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輝ける闇
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輝ける闇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
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昔大学時代に『オーパ!』かなんか読んで(あまりインパクトなかったけど)以来の開高健だ。最近の朝日新聞の書評でたまたま『夏の闇』が推薦されていて、それを読んだ後こちらを読んだんだ。 一言で言うと、どこまでも暗ーい感じ。人間の心の奥襞に触れるような。僕くらいのおじさんになると、うなづいてしまうところもあるんだけど。 でも、人間て裸になると何でも書けるんだよ。怖いことでも、気色悪いことでも、悲惨なことでも・・・。そういうのを持ち上げたり、ヘンに評価することは止めような。誰でもが感じるような醜悪なことを書いただけで(表現力は別として)もてはやすような最近のレベルの低い書評は勘弁してくれ。 最後に筆者が泣きながら逃げているところは人間の真実だと思う。誰も犬死したくないよな。僕は戦争に行ったことないけど、本当に地獄なんだと思う。若い君達、戦争するのは簡単だけど、平和は本当にタフでないと守れないと思うよ(説教ぐさくてスイマセン)。本当に強くないと人に優しく出来ないのと似ているな。 読んだ後、映画ディア・ハンターを見た後の気分とどこか似ていた。 | ||||
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これは開高健氏の最高傑作です。 釣魚旅行叙事詩「オーパ!」等、あらゆる開高氏の本を収集し、 その言語の豊穣に酔わされてきましたが、これが開高氏の最高傑作だと思います。 日本文学の、一つの頂点です。 | ||||
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開高の作品は、絶妙なバランスにおいて成り立っている。緊迫した筆致とどこかほのぼのした人の情景、ばらまかれる死と尿のにおいのしそうな食のエピソード、はりつめた一瞬とどこにも出て行けない持続する時間。これは、もしかすると背景とする60年代の特徴だったのかもしれない。このバランスを失う前の開高作品がたまらなくいとおしい。 | ||||
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