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HELLO WORLD
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HELLO WORLDの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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映画「HELLO WORLD」は大変感動的なアニメだったので、原作を読みました。しかし、どうも映画の感動と一致しません。これはどういうことなのか…分かりませんね。満足できませんでした。他の本を紹介して失礼ですが、集英社「ハロー・ワールド イフ -勘解由小路美鈴は世界で最初の失恋をする-」(著者・伊瀬ネキセ、イラスト・堀口悠紀子《「HELLO WORLD」のキャラクターデザイン・作画監督の方》)の方が面白かったです。 | ||||
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友人が買ってきて読んだが、キャラのイメージや世界感のイメージが全然、頭の中で構築できなかった。 まず名前が特殊すぎて、あれっ?名前なんだっけ?勘解由小路三鈴(かでのこうじ)って何だよ!読み方忘れて、三鈴でいいやとなった私! アニメがあるからそっちを見たらまだ分かりやすいのかな? | ||||
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映画のために作られた小説なのか、どこか物足りなさを感じる小説になっていた。 でも、映画は面白くキャラに溶け込めて凄くよかったと個人的には見てきた映画のなかで上位に置いてます。 | ||||
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野崎まど作品全部読んでますし、売ることもなく大事に持ってます。一番好きな作家さんと言っても過言ではない。 随所に野崎まどらしさはありつつも、野崎まどの描く狂気みたいな成分が僕には物足りない感じでした。 そんな僕はファンタジスタドールイヴの狂気が忘れられません。 | ||||
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MW文庫から全部まど先生の作品を読んでいますが 大衆向けに意識して書いたのか、若干いつものパンチが弱い気がしました 同時期にバベルを読んだせいもあるのか、いつものまど先生らしさというのが中盤辺り″先生″の本性が現れたときが一番ぐっときた気がします ラストはあっさり終わった感があってちょっと物足りないきがしました とは言っても求めるハードルガン上げしてるだけだと思うので、普通に読む分には面白いと思います | ||||
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メディアワークス文庫や電撃文庫、講談社タイガと各レーベルを渡り歩いてきた野崎まどだけど、今回集英社文庫に初登場。聞けば脚本を担当した劇場公開予定のアニメ映画のノベライズらしい。アニメはあまり見ないのだけどこれまで刊行された作品のレベルから考えてそう外したものでもなかろうと思い拝読してみる事に。 物語の主人公は京都に住む高校に進学したばかりの少年・堅書直美。高校に入って周りになんとか馴染もうとするものの二時間目になっても三時間目になってもお昼休みになっても近くの生徒に声を掛けるタイミングが掴めず「仕方なしに」文庫本を開く始末。放課後誘われたカラオケにも参加できないまま四条の大垣書店に赴いた直美は決断力を鍛えるという実用書を購入する羽目に。 「可能な限り冒険を避ける」「結果が分からない事には挑まない」そんなチャレンジ精神が見事に欠けたマニュアル人間である直美は翌日のホームルームで図書委員を「何となく断り辛く」引き受けるなど変わりたいけど変われないという日々を過ごす事に。 そんなある日京都市南図書館を出た帰り道、直美は足が三本ある奇妙なカラスに遭遇。鳴き声に驚いて取り落としてしまった本を咥えて飛び去ったカラスを追いかけて直美は伏見稲荷へ。千本鳥居でようやくカラスに追いついた直美だったがその目の前に突如どこからともなくフードを被った奇妙な男が現れ「堅書直美」と声を掛けてくる。気味の悪さから逃げ出す直美だったが逃げた先の二条駅で先回りしていた男は「俺が誰なのか、お前が何者なのか教えてやる」と京都府旧庁舎へと直美を連れて行くが、そこで直美は自分と自分を取り巻く世界の「真実」を告げられる…… んー……過去に発表した作品の作風から「野崎まどだし、どんな魔球が飛んでくるか」と期待していたら投げられたのは意外にもストレートだったという所だろうか?作者にしてはえらく「普通」だったと言うべきか。どこで読者の予想をひっくり返す様な展開をぶつけてくるかと待ち構えていたら最後までまっすぐ突き進んでいった作品だった。いや「まっすぐ」が悪い訳では無いのだけど「あれ、野崎まどってこんなのも書くのか」という意外さと言うかある種の肩透かし感が残ったのは否定できない。 物語の方は冴えない少年である直美が序盤で「自分と自分の住む世界の真実」を突如現れて自分の事を知っていると思しき謎の男から告げられるのだけど、ぶっちゃけここが本作における最大の「驚くべき展開」だったとだけ申し上げて置く。荘子の「胡蝶の夢」みたいな世界観にはなかなかに驚かされた。 ただ、その「胡蝶の夢」の様な世界で直美が謎の男から突き付けられるのは「同じ図書委員の女の子と仲良くなった上で、彼女を待ち受ける悲劇から守って見せろ」というもの。「先生」と呼ぶことになる男の指示に従って「これから起きる事」が全て書いてある最強マニュアルを武器に同じ図書委員の一行瑠璃に近付いていく直美の姿を追うボーイ・ミーツ・ガールっぽい展開が前半のメインストーリー。 リアルな京都の描写は「know」っぽいし女性に対する執着という点では「ファンタジスタドール・イヴ」らしかったとも言えるけど冴えない主人公の少年が「先生」の授けてくれる道具とアドバイスの力を借りる関係を考えるとどこか「ドラえもん」ぽくもある。本作はそんな「のび太君」みたいな主人公・直美が「結果の分からない事には挑まない」という自分にとって何より渇望した「これから起きる事が全て載っている最強マニュアル」を手にして、頼り、やがてそのマニュアルに依存した状態からの脱却を描いた成長の記録であると言って良いかと。 「先生」の口から明かされた世界の正体には驚かされたけど、直美と瑠璃の関係が少しずつ近付いていく様はかなりストレートなボーイ・ミーツ・ガールとなっており「ガチンコのSFは苦手」という方にも比較的読みやすいかと。最初は取っつき辛かった瑠璃に図書委員会主催の「古本市」の為の本集めや、やっとの思いで集めた本を襲った危機を乗り越えて親密になっていき、やがて瑠璃のヒーローになっていった直美が「先生」の意思に反して=既に決まっている運命や「安全なルート」を離れていく様はまさに「成長」。 後半は前半のボーイ・ミーツ・ガールから若干離れて「先生」が軸となった話がメインとなるのだけど、結局は「レールの上から離れられなかった自分」を捨てて結果の分からない事に挑戦する直美の姿が中心になっているという意味では前半の延長線上にある。 ただ、終盤の展開がなんというか……「ああ、確かにこれはアニメ映画のノベライズだな」と思わせる様な描写が中心だった事に「純粋な小説」との違いを感じざるを得なかった。瑠璃を失った直美が残された世界におきる異変であったり、クライマックスでの巨大なラスボス相手の立ち回りなど「アニメであれば絵的に映えるであろう場面」の連続で野崎まども頑張って書いているんだけど小説として読むと些か浮いているというか、こんなものなのかなあという違和感が拭えなかった。 作者にしては珍しくストレートなボーイ・ミーツ・ガールのストーリーであり「野崎まどならでは」を期待するとちょっと面食らうし、終盤の「アニメにすれば絵的に映える」という部分が続くあたりは「結局、ノベライズだからな」という限界を感じたりもするけど決して「外した」作品では無い事から一応は及第点という評価にさせて頂いた。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 『恋愛青春SF小説』が謳い文句としてあり,ラブコメっぽい軽めの序盤をはじめ, 二人が惹かれ合っていく様子や,少女ためにと冒険はしない主義だった少年の奮闘, 大事な思い出が『嘘』を見抜く終盤など,それなりに見せ場はあったと思うのですが, 特殊な世界設定はあるものの,良くも悪くも普通の学園恋愛小説という印象を受けます. また,その特殊な世界を描いたSFパートは,恥ずかしながら概念が理解が追いつかず, 起きていることはわかるのですが,世界とそこに対する展開への疑問がいくつも生まれ, 無理解ゆえの違和感が抜けないまま,最後まで彼らの恋愛や選択に乗り切れませんでした. エピローグもあれこれと解釈は浮かぶ一方で,結果だけを見てみれば想定の範囲内で, もしかしたら大変なことが起きたのかも知れませんが,驚きやピンと来るものはなく…. このほか,アニメーション映画のノベライズだからか,絵になりそうな場面が多い反面, 終盤は少しそちらに偏り気味にも思え,いささか大味になってしまったように映りました. | ||||
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本作のヒロイン、一行瑠璃は、いわゆるクールビューティーである。それも、主人公に恋愛感情を持ちながらも、それを表に出さない綾波レイや長門有希タイプの無口キャラ、というより、戦場ヶ原ひたぎや霞ヶ丘詩羽のような、主人公に平手打ちをすることも躊躇しない強気の孤高キャラである。有体に言ってこれはそんな瑠璃がデレる話だ。何しろ、主人公の未来人格が出現し、こうやれば瑠璃はデレると教えてくれるのだから。 お約束にしたがって、主人公は途中で「瑠璃をデレさせるより、瑠璃を幸せにする」ことを優先し、そして、結果的にその無私の心意気が本当の意味で瑠璃をデレさせる。それはきっと、必勝マニュアルに従うのではなく、自分の意志に従って、行動した主人公の想いに瑠璃が心打たれたからだろう。ここまではよかった。 だが、そのあとの展開が個人的にはいただけなかった。まず、主人公の未来人格が瑠璃をデレさせる「真の」目的がいただけない。なんの伏線もない上に、理由づけが唐突すぎる。SF考証的な理由づけもこじつけが過ぎる。どんでん返しに拘る余り、話の流れをぶった切りすぎなのだ。そうだったのか、という納得感がない。 ラストのどんでん返しもいまいちで、納得感がない。最後の最後に、一行瑠璃と主人公の未来人格の立場がある意味「逆」だったことが明かされるのだが、主人公の未来人格が払ったであろう膨大な自己犠牲の描写が、一行瑠璃については何もないまま「実はあべこべでした」と言われても納得感がない。 一行瑠璃が主人公とその未来人格との間で板挟みになり、最後にどちらかを選ぶ立場になる、と言った展開も可能だったはずだ。当初、強い意志を持ち、孤高の存在として描かれたはずの一行瑠璃がデレた後は受け身のただの女子になってしまう。最後の最後に実はそうじゃなかったと言われても遅すぎる。 ということで、あくまで個人の感想ですが、ためにするどんでん返しになってしまった惜しい作品、という感想に至りました。 | ||||
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