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シシリーは消えた
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シシリーは消えたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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有閑主人公が金に詰まり従僕として勤める羽目に陥り、勤めた屋敷の夕食会には大学時代の友人や知り合いが来て、召使の立場で接しなければならない、という面白い設定で始まります。その後の小ネタも上手く効いていて、まあ大ネタは地味目なのですが、バークリーらしい起伏に富んだ話が展開します。初出は新聞の連載(デイリーミラー1926年3月〜4月) 軽くて明るい物語を読みたい人に最適です。 | ||||
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夕食会後の気晴らしで始まった降霊会で、“人を消すことができる 呪文”をかけられたシシリー・ヴァーノンが、本当に消えてしまった。 やがて脅迫状が届けられたり、女主人の宝石が盗まれる といった事件が次々と発生し、ついには、殺人まで起きる。 果たしてそれらの事件は、シシリーの自作自演なのか? それとも……。 真相を導き出すための手がかりが不十分で、正直アンフェアなのですが、 本作はパズラーではなく、クリスティ的なゆったりしたコージーなので、 めくじらを立てず、作品が醸す大らかな雰囲気を味わうのが吉でしょう (とはいえ「なぜ降霊会が開かれたのか」というホワイダニットは秀逸)。 結末も出来すぎなハッピーエンドで、いささかご都合主義的なのですが、 あの皮肉屋のバークリーが(新聞連載という発表の〈場〉を意識したとは いえ)、ストレートなサクセス・ストーリーを書いていたというのはなかなか 興味深かったです。 | ||||
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