■スポンサードリンク
新章 神様のカルテ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
新章 神様のカルテの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.70pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 41~60 3/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作は漫画チックな作品とばかり誤解していたけど、「新章…」はいよいよ大学病院が舞台と知って、私が主宰する 「つぼみ会」という読書会で取り上げて1月の例会で会読します。もっとも、私が先に通読して、これならということ で会員に勧めるのが慣例です。例会は年4回ですので、貴重な一冊なのです。主人公は若い内科医で患者本位の真摯な 診療方針に胸打たれました。私自身、27年前に直腸がんの摘出手術を受け、若い先生の慎重なメスのお蔭で今日が あると思っています。作中で若い母親でもある膵臓癌患者に「生きる義務がある」と諭して入院治療を勧める場面に 深い感動を覚えました。著者の実体験に基づいた作品だけに、多くの読者にお勧めしたい一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多少新品よりは汚れているが中は十分きれいで申し分なし。中古でなければ☆5、ぜいたくか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです。作中の人物が物凄く素敵で、読み終わるのが怖くて、いつもより時間をかけて、大切に大切に読み進めました。いいですよ、物凄く! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中古品でしたが。とても綺麗でした。楽しく読ませていただきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大学病院の実験室に勤めていた経験があります。その後転職して別の職場で働いていましたが、癌になってしまったので、かつての大学病院に通院しました。けれど医師の高圧的でカルテと腫瘍しか診ない態度も、忙しくてまともに問診の時間もないナース達にこちらのメンタルがやられてしまい、転院しました。 大学病院には一止先生達のような方は、絶対生き残れません。医局から飛ばされる人を何人も見ました。現実は大学病院はパン屋です。でもこんな医師達が居てくれたら、と理想と希望が心に残りました。 星一つのレビューの方もいますが、漱石ファンとしてはその方の気持ちもよくわかりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久々の新刊に開く前からワクワクしました。そして、やっぱり裏切らない、読み応えのある作品でした。 私も好きな松本の街並みと文語めいた主人公の話し方、とりまく人々の温かさがテンポよく描かれていますが、テーマはやはり『終末医療』。 『ひとりで歩むには過酷な道も、誰かとともに手を取り合えば進むことができるということだろう。』 家族やごく親しい人だけでなく、医師とも医療関係者とも手を取り合えれるんだと思うと本当に心強い限り! しかし、どの患者も医師との向き合い方が素晴らしいこと。こんな医師に出会いたいと言う前に、まず我が身を振り返るところから始めようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この物語の中の時間は、本当に穏やかに過ぎて行くように感じます。実際は目が回るほど忙しく、恐ろしく大変なことがたくさん起きているにも関わらず、どこか心が安らぐような時間が流れています。 私はこの空気感を愛してやみません。 冷静で穏やかな中にも熱いものを持っている栗原一止が紡ぐ言葉を読むと、じんわりと、熱いものがこみ上げて来ます。彼の物語を、これからもずっとみていきたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
栗原先生は患者第一に行動するので、大学病院という組織のルールにがんじがらめになって思うように動けない。 医療の理想と現実のギャップ。それでも持前の皮肉と毒舌で正面から体当たりするさまがたまりません!私もこんなウィットに富んだ皮肉が言いたいな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
神様のカルテシリーズは全て読んでいますが、本作品は秀逸です。大学病院での勤務の過酷さ、不条理さの中で、膵癌患者に一人の医師として苦しみながらも向き合った一止。神様のカルテシリーズは医師の過酷さだけではなく、信州の大自然を感じさせてくれます。人々の関りをとてもユーモラスに表現しているので、読んでいると思わず笑ってしまい心が温まる場面も多いです。二木さんの自宅から見える蕎麦の花の銀世界は二木さんの人生と対照的に表現されていて心に残りました。とてもお忙しいでしょうが、自作を楽しみにしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
星1とかなり厳しい評価をさせていただきました。以下ネタバレを含みますので、ご注意ください。 私は2009年の一作目からこのシリーズを愛読してきました。本作もまた、大学病院という場での葛藤が描かれており、読むまえから非常に楽しみにしていました。ところが読み終えてみると、なぜか引っかかるものがありました。もう少しはっきりと言えば、主人公の行動に疑問を持ってしまったのです。この主人公は、自分が患者を守りたい一心で、自身が周りに支えられていることにあまりにも無関心ではないでしょうか。本作では、そのような描写が数多くみられます。例えば、双葉が一止の研究に協力してくれるシーン(pp. 42~43)、あるいは偏頭痛に悩む一止のために、新発田(利休)がオトギリソウ茶を淹れてくれるシーン(pp. 130~131)、ほかには鮎川(お嬢)が二木を救うために、時間外まで働いて一止を手伝うシーン(pp. 222~223)が挙げられます。なぜこのいずれの場面でも、一止は「ありがとう」あるいは「ありがとうございます」といった言葉をかけないのでしょうか。新発田の場合は、比較的当人の負担が小さいいため、そこまで咎めなくても良いかもしれません。しかし双葉や鮎川の例でいえば、明らかに当人にかかる負担は大きいといえます。にもかかわらず、なぜ一止は「助けてくれ」(p. 42)や「物好きなことだな」(p. 223)といった言葉で片づけてしまうのでしょうか。 思えば本作は、主人公に都合のいいように描かれているようにみえます。私がこのシリーズを好んだのは、「周りの人に嫌味をいわれながらも、自分の信念を貫き通す姿勢」に共感したからでした。しかし本作は、信念を貫くうえでの困難さがそがれ、その格好よさだけが前景化しているようにみえます。例えば新発田が飯山行きを知る場面は、「当の利休本人は、医療の最前線に出られることを存外楽しみにしている節さえある」と、非常にあっさりとしか描かれていません(p397)。これはあくまで私の推測ですが、新発田にとってはもしかしたら飯山行きは本意でなかったのかもしれません。もしそうだとしたら、上司である一止に心配をかけまい、あるいは自分のことで責任を感じてほしくないと思い、あえて強がっているようにも読めます。一止は、本作を通してずっと新発田の事を気にかけていました。新発田の愚直なまでの真面目さに心底感心していたし、飯山行きが秘密裏に決まった時には北条に食ってかかっていました。にもかかわらず、なぜ彼の将来をたったこれだけで終わらせてしまえるのか、私には理解できません。一方でたしかに本作では、一止は宇佐美(パン屋)をはじめ、局内のナースとの対立に悩まされます。しかし宇佐美に関して言えば、散々対立したにもかかわらず、結局主人公は昇格して終わります。一止が好きな漱石作品と対比するなら、教頭をボコボコにして、結局左遷されてしまう『坊ちゃん』とは対照的です。また一止や新発田は、患者の方針をめぐってナースやケアマネージャーと対立し、自分たちの意見をなかば強引に通します。しかしそのあと、一止たちが直接嫌味を言われるようなシーンは描かれていません。 主人公の視点から都合よく描かれてしまうことによって、見えなくなってしまったものがあります。例えば上のナースとの対立を素直によめば、ルールに盲目的に従うナースやケアマネージャーと、ルールをあえて破ってでも患者の意思を優先する新発田や一止の対立という図式になるでしょう。たしかにルール自体を絶対化する姿勢は、必ずしも良いとはいえません。では一止たちの行動は褒められたものなのでしょうか。見方を変えれば、一止がナースやケアマネージャーといった立場の低い人たちに対して、医者という自身の権力に従わせているようにも捉えられます。ルールというのは本来そのような特定の人物の権力性を防ぐためにあります。とくにこと大学病院において、なぜそれほどまでにルールが必要とされるのかを考えなくてはいけません。それは本書にもある通り、大学病院が多くの人の協力によってひとつの医療行為を成り立たせている場所だからです。なればこそ、ルールを安易に批判するだけではなく、それに拠って成り立っている様々な人々の営為に注意を向けなければいけないのです。にもかかわらず一止は、上記の通り、周りの人が協力してくれることにあまりにも鈍感です。それは彼が地方の私立病院出身だからという理由で片づけられる問題ではありません。 ここまで論じるのも、私が本シリーズを本当に好きだからです。とくに『神様のカルテ3』は、木幡医師とのやり取りをめぐって、一止自身反省を迫られ、それでも前に進もうとしている点が、非常に素晴らしいと思います。『神様のカルテ3』で、一止は己の医療技術に磨かねばと決意し、本作のとおり、大学病院に進みます。そのうえで問いたいのは、一止が改善しなくてはいけないのは医療技術に限られるのか、という点です。最後にこの点を追及します。 私が本作を通して気になったのは、一止の年下に対する高圧的なふるまいでした。この点について、主人公は漱石作品からあまり良くない影響をうけてしまっているようにみえます。すなわち、マウントを取ろうとするところです。マウントとは、他者に自分の存在を誇示する行為を指します。マウントする人の心理には、とくに自分より下の人間だと思っている相手に対しては自分を低くみられたくないという思惑が働いています。漱石の作品では、マウントを取ろうとして孤独に陥る登場人物が散見されます。たとえば、『それから』の代助、『彼岸過迄』の須永、『行人』の一郎、『こころ』の先生が挙げられます。彼等はしばしば、女性や同僚、幼馴染、弟、そして「教え子」に小難しい講釈をたれます。たしかにそれらの多くは、彼らが真摯に悩んでいるからこそ発話されます。しかし、もったいぶった言い回しは、本人の意図にかかわらず、「あなたには分からないでしょうが・・・」といったニュアンスを多分に含ませてしまうのです。そしてときにそれは須永のように、「あなたは私を馬鹿にしている」と相手から言われてしまいます(詳しくは、手塚マキさんの『裏・読書』をご覧ください)。 翻って一止をみると、やはりそのようなマウントが認められます。なかでも彼の一番のマウントは、「私は誰よりも患者のために働いている」というものです。付言しておくと、そのような信念を持つこと自体は素晴らしいものです。しかしその信念は内に秘めておくべきであり、それによって安易にマウントを取ろうとするのは大変まずいのです。一止は、外村(後藤)看護師が協力してくれた場合には深々と頭を下げられるのに(p. 361)、年下である双葉や鮎川が協力してもまともに取り合いません。そんなことをしたら年下に見くびられてしまうのではないかと、内心思っているようにも読めます。しかし双葉の立場になって考えてみてほしいのですが、こちらが研究を手伝っているのに、ありがとうの一言も言わない相手にずっと協力するでしょうか。いま一止に求められているのは、本庄病院ではあまり問われてこなかったことです。大学病院という様々な医療従事者が集う場で、ルールに真っ向から背を向けてしまうのではなく、周りに感謝の言葉を伝え、ルールを踏まえたうえでより円滑で柔軟な協力体制を構築していく、それが一止にいま一番求められていることではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
栗原先生にとっての「草枕」が、自分にとって「神様のカルテ」です! 一生そばに置いておきたい一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新しい一止先生がみれた やはり、深く染みる話 医療を真に捉えている | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
臨床と研究、臨床医と大学人という医者ならば一度はぶつかる壁を叙述的な表現で柔らかく表現している。最後のどんでん返しはさて置き、臨床医とは確たる決意が必要であると改め得て自戒するに至るストーリー。生死を扱うが神ではない医師の苦悩と弛まない努力。 立場が違う医者がたくさん出てくるが、それぞれに正義があり、仁術たる医療の信念がある。実に大学医局とは複雑な組織である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
松本平に生活しているため、文章から景色が浮かび上がってきます。言葉を大切にされている文章に今回も引き込まれ、心が洗われました。初刊から読み返して物語の奥行きを味わい直しました。次作も楽しみにしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一止先生、大学病院で大変そうだけど、さらっと返す言葉が、面白すぎて、笑った。最後は、号泣。夏川草介さんの本は、めっちゃ、好きです。次号も楽しみに待ってます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
待望の新刊!いつもと変わらぬ一止とハル、そして周囲の心暖まる人達。読んでいて本当に心が落ち着きます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
定期的に「神様のカルテ」で検索して、最新刊が出ないかなと思っていて、昨日(4月9日)に久しぶりに検索したら、なんと今年の1月下旬に新刊発行とは! 慌てて今日本屋に買いに行き、(もうその時点で3部)一気に読破してしまった! 前回は「ゼロ」だったので、3からの続きとしては7年ぶり。 新作を読めた幸せと、内容に感動。 前から思っていた映画の設定(ラスト)を持ってきて欲しいなと希望してたらあっさりクリアー。 新たな登場人物と前からの主人公を支える人物、まだ出てこなかった人の登場など盛り沢山で楽しかった。 あとぜいたくを言えば、あの方まで(イーストウエスト)さん、まで出てくればと思ったけどそれは次巻意向で。 買ってよかった、読めてよかった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の医師が大学病院へ転勤してからのお話。 子どもも生まれていますが、相変わらず多忙のようです。 大学病院に今までお世話になったことも、もちろん勤めたこともないので、その裏側が覗けて(?)よかったです。 今回も重症な患者さんが登場し、治す仕事でもあり、見送る仕事でもあるお医者さんの仕事は辛いなと思いました。 とても感動できるいいお話だったのですが、医療用語の解説が欲しいなと思ったので星4で。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は全作読んできましたが、待望の新作ということで迷わず購入 毎度のことですが、暖かいストーリーの中にところどころユーモアが散りばめられていて、本当に素敵な作品だと思います! もう一度シリーズを読み返したくなりました 次回作も楽しみにしながら、、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誠実に患者と接する一止に、涙が溢れます。 毎回泣けますが、心温まる話に心を癒されています。続編を期待しています | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!