毒入りチョコレート事件

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評判

毒入りチョコレート事件の評価:

3.73/5点 レビュー 48件。 A ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 1〜20 1/3ページ
No.47
(5pt)

実験的な書き方なのか著者のクセなのか

登場人物たちのセリフの中に括弧書きが多数あり、それがそのセリフを吐いている人の心理描写ではなく読者に対する補足説明的な内容である点が珍しい。
冒頭辺りで展開(犯人ではない)が予測できてしまうのはご愛嬌だが、買って損したとは思わない本だった。
毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488123112
No.46
(4pt)

推理小説の解決とは……

何とも魅力のないタイトルの本作、’多重解決’ の元祖で推理小説史上の名作だということです。これまでの訳本は日本語が複雑怪奇で非常に難解、一読で理解できないことも多く行きつ戻りつ、読み進めるのが大変でした。この新訳は格段に読みやすくなっています。それでもまだ、まどろっこしい表現がありますが、きっと原文がこうなんでしょう。
毒入りチョコレートによる殺人事件を素人探偵マニアの「犯罪研究会」の会員が一人ずつ順番に推理を披露し、一見見事にキマった解決を次の発表者が否定していくという構成(前の解決が否定される時、それまで明らかでなかった情報や証拠が後出しで初めて提示されるのは、読んでいてあまり気分のいいものではありません)。
そういう展開なので、最後の発表者の推理が正解に決まっていると思ってしまって途中はいい加減に読んでしまいがちです。でも、誤りを指摘される推理もその過程では急所を突いていて、真相(らしきもの)にたどり着くためにはそれらの推理を総合しなければならないので、テキトーに読み流すわけにはいきません。
結局、真犯人は誰なのか、最後の発表者の推理は正解なのか、はっきり明示されませんが、ある人物の最後のページでの振る舞い、捨て台詞は自白と考えていいのでしょうか?
本作を読むと、これまで沢山読んできた推理小説での名探偵の推理、解決は果たして正しかったのだろうか、他の解釈もできたのではないだろうか、真犯人は別にいたのではないだろうか、と思わずにはいられません。なにしろ、(異説があるようですが)本作の原型とされている『偶然の審判』(同文庫『世界短編傑作集3』所収)の鮮やかな解決を、ここで著者自ら否定しているのですから。
毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488123112
No.45
(5pt)

ちょっとずるいなぁ

冒頭で事件の概要が提示されると、「なーんだ、答えは簡単じゃないか」と私は確信しました。その後、とんちんかんな推理は斜め読みして、240ページぐらいで私の「答え」が提示されたのを確認。しかし、まだ100ページ近く残っているのはなぜ?……ここから二度どんでん返しがあるとは。さすが傑作。でも、あいつが犯人であることは、冒頭の事件の情報から推理できるはずがないので、その点はフェアではないように思いました。(だから私は悪くない!)
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.44
(5pt)

綺麗な状態でした。

無事に届きました、有り難うございます!
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.43
(4pt)

多重解決ものの先駆けとなる古典ミステリの秀作

100年近く前に書かれた古典ミステリだが、自分がクリスティやクイーンなど海外ミステリを乱読していた〇十年前に、本作の名が名作として紹介されることは少なかったように思う。最近、多重解決もののミステリが流行っているようだが、その歴史的な先駆けとして再評価されているのだろうか。
現代に生きる自分としては、数多くのミステリに触れる中で様々なトリックや意外な犯人像をすでに知識として持っているので、本作で明かされる真相にそれほどの驚きは感じない。それでも、探偵役のメンバーらによって次々に語られる推理はとても楽しく、古臭さをあまり感じることなく読むことができた。古典であることを前提に評価して4★というところだろうか。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.42
(4pt)

多重解決ものの先駆けとなる古典ミステリの秀作

100年近く前に書かれた古典ミステリだが、自分がクリスティやクイーンなど海外ミステリを乱読していた〇十年前に、本作の名が名作として紹介されることは少なかったように思う。最近、多重解決もののミステリが流行っているようだが、その歴史的な先駆けとして再評価されているのだろうか。
現代に生きる自分としては、数多くのミステリに触れる中で様々なトリックや意外な犯人像をすでに知識として持っているので、本作で明かされる真相にそれほどの驚きは感じない。それでも、探偵役のメンバーらによって次々に語られる推理はとても楽しく、古臭さをあまり感じることなく読むことができた。古典であることを前提に評価して4★というところだろうか。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.41
(5pt)

暇を持て余した神々の遊び

>「実際の確率は、おおよそ四十七億九千五十一万六千四百五十八分の一になるはずです。いい換えると、 
 それはゼロに等しいのです。どなたも異論ありませんか?」

> 第十項、彼女の顔つきから判断したところ、彼女は指先が非常に器用らしいです。

わたしだ。おまえだったのか。危うくだまされるところだったぞ。

上流階級の方々が、ヒマと金にものを言わせて犯人でっち上げ合戦を繰り広げる。
でっち上げ合戦を読みあううちに、探偵小説の語り口の違いに気付ける。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.40
(5pt)

暇を持て余した神々の遊び

>「実際の確率は、おおよそ四十七億九千五十一万六千四百五十八分の一になるはずです。いい換えると、 
 それはゼロに等しいのです。どなたも異論ありませんか?」

> 第十項、彼女の顔つきから判断したところ、彼女は指先が非常に器用らしいです。

わたしだ。おまえだったのか。危うくだまされるところだったぞ。

上流階級の方々が、ヒマと金にものを言わせて犯人でっち上げ合戦を繰り広げる。
でっち上げ合戦を読みあううちに、探偵小説の語り口の違いに気付ける。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.39
(4pt)

ヒネリすぎ。

ある男のもとに、製菓会社から新製品のチョコレートが送られてきて、ひょんなことから、そこに居合わせた別の男が、そのチョコレートを譲り受けることになり、譲り受けた男が、チョコレートを持ち帰って、妻と二人で食べたところ、妻は死亡。男も意識不明になる。……チョコレートからは毒薬が検出される。
 ……この事件の真相は、警察の捜査では解明されず、ロジャー·シェリンガムが会長を務める“犯罪研究会"の6人のメンバーが、それぞれ自分の推理を発表する。
 ……同じアントニイ·バークリーの『ピカデリーの殺人』の探偵役の、チタウィック氏が、ロジャー·シェリンガム氏と"競演“するという、バークリーの小説のファンには、興味深い展開です。
 ……ただ、なぜこの“犯罪研究会"でその事件を解明しようということになったのかとか、それぞれの推理が、演繹法に立脚したものか、それとも帰納法かというような、真相究明とはあんまり関係ないところで、議論がされていて、なんか回りくどくてややこしい。……それに、最後はちょっとヒネリすぎだと思う。……一つ手前の推理が真相でよかったんじゃないかと思う。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.38
(4pt)

ヒネリすぎ。

ある男のもとに、製菓会社から新製品のチョコレートが送られてきて、ひょんなことから、そこに居合わせた別の男が、そのチョコレートを譲り受けることになり、譲り受けた男が、チョコレートを持ち帰って、妻と二人で食べたところ、妻は死亡。男も意識不明になる。……チョコレートからは毒薬が検出される。
 ……この事件の真相は、警察の捜査では解明されず、ロジャー·シェリンガムが会長を務める“犯罪研究会"の6人のメンバーが、それぞれ自分の推理を発表する。
 ……同じアントニイ·バークリーの『ピカデリーの殺人』の探偵役の、チタウィック氏が、ロジャー·シェリンガム氏と"競演“するという、バークリーの小説のファンには、興味深い展開です。
 ……ただ、なぜこの“犯罪研究会"でその事件を解明しようということになったのかとか、それぞれの推理が、演繹法に立脚したものか、それとも帰納法かというような、真相究明とはあんまり関係ないところで、議論がされていて、なんか回りくどくてややこしい。……それに、最後はちょっとヒネリすぎだと思う。……一つ手前の推理が真相でよかったんじゃないかと思う。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.37
(4pt)

どんでん返しが2度あるよ!

面白かった。一回目のどんでん返しの犯人を私は真犯人と途中から考えていたので、やっぱり!と言い気になっていたらもう一回ひっくり返った!
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.36
(4pt)

どんでん返しが2度あるよ!

面白かった。一回目のどんでん返しの犯人を私は真犯人と途中から考えていたので、やっぱり!と言い気になっていたらもう一回ひっくり返った!
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.35
(4pt)

本格推理小説のパロディ

ロジックパズラーの古典である。

ロジックパズラーというのは仮説検証を繰り返す本格推理小説の形式の一つだ。

本格推理小説の最大の問題は、冒頭の事件と最後の謎解きの間に挟まる退屈な無駄話だ。この無駄話はミスディレクションのためにある。それを少しでも短くしようとすると連続殺人になる。

これに対しロジックパズラーの最大の利点は推理で物語を埋め尽くすことができることだ。

ロジックパズラーには、他にコリン・デクスターの『ウッドストック行最終バス』『キドリントンから消えた娘』『ニコラス・クインの静かな世界』があるがコリン・デクスターの作品ではモース主任警部が一人で仮説検証を繰り返す。しかし、本書では6人の人間が推理を披露する。

ロジックパズラーは、"推理→誤りの指摘→次の推理"の繰り返し、という構成になる。このため、推理が次々とバカげたものになっていく。その様は、まるっきりコントだ。おまけに"誤りの指摘"が新事実の提示だったりすると、そのアホらしさに笑いすら出て来なくなる。

仮説あるいは推理とは所詮そういうものなのかもしれないし、"現時点で発表されている作品は"と断るべきかもしれない。しかし、これがロジックパズラーの宿命ではないだろうか。

そう考えればコリン・デクスターが『ウッドストック行最終バス』『キドリントンから消えた娘』『ニコラス・クインの静かな世界』の三冊で、この手法を放棄したのを才能の枯渇と決めつけることは出来ないのではないか。

結局、ロジックパズラーは本格推理のパロディー以上のものには成り得なかった。

読んだことが無いからロジックパズラーがどういうものか知りたいという人もいるかもしれない。

そのためには1冊読めば十分だと思う。

ではどの本が良いかというと個人的には本書を推奨する。何といっても古典だしね(笑)。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.34
(4pt)

本格推理小説のパロディ

ロジックパズラーの古典である。

ロジックパズラーというのは仮説検証を繰り返す本格推理小説の形式の一つだ。

本格推理小説の最大の問題は、冒頭の事件と最後の謎解きの間に挟まる退屈な無駄話だ。この無駄話はミスディレクションのためにある。それを少しでも短くしようとすると連続殺人になる。

これに対しロジックパズラーの最大の利点は推理で物語を埋め尽くすことができることだ。

ロジックパズラーには、他にコリン・デクスターの『ウッドストック行最終バス』『キドリントンから消えた娘』『ニコラス・クインの静かな世界』があるがコリン・デクスターの作品ではモース主任警部が一人で仮説検証を繰り返す。しかし、本書では6人の人間が推理を披露する。

ロジックパズラーは、"推理→誤りの指摘→次の推理"の繰り返し、という構成になる。このため、推理が次々とバカげたものになっていく。その様は、まるっきりコントだ。おまけに"誤りの指摘"が新事実の提示だったりすると、そのアホらしさに笑いすら出て来なくなる。

仮説あるいは推理とは所詮そういうものなのかもしれないし、"現時点で発表されている作品は"と断るべきかもしれない。しかし、これがロジックパズラーの宿命ではないだろうか。

そう考えればコリン・デクスターが『ウッドストック行最終バス』『キドリントンから消えた娘』『ニコラス・クインの静かな世界』の三冊で、この手法を放棄したのを才能の枯渇と決めつけることは出来ないのではないか。

結局、ロジックパズラーは本格推理のパロディー以上のものには成り得なかった。

読んだことが無いからロジックパズラーがどういうものか知りたいという人もいるかもしれない。

そのためには1冊読めば十分だと思う。

ではどの本が良いかというと個人的には本書を推奨する。何といっても古典だしね(笑)。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.33
(5pt)

綺麗

予想より、綺麗だった。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.32
(5pt)

綺麗

予想より、綺麗だった。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.31
(5pt)

途中で止められない。

次々と展開される推理が、突飛では無いが展開の早さに引き込まれます。とにかく一度は読んでください。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.30
(5pt)

途中で止められない。

次々と展開される推理が、突飛では無いが展開の早さに引き込まれます。とにかく一度は読んでください。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.29
(4pt)

探偵小説の基本的な欠陥が見事に表現されている

若い頃読んだ時は本格推理の傑作と感動したが今回再読してそれほどの評価とはならなかった。本作は探偵小説という枠組みの中で行われる推理そのものを風刺しその基本的な欠陥を明らかにする事がテーマとなっており独創的ではあるが正統から大きくはずれた異端児といった印象が強い。

基本的な筋は記憶していたせいか全体的にまわりくどい理屈の記述が多く前半の3人の探偵までは退屈であった。後半の4番手の探偵シェリンガムからは鮮やかな推理の展開に引き込まれて一気に読めた。盲点を突く鮮やかなトリックには拍手喝采であるが本作を通常の探偵小説として見た場合その解決は強引であり動機などの心理面も表面的な記述に留まっており深みには欠けると思われる。

人物描写も現実感があり各人の個性がわかりやすく描き分けられているが推理の部分が多いため人間ドラマとしては物足りない。ただ脇役で登場する上品でお喋りなベラクル・ラ・マジレ夫人は生き生きとしていて印象に残った。

推理については帰納法と演繹法が示されておりその基本的欠陥が見事に示されている。特に演繹法を使ったブラッドレーの推理は後のエラリー・クイーンを思わせるほどであるだけにその結論は苦笑せざるを得なかった。演繹法が推理小説の王道であると長年信じ込んでいただけにこの部分は痛烈であった。

蛇足であるがチタウィックはブラッドレーの推理(2)を演繹法として分類しているがブラッドレーの推理(1)の誤りではなかろうか。また前半でシェリンガムがモレスビー首席警部にフレミング夫人が「演繹的推論」を引き出したと述べているがこれも演繹法とはいえないのではないか。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.28
(4pt)

探偵小説の基本的な欠陥が見事に表現されている

若い頃読んだ時は本格推理の傑作と感動したが今回再読してそれほどの評価とはならなかった。本作は探偵小説という枠組みの中で行われる推理そのものを風刺しその基本的な欠陥を明らかにする事がテーマとなっており独創的ではあるが正統から大きくはずれた異端児といった印象が強い。

基本的な筋は記憶していたせいか全体的にまわりくどい理屈の記述が多く前半の3人の探偵までは退屈であった。後半の4番手の探偵シェリンガムからは鮮やかな推理の展開に引き込まれて一気に読めた。盲点を突く鮮やかなトリックには拍手喝采であるが本作を通常の探偵小説として見た場合その解決は強引であり動機などの心理面も表面的な記述に留まっており深みには欠けると思われる。

人物描写も現実感があり各人の個性がわかりやすく描き分けられているが推理の部分が多いため人間ドラマとしては物足りない。ただ脇役で登場する上品でお喋りなベラクル・ラ・マジレ夫人は生き生きとしていて印象に残った。

推理については帰納法と演繹法が示されておりその基本的欠陥が見事に示されている。特に演繹法を使ったブラッドレーの推理は後のエラリー・クイーンを思わせるほどであるだけにその結論は苦笑せざるを得なかった。演繹法が推理小説の王道であると長年信じ込んでいただけにこの部分は痛烈であった。

蛇足であるがチタウィックはブラッドレーの推理(2)を演繹法として分類しているがブラッドレーの推理(1)の誤りではなかろうか。また前半でシェリンガムがモレスビー首席警部にフレミング夫人が「演繹的推論」を引き出したと述べているがこれも演繹法とはいえないのではないか。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015