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神様のカルテ3
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神様のカルテ3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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第1巻と2巻で感じたことは次の様なことでした。善人ばかり出て来る小説は、話題を続けていくのが難しく、結局は「ほんわりとした物語」に終わってしまい、読者を安心はさせてくれますが、真の意味での感動とはほど遠いものとなってしまいます。その典型とも言える一作でしょう。しかし、そうなるとある意味で漫画やスポーツ新聞と同じ様に、単なる時間つぶしの「作品」ではなく「物」となってしまいます。楽にどんどん読める作物を読むたびに、そう感じてしまうのは自分だけでしょうか?ーということを感じたのでした。ですから、レビューは同じものを書いておきました。 さて第3巻はと思い読んでみましたが、感想は「善人ばかり出て来る小説」という面では同様ですが、 ただ、一見「敵役」というか「対立する」登場人物を置いた所が少々工夫したかな、と。一人は女医さんであり、もう一人は前巻にもちょっと登場した事務長です。しかし、この二人もただ「一生懸命人間」なだけであって、悪役とはいえませんし、真の意味で悪意を秘めた人物とは言えません。一見医療事故と思える事件も、結局は善意の患者の裁きで解決。しかも甚だ浪花節的な。これなどは、突き詰めて書けば、迫力のある医療の実態に迫れたのに、やはりほんわりと着地です。もとより読み易さが第一、読者に感動ではなく安心感を与えるのが、作者に意図でしょうから。まあ、ここまで来たら、読み易さにノッテ最後の巻迄読んでみましょう。 | ||||
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映画では見ていない「神様のカルテ3」を読んでみました。 今回は転勤してきた同僚の先生の考え方に触れ、主人公の人生が変わっていきます。 あと、いろんな患者さんが出てきて、その1人1人に真摯に向き合う主人公の姿勢が好きです。 ただ、第1章以外は書き下ろしということですが、もともと長編の予定でない1章を無理やりくっつけた感じがあり、第1章だけ少し浮いている感じがします。 そこでなんとなくダラダラと長いというか、全体的にまとまってない感じがしました。 それと、主人公に影響を与える転勤してきた女医さんの考え方は極端で、気持ちは分かるけどそういう態度はどうかなと思いました。 そして最後のほうで女医さんの態度は少し軟化するのですが、そのきっかけが分からないというか、突然でした。 とてもいいお話で、星4にしてもよかったのですが、もう少し構成的なことで工夫が必要かなと思い、星3にします。 | ||||
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1、2巻を読んでいるのが前提の作品 安心して読めるのは前作、前々作と同様だが 2巻で感じるような深い感情のうねりは見受けられない。 2巻の後日談。読者の為に書かれたファンブックといった感じ。 面白くない作品ではないが、ただの一個で満足感を得られるような作品でもない。 神様のカルテの世界観が好きで、少しでも浸りたい…そう思える人だけが手に取ればよろしい。 | ||||
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1巻から読んでいる事が前提ですが、小説として熟成されている印象です。 1巻は、地方の医療現場の苦悩を小説という手法で伝えたかったのかと思っていましたが、2巻では、単に医療物を超えた感動がありました。 そして、3巻はどうかというと、2巻のような感動は残念ながらありません。それでも、医療人として負う責務の大きさは十二分に伝わってきます。原点に戻ったのかな・・・・、でも小説を楽しむには、少し残念です。 これが、完結編であって欲しいと願います。 <ネタばれ、読了後に・・・> 大学病院の医局は、魑魅魍魎の棲む伏魔殿の様なところですから、続編が出ると栗原一止のヒューマニズムが崩壊し、ハルの清涼感が失せてしまいそうですね。from同業者 | ||||
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