でした。 | ||||
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途中までは星3個くらいは与えられるミステリー小説でした。 それを作者自身がぶち壊し。 夢オチと並ぶ最低最悪の低俗なオチをどんでん返しとして持ってきて、 何もかもを台無しにしてしまっています。 しかもこういうオチなら、普通は叙述トリックで書かれていると思うんですが、 叙述トリックにすらなっていないんです。 本人の手記というのを言い訳に、妄想を並べ立てただけの内容になっており、 読み返したって何の辻褄も合わない。 叙述トリックとして描き切る力量が無かったのなら、せめて途中で終わらせておけば、 ほんとありがちだけどきちんとしたミステリーだったのに、 なんでこんなオチを無理やり持ってきたのか理解が出来ない。 作者が自分の筆力の無さを不思議ちゃんなお話にすり替えてごまかしたような作品です。 歌唱力の無い歌い手が、変なコスチュームやパフォーマンスでごまかしてるのに似てる。 | ||||
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構想やストーリーは最高傑作だとおもいます。いっきに読みたくなりページがどんどんすすみました。 でも最後が…あれはないですよ。 | ||||
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以下ネタバレありです。注意してください メイントリックは、よくよく考えればわかりそうなのに上手く騙された。こういうトリックは大好きです。 しかし最後の方の余分な二重人格うんぬんで台なし。どちらが真実かわからないようにしたつもりだろうが、第三者からの視点で書いてある以上、主人公男女は同一人物というのが「真実」になってしまう。 しかも同一人物で視覚障害だとすると殺人は不可能とまではいかないまでも、かなり困難ではないか。そうなるとぜーーんぶ夢でした、で終わってしまうことになる。ちょっとふざけ過ぎじゃないですか、森さん。 (追記)メイントリックのネタは割っていないつもりで、くだらない二重人格の部分のネタは割りました。そこがどうしても我慢できない部分なのでネタ割しないと評論にならないのです。 ですが、この部分のネタ割でも嫌がられる方がみえたようで、その点お詫び致します。冒頭にネタバレありと追加致しました。 | ||||
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最初から八割あたりまではすばらしい。これぞ森博嗣。 森博嗣のことだから、 倒叙かもしれない、 叙述トリックかもしれない、 なんでもありかもしれない。 神経を研ぎ澄まして一言一句のがすまいと読んでいく。 そして否応なしに爽快なラストを期待してしまう。 しかしこれは……。 多くのミステリファンがそうであったようだが、 どんでん返しのどんでん返しは必要だったのだろうか、と思わされた。 わだかまりが残る。僕のわがままかもしれない。 森博嗣のことだから整合性については間違いないのだろう。 だけど、やはり読者は騙されて嬉しい騙され方を期待するものだ。 だから読み返して確かめようとする気もおきなかった。 そして二人だけになった? ちがう、これでは「そして森博嗣だけになった」だ。 これがあらわになった森博嗣の正体なのだろう。 そして何もかもお見通しの森博嗣はこういうのだろうな。 「やはりお腹立ちですか?」 | ||||
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最初から八割あたりまではすばらしい。これぞ森博嗣。 森博嗣のことだから、 倒叙かもしれない、 叙述トリックかもしれない、 なんでもありかもしれない。 神経を研ぎ澄まして一言一句のがすまいと読んでいく。 そして否応なしに爽快なラストを期待してしまう。 しかしこれは……。 わだかまりが残る。僕のわがままかもしれない。 森博嗣のことだから整合性については間違いないのだろう。 だけど、やはり読者は騙されて嬉しい騙され方を期待するものだ。 だから読み返して確かめようとする気もおきなかった。 そして二人だけになった? ちがう、これではそして森博嗣だけになっただ。 そして何もかもお見通しの森博嗣はこういうのだろうな。 「やはりお腹立ちですか?」 | ||||
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まず、私は批評家ではないことを理解してほしい。 勢いで圧倒し、読者に考える暇を与えないラッシュで強烈なインパクトを残す作品は読んだ後に大きな充足感を得られるので、私は気に入っているのだ。 しかし、この作品についてはそうではない。主たる登場人物として描かれる兄弟、姉妹の生い立ちが不明すぎるのである。 途中まではかなり面白かった。読みやすい文章でスラスラ頭に入って来て、ページが進み時間を忘れる程であった。 しかし、終盤で明かされる事実は突拍子もないもので、もはや推理とかサスペンスとかの以前の問題として、ストーリーとしての整合性が失われ、破綻しているように思う。 こういった表現方法をとるのは、インパクトがあり、ボーっと読んでいるとなんとなく納得してしまいそうになるが、後で考えれば考える程もやもやとした消化不良感がぬぐえず、非常に不愉快である。 気に障るようなら申し訳ないが、そこまで深く考えず、勢いにつられて納得できる人には全く問題ない。むしろ私が納得したかった。主人公が他に類を見ない天才だからである、と。 | ||||
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長い間、いわゆる積ん読状態であった中から抜き出して読んでみたが・・・ 正直、ガッカリした。 二人の視点が交互に入れ替わる形で、物語は進行する。 だが、二人そろって、グループのリーダーではなく「リーダ」、「メーター」ではなく「メータ」と、カタカナ語の語尾の長音符号を同じように省略する、特徴的な言葉遣いなのだ。 (エレベータ、データ、コンピュータのように、長音が重複する際に語尾の長音符号を省略する表記を採用している電機メーカーもあるが、そういうメーカーでも、「リーダシップ」とは表記していない) 一方で、「コーヒー」を「コーヒ」とは表記していない。 かなり特徴的な、癖のある表記の仕方と言えるだろう。 違う視点のはずなのに、この特徴的な言葉遣いが共通している理由とは・・・と考えれば、誰でもすぐに、ある事に気がつくと思う。 にもかかわらず、肝心の連続殺人事件の謎は論理的に解かれず、ほとんど“夢落ち”のような、なし崩しの形で物語が終わってしまう。 こうした後半の展開を、作者は詩的な表現だと思っているかもしれない。 が、たとえば、、物語の一人称の語り手が様々に入れ替わるうちに詩的幻想が浮かび上がってくる『箱男』(安部公房著)のような、純文学の傑作と比較すると、あまりにもイマジネーションが貧弱だ。 個人的には、読んだ時間がムダだったと言いたくなる作品であった。 | ||||
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いわゆるS&M、V、Gシリーズとは無関係の単発ものです。大きな橋のアンカー内にあるシェルターでの密室連続殺人。舞台仕立ては大掛かりなのですが、いったいなぜこんなことをしなければならないのかよくわかりません.殺したいヒトたちを一カ所にまとめて次々に殺してゆく。それはいいでしょう。盲目のはずが実は見えていた。まあこれもありとして、全く同じ場所が実は2カ所あってそれぞれでおなじことをシンクロさせていた?。なんでそんなことする必要があるのでしょう?結局、自ら自供し、死体は見つかってるし、さらにすべてに人格は彼がの中で作られたもの?。さらにあのラストはなんですか?とにかく大きな橋をぶちこわすような話が書きたかっただけとしか思えません.およそ森博嗣らしからぬ作品ですね. | ||||
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某ナントカダイガクの先生か何か知らないけれど、 文章、ひどかった…。 まず、主人公の兄を天才と設定している点。 それなら、知的雰囲気をもう少し、 出せる言葉を話させてやって。 単なる金持ちの、社会性のないオタクにしか見えません。 バルブに登場人物を詰め込んでからも、 話の先は読めている(題名から)のだから、 もう少し、人物関係の物語をふくらませて欲しかった。 ちなみに、巻頭にバルブの見取り図がありますが、 私は一度も見ないで読み終わりました。あそこに あの単純極まりない図を載せている意味がわかりません。 極めつけは、解明を放棄したかのようなラスト。 あれじゃぁ、ここまで読んだ読者に失礼です。 この手の本は、ラストが一番大切だと思うのですが。 最後から10ページを読んで、十分に全体を理解できる本でした。 | ||||
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この作品のトリックはとてもすばらしく、読み手に対してかなりの興奮を与えてくれます。それだけにもったいない。最後の終わりかたが意味不明で、なぜもっとすっきりした形で終わらせなかったのか疑問が残ります。 | ||||
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