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HELLO WORLD



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【この小説が収録されている参考書籍】
HELLO WORLD (集英社文庫)

HELLO WORLDの評価: 3.57/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(5pt)

映画を観た後に

映画では分かりづらかったことをこの本で自分なりに噛み砕いてみたりしている。
そしてまた映画を観ると、違ったものが見えてくるかも。
オススメです。
HELLO WORLD (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:HELLO WORLD (集英社文庫)より
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No.15:
(4pt)

よくできてるけど

現実の京都で起きたこと完全にコピーしたALLTALEという仮想世界で起こるセカイ系。設定が複雑で、自分で物語を補完する必要があって、最後の爽快感を存分に味わえなかった……。以下、ネタバレ。

2027(現実)
 ヒロインが落雷で脳死になる

2037(現実。物語の前日譚で書かれていない)
 ヒロインを目覚めさせるために、主人公はALLTALEの中から彼女の意識データを持ち帰ってくる。
 それによってALLTALEのヒロインは消えるが、現実のヒロインが目覚める
 だが同時に主人公はALLTALEから戻ってこれなくなる
 ※『精神と肉体が同調』していないと、ALLTALEのデータは現実の肉体には入らないという設定がある。ALLTALE内のヒロインが消えて、ALLTALE内の主人公が傷つくが、構わないと計画を実行した主人公の精神は幼稚で自己中心的になり、現実の肉体に戻ってこれなくなる。

2027(小ALLTALE。ALLTALE内のALLTALE。物語の前半部分)
 主人公がヒロインと仲良くなる。
 ヒロインが落雷で脳死になる

2037(ALLTALE。物語の後半部分)
 主人公は小ALLTALEからヒロインの意識データを持ち帰ってくる
 主人公も小ALLTALEから戻って来れる
 ※ALLTALEに物理的な肉体はないので、小ALLTALEで精神が幼稚になった主人公も戻って来れる。現実とは異なることが起きているので、ALLTALEの自己修復プログラムを、現実のヒロインがオフにしている。
 小ALLTALEの主人公が、小ALLTALEのヒロインを連れ戻しに出て来る
 ALLTALEの自己修復プログラムを止めるために、主人公は小ALLTALEの自分に消される
 →精神が成熟して自己中ではなくなる

2047(現実。物語のラスト)
 精神が肉体に追いついた主人公は、ヒロインによってALLTALEから救い出されて目覚める
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No.14:
(4pt)

まだ読んでいる途中です。

映画を観て面白かったので購入し、現在半分程読んだのですが、映画同様面白いです。
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4087458865
No.13:
(5pt)

凄く良い

内容は凄く良かったです。
しかし購入したバリューブックスと言う販売店は最悪でした。
非常に良いだったので購入させて頂きましたが表紙、中身共に非常に汚い(開くとゴミや髪の毛が大量に挟まっている)商品が届きました。
対応まで悪いのに商品まで悪いとは良い所が一切ありませんでした。
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No.12:
(4pt)

ifとの比較

もともとハヤカワSFは中学自分から読み続けている自分は、かなりインスパイアされていると思われる同映画で感動しましたので、同書とスピンオフのifを購入いたしました。
レビューの評価はもっぱらifが高評価でしたが、私は真逆でした。
まず、文章力。筆者な野崎氏もあえて作中にイーガンや、映画中の主人公の本棚にクラークなど王道を散らしてあるあたりお好きなのでしょう。
文章力も基本はラノベ畑の方なのでしょうが、必要以上に登場人物がキャラ枠に沿った会話は不必要なハイテンションを繰り広げることもなく、丁寧に描かれています。
映画の補完という意味では、映画では重要なシーンがほんの一瞬であったりしますので再確認プラスαが望めるといった具合です。
半面ifは完全に、文章力の低いラノベでした。ヒロインの性格変遷も過程がなく唐突で、基本映画の流れにのって背後にいたというだけのもの。ほぼほぼSF的ロジックの語りはなく、正直買って損したと思いました。
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No.11:
(4pt)

世界観が面白い

どんでん返しがすごかったが少し難しい話だった
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No.10:
(4pt)

仮想現実とタイムトリップ

さくさく読めます。SFとしてはかなりライトです。仮想現実とタイムトリップの組合せで面白い作品でした。
映像化されれので楽しみです。グロさなどはないですが、パプリカっぽさを感じました。
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No.9:
(4pt)

つい、天気の子と比べてしまう⁉️

天気の子とテーマが同類であるため、印象として、似ているが、主人公の直実が最初はヒロインの一行瑠璃に苦手意識をもっている状態から恋愛感情をしだいに成長させていく過程と直実自身も成長していく過程が天気の子の帆高に比べて、努力を積み重ねて、来るべき運命と対峙する姿は好感できる。
特に一行瑠璃は魅力的なヒロインで天気の子の天野陽菜が天真爛漫であるのに対しツンデレで無愛想で笑わない彼女が、次第に直実に惹かれていく様子が秀逸である。
天野陽菜が登場した時から、可愛さ全開で最後までいくのに対し、物語後半にいくにしたがって可愛さが増していく様子が堪らなく魅力的である。
特に直実が、橋の上で落雷を防いでから、
一行瑠璃とのやり取りが切なくていい。
ただ、小説の冒頭部分の描写が映画で登場しないのが残念。
原作を読んでから、映画を観賞したが、ほぼ違和感はなかった。やはり、10年後の僕カタガキナオミに対し、高校生の堅書直実が当初は10年後の自分の力を借りつつも最終的には、自分の決断と行動で一行瑠璃を奪還するあたりは心理描写も含め秀逸。
クライマックスで鼻血を流しながら、頑張って戦う姿も好感が持てる。天気の子にはない戦闘シーンがあるのも、男性向けだと思う。ラストは確かに立場が逆転する。
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No.8:
(5pt)

各場面の補完

映画で伺い知ることの出来なかった各々の心理描写が書かれているので、個人的な満足度は高い
映画でよく理解出来なかった場面がある人は是非読んでみてほしい
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No.7:
(4pt)

少年の成長と青年の苦悩に心揺れる一冊

同名のアニメ映画の原作。著者はライトノベルで活躍されている野崎まど氏。
舞台は2027年の京都。主人公の堅書直実が10年後の未来から来たカタガキナオミに出会い、将来の恋人である一行瑠璃を危機から救う使命を授けられ見事守り抜く前半。ナオミの過去が明らかにされ想定外の展開にもつれこむ後半。甘酸っぱい恋愛と目まぐるしいSFを混ぜたような作品です。
記録されたコンピュータに複製された世界と現実の世界が混じり合うという設定は複雑で一度では理解しにくいですが、見所は直実の成長とナオミの葛藤。
気になる人と思いや考えを共鳴させることで距離を縮め、その人を喜ばせるために寝食を忘れて無我夢中になる。内気で優柔不断だった直実は、守るべきものを見つけて先の見えない未来に飛び込んでいきます。一方ナオミは、自分の目的を果たしたあと直実を一旦は切り捨てるも、偶然再会して成長した直実のひたむきな姿を前にすべてを受け入れ、自ら作った世界に殉じようとします。
自分としては、瑠璃を取り戻すために科学者を志し、実験を重ねたことが災いして足が不自由になっても諦めなかったナオミの心の中をもっと覗いてみたかった。
「少年の成長」と「青年の苦悩」というテーマでもう少し掘り下げていれば、より心に残る作品になったのではないでしょうか。
著者の他の作品も読んでみたくなりました。
HELLO WORLD (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:HELLO WORLD (集英社文庫)より
4087458865
No.6:
(4pt)

甘口レビュー(ネタバレ注意)

読みやすくておもしろかったです。
序盤はインパクトのある展開もなく、冴えない主人公の独白に読むスピードも乗らなかったけれども、未来の自分が現れてから、少しずつ物語に引き込まれていった。
年齢の違う同一人物の会話にズレがあって可笑しみがあります。
直実と瑠璃が本好きで図書委員がきっかけで仲良くなる過程は青春小説的な甘酸っぱさ。
好きな人を救うために、未来の自分がやってきて、主人公を成功の未来へと導いてくれる――……という思わせぶりな展開で、それだけでも面白いが、後半はSF的転換が炸裂。
後半からラストにかけて捻りがあって、ぞわっとくるシーンもあり、クライマックスの何でもありのぶっ飛び感覚に溺れそうになりますが、その辺はアニメーション映えしそう。
超越的世界が変貌していく様を、どう映像的に表現するかぜひ見たいところ。
とにかく、どう着地するか最後まで予想できず、一気に読んでしまいました。
パラレルワールドっぽくて驚きを感じたラスト……「やってやりました」という瑠璃の台詞に想像が膨らむ。
読む前はこの作品の題名にピンとこなかったけれど、読み終えてみると、良いタイトルだと感じました。
ハロー どうも 僕はここ~♪(違う)
HELLO WORLD (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:HELLO WORLD (集英社文庫)より
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No.5:
(4pt)

最強マニュアル

俺は同名映画を鑑賞後の10年後のお前であり、
本書を既読後の僕である。

映画の映像はさぞ美しく、可愛らしいキャラクターに
俳優を起用したキャストもきっと、たぶん、
期待以上に、素晴らしい演技だっただろう。

そこでお前は復習を兼ねてノベライズ本を探して、
この商品のレビューを見に来た。違うだろうか。

残念ながらこの商品は求めている、
ノベライズ本でも、ましてや自己啓発本でも無い。
ノベライズ本は別途出ているので、
下記に記載したそちらを買うべきだ。
> HELLO WORLD 映画ノベライズ
> みらい文庫版 (集英社みらい文庫) 新書 – 2019/8/23
> 松田 朱夏 (著)

だがお前は、映画のスタッフの一人、脚本の
野崎まどが気になって本書に目をつけたのであれば、
是非とも、本書よりも先に読んで欲しい二冊がある。

一冊目は、[映]アムリタ (メディアワークス文庫)だ。
作者のデビュー作であり、亡くなった彼氏の為に、
自主制作映画を作る天才と翻弄される主人公の物語だ。
映画のシチュエーション的に類似する点も多く、
センスの尖った会話や濃いキャラも多いのが魅力だ。
特に、映画の結末に衝撃を受けたのであれば、
作者の芸風として確立された本作がオススメだ。

二冊目は、know (ハヤカワ文庫JA)だ。
映画の中に登場する、量子記録装置『アルタラ』や、
手袋ガジェットの『神の手《グッドデザイン》』は、
本作の人造の脳葉『電子葉』や『啓示装置』などが
元になっている(であろう)。描写も濃いので
映像主体の映画に比べ読み足りないということは、
まず無いだろう。また本作の舞台も、映画と同じ京都だ。

knowは作者がアニメ業界の関係者に注目される
きっかけとなった作品であり、後に
『正解するカド』の脚本として指名を受けている。

上記の二冊は特に映画に類似している点が多い。
なぜこの二冊を、先に読ませようとするのか?
と言うと、本書が物足りない部分が多い為である。

野崎まど入門としては、デビュー作以上に衝撃は少ない。
製作委員会方式の弊害と言うべきか、映像化を念頭に
置いているために、かなり持ち味を損ねてしまっている。

余談に、三冊目だが、アニメのノベライズ本として依頼を受け、
アニメファンとアニメ関係者を全力でぶん殴って来た、
ファンタジスタドールイヴ (ハヤカワ文庫JA) もオススメだ。

なお、野崎の崎はたつさきであるが旧字であるため、
文字化けを懸念して、面倒なのでそのままにしている。
HELLO WORLD (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:HELLO WORLD (集英社文庫)より
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No.4:
(4pt)

青春でありSF

内容が少し難しい部分があるけど面白かった! 中盤までは盛り上がりに欠けるけど、中盤から青春あり、ハラハラ感ありの内容。 終盤はシリアスな展開にもなり涙が出る内容だった。 自分的には好きな小説だった。 映像化されるみたいなので映像でどう表現されるのか楽しみ。
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No.3:
(5pt)

ごく自然に涙が出てきた

どう映像化されるのか
期待しています
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No.2:
(5pt)

あなたの持った全ての思いが作品の魅力になります

本作品を読む前の人にも、既に読んだ人にも是非やって欲しい事があります。

【あなたが抱いた疑問や違和感を大切にして、もう一度作品を読み返してみてください】

もちろん、本作『HELLO WORLD』は、9/20の映画公開がとても楽しみになる傑作です。1度読めば読者は世界観に期待を抱き、青春に胸を打たれ、ストーリーに興奮するでしょう。
しかし、きっとそれと同時にいくつかの疑問や引っ掛かりも得るはずです。だから私は声を大にして言います。

「そこで立ち止まってしまうのは勿体無い!!」

飽きさせないストーリー展開や魅力的なキャラクターを知り、あなたが抱いた思いや疑問全てをぜひ大切にしてください。それらを作品に問いかけたのなら、本作品はきっと応えてくれます。
読者の抱いたものが作品の1つのピースとなり、そのピースが嵌まった瞬間、新たな景色が見えるはずです。その快感こそが、野﨑まど(パズル)作品の大きな魅力と言えるでしょう。

「HELLO WORLD」。それが本作のタイトルであり合言葉です。
HELLO WORLD (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:HELLO WORLD (集英社文庫)より
4087458865
No.1:
(4pt)

映画ノベライズ、「過去は覆せない」VRと時間パラドックスに挑む王道ストーリー

はじめに、星4の評価であるが、これは「小説」であることを前提とした評価であることを断っておく。
映画の原作であることが既に発表されており、様々なメディアで展開される「ストーリー」として評価するならば、これは星5の評価となる。

あらすじで紹介されるように、本作はVRのような仮想現実の世界観の中で、過去改変に挑む時間SFの流れを汲んでいる。多くの傑作時間SFにみられるように男女の恋愛感情が発端となる基礎格子を忠実に展開し、かつ、世界観の説明に終始させずに男女の関係性に重きを置いているため、SFを読まない人でも感情移入がしやすい。
小説では〈一つ目のどんでん返しまで〉主人公の堅書の一人称が長く続き、ごくまれにヒロインの一行の一人称が挿入される。これは映画では堅書のショットが多く登場し、ボクとキミの関係とされる「セカイ」系の中で、男性主人公に深い感情移入を促す仕組みと考えられる。最初は一人称での独特の感情表現が感情移入を妨げるが、徐々に読者と主人公が同期するにつれて、あなたはヒロイン一行瑠璃を救う主人公を応援するようになるだろう。
そして一回目のどんでん返し──セカイの転回が始まる。ここから終盤までの流れは秀逸で、セカイ系青春SFで青年層に受け入れられやすい甘酸っぱいストーリーが続く。

著者の野﨑まど氏は、デビュー作『〔映〕アムリタ』で二重・三重の「どんでん返し」を仕掛ける作風を確立し、ライトノベルを中心に活躍されてきた。SFレーベルでは早川書房より『know』が刊行され、京都と拡張現実を舞台としたエンタメ小説を展開された。
近年、アニメ『正解するカド』など映像分野の脚本を手掛けるようになり、『正解するカド』ではどちらかというと『〔映〕アムリタ』系列のライトノベルの要素が強い結末を描き、特に終盤については好みが非常に分かれるものとなった。今回はカドとは対照的に、結末までの格子が時間SFの体裁を強く持つことから安定しており、著者の「どんでん返し」も綺麗に決まった感がある。

最後に。小説であることを前提にした場合の星1減点の理由は以下の通り。
* 著者のSFの特徴であるが、フィクションとした仮定と現実の物理理論だけで説明のつかない現象が今回もみられ、ストーリーを綺麗にまとめるために説明不足な箇所がみられる。
HELLO WORLD (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:HELLO WORLD (集英社文庫)より
4087458865

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