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電気じかけのクジラは歌う
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電気じかけのクジラは歌うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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ありうる音楽産業の未来図、といふ意味では興味深い内容であった。 今現在(2023年)のポップス音楽の多くが「統計」によって消費されてゐる事実がある以上、この物語の内容はまったくの絵空事ではなく、もしかしたらすでにこういう音楽が混ざり込んでゐるかもしれない、と思ふと・・・。 | ||||
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読んだらのめり込むくらいの面白い内容でした! 私も音楽を作っている身なので、AIとの対決は怖いなと感じました。 音楽が好きな方も嫌いな方も読んだら面白いと感じると思います! | ||||
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今現在、そしてこれからさらに起こりうるAIによって仕事が失われる事象を上手くとらえた作品だと思います。その中でもがく人々の葛藤は胸に刺さるものがありました。またミステリー要素も上手く作品に溶け込んでいると思います。 文章も非常に読みやすいです。 ただ最後のところの盛り上がりが少し弱いかなという印象を受けたので☆4にしました。細かい点数をつけれるなら4.5ぐらいをつけたいですね。 | ||||
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ここでの高評価を頼りに読んでみたらめちゃくちゃ面白かったです。頭のいい人が書いたSF小説って感じ。知性溢れる文章とストーリーに知的満足感が得られた本でした。特に音楽に携わってる人、作曲をしたことがある人に読んでもらいたいです。 | ||||
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電気羊はアンドロイドの夢を見るか にタイトルが似ていて嫌厭している人もいるかと思います。 AIが既に日常に浸透している今、これから先のアートはどうなるのか、アートを生業にしている人が関与できる未来はあるのか、一つの考えが書いてあるように思いました。 | ||||
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小学生の頃、昼休みの終わりを告げる報せとして交響曲が採用されていた事を思い出した。曲名こそ分からないが、ホルンのソロパートや弦楽器の旋律が束となり、心躍るような曲展開を繰り広げていた事だけは明確に覚えている。 この物語もまた、主人公である岡部を中心に多くの登場人物や近未来の事象が束となり、1つの物語を成している。それは近未来への不安や創作活動そのものへの問いかけ、あるいはある場所へ届かなかった人等様々な要素を織り込んでいる。まさにオーケストラが織り成す美しい交響曲である。 もし貴方が美しい物語を読みたいのであれば、是非この物語を手に取ってほしい。あるいは音楽のような創作活動に知見がある方にも、何かしらの思いを想起させるかもしれない。私は読了後、まるでプロのオーケストラの生演奏を聴き終わった時のような、不思議な高揚感を味わった。 作者様には万雷の拍手を以て、この本を執筆して下さった事に感謝の意を示したい。ちなみにこの本を知ったきっかけはゲームクリエイターの小島監督のおすすめツイートであった。私もまた、彼の人に「波及」されたクチである。 | ||||
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感動して泣きました。プロアマ問わず、音楽に関わる全ての人に読んでもらいたい本。 | ||||
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AIが作曲した音楽を皆が楽しむ時代。そんな時は近づいているのかもしれませんが、ふだんからよく音楽を聴いている身としては、やっぱり人間の持つ機微や感性は、人でないと実現は難しいと思っています。そう思っていながらも、AIの作った曲を聴いてみたいという自分もいたりします。 この作品は、そんな人間のアンビバレントな感情を見事に表現していると感じました。ラストも個人的には好きですし、希望を持つことができました。 | ||||
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これからずっと音楽に携わる子が読んでみたいと頼まれた | ||||
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革命的音楽ソフト「Jing]をめぐって展開する近未来SF。既存の作曲家、演奏家たちの仕事を奪ってしまうほどであり、実際に起こりうる未来かもしれない。天才的音楽家のみが生き残れるかもしれないという状況の中で、元作曲家の岡部は急展開する事件に翻弄される。普通の人間なら自己嫌悪に陥り、意気消沈し、絶望するだろう。しかし、岡部は何度も立ち上がる。強い!なぜここまで強いのか、ちょっぴり納得できない気持ちもあったが、ぐいぐいと読ませる小説ではあった。一応明るい結末ではあるが、意外性がもっと欲しかった。うーん、これでよかったのかなあ。いろいろな問題提起をまだまだ残しているような気がする。 | ||||
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とても、面白い本です。 子供もとても興味深く見ていましたし。 飽きずにあっという間に読めました | ||||
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AIが人間なみのレベルで作曲し、歌も演奏もこなすようになった世界を舞台に、自殺した作曲家をめぐる謎を探っていくミステリです。 AIのために仕事がなくなっていくなかで、なおものたうちまわって作曲したり演奏したりするアーティストたちの姿が、異様な熱を持って描かれています。 そんな苦しみのなかで、アーティストはなにをなすべきなのか? 著者の考えは、ラスト近くで主人公の口から語られます。(読む楽しみを奪わないために、引用はしません。) とても感動的でした。 又吉直樹「火花」のなかで、引退する漫才師が「誰かの胸には届いていたんだ」みたいなことを言うシーンがありましたが、共通するものがあるんじゃないでしょうか。 さて、設定がSFの作品なのですが、特別なSFファンでない私が読んでも、設定上むつかしいところはありませんでした。 ただ、音楽を扱っているため、あまり音楽を聞かない人にとっては、表現上とっつきにくい面があるかもしれません。 それ以外のかたなら、読んで損のない小説かと思います。 | ||||
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人工知能が客の好みに合わせて作曲するアプリ「Jing」が隆盛する近未来が舞台のミステリーです。物語は主人公が 旧友の自殺に疑問を持ち、その原因を追究して行くところから始まります。ミステリーでありながら殺人事件も密室 もありません。 しかし、音楽に携わる人たちの喜びや悲しみ、懊悩、嫉妬、裏切りなど心の深奥(≒密室)を探るミステリーなの だと感じさせます。著者の音楽に対する密度の濃い描写は、大きなうねりのように読者の心に迫ってきます。 音楽を創造する意味は何か、希求するものは何か・・・主人公の煩悶は尽きません。そして、ラストの追い込みは フルオーケストラにも似た圧倒的な音圧を覚えます。 | ||||
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まず「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を彷彿とさせるタイトルに惹かれた。さらに装丁は「サマーウォーズ」のOZのクジラたちを連想させるデザインである。将来、今ある仕事の7割がAIに代替されると言われる中で、ヒトの強みとされるクリエイティビティまでAIが勝ったらという、ある意味では恐ろしい未来の世界と、そこでの創作者の苦悩が描かれる。現時点ではその苦悩というのは未知の領域であるわけだが、それが妙にリアルに感じられるのは、作家の力量に他ならない。 | ||||
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