(短編集)
若さま侍捕物手帖第四巻 悪鬼羅刹
- 通り魔 (99)
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1回/月の楽しみが4度目となり、往時を想い出しながらの再読/再々読。 全てが傑作とは言い難いものの、若さまの明るい性格が救いで、それなりに楽しんでいるところと言えましょうか。 | ||||
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昭和二十年代は作者の城昌幸にとって四十代に当たります(半年ほどずれますが)。この間、探偵小説雑誌「宝石」の編集に携わり「本陣殺人事件」で金田一耕助を世に送り出しつつ、自らも多くの作品を作り出しました。 この巻所収の十八編は昭和二十四年から二十五年に発表されたもので、戸田和光先生の書誌によれば発表された雑誌が九つに及びます。頼まれたら どこにでも書いてたとしか思えず、恐ろしいほどの才能と活力です(これでも二十七、八年よりおとなしいんですが・・・)。 この十八編、掲載誌の違いもあって長さがまちまちですが、変化がついてかえって面白くなっています。個人的には一番短い「風来坊」が好きです。一瞬出るだけの端役に(浪人の山内さんとか)一々名前をつけるようなバランスの悪さがあって上出来とは言えませんが、短いだけに勢いがよく粗削りな魅力があります。山内さん とぼけてて面白いし。 「狂女失踪」は第一巻の「猿回し」と同じ道具立て(精神を病んだ娘、座敷牢、近親者が持っていた牢の鍵)で全然異なる印象の作品を作り上げています。単行本未収録だったので読み比べてみるいい機会では? 作者はこの後「手長島」という三つ目の作品(七巻あたりになるでしょうか)を作っていて、これまた読後感の違う傑作に仕上げています。すごい力量です・・・ | ||||
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