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(短編集)
みすてりい
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みすてりいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この傑作選は全5巻なのだが、他の四人、岡本綺堂、横溝正史、久夫十蘭、海野十三は名前も知っているし、それなりのイメージもあった。しかし不勉強なことに、この作者だけはまったく知らなかった。 ショートショートの先駆者ということだが、馴染みのある星新一の作品が最後の一段で予想外のところに出てしまう梯子のような作風だとすれば、城昌幸の作品は最後の一段でいきなり梯子自体がなくなってしまうような、そんなびっくりするような作風に感じた。 とにかく冒頭の「艶隠者」だけでも目を通してほしい。コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズのような謎に満ちた導入部からストーリーがどう展開するか。おそらくこの一作で本書を通読したくなる衝動に駆られると思う。自分がまさにそうだった。 大正から戦前戦後の暗黒から混沌の時代を背景に、あるときは怪奇・幻想的な味付け、あるときはSFや落語の人情話の香りとバリエーションが楽しめる作品集だ。 | ||||
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