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(短編集)
さよならの儀式
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さよならの儀式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 21~40 2/3ページ
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SF短編集なのだが、がっつりしたSF作品ではない。ミステリっぽい作品が多く、SFに浸りたい人は不満を持つかもしれない。SFではなく、不思議なお話を読みたい人には向いているかもしれない。個人的に好きな作品は、防犯カメラが謎の侵略者となっているが、それに立ち向かく老人を描く「戦闘員」、過去の自分がタイムスリップしてくる「わたしとワタシ」、伊藤計劃と円城塔の「屍者の帝国」の世界観を基にした「海神の裔」だった。 | ||||
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どの短編も不思議な香りが充満しており、SFの書き手として宮部みゆきが思う存分自分の脳内にある妄想を文章にした1冊でした。 タイトルだけ見てもSFだとは思えず、読み進めても読み進めてもSFだらけ、という内容には好みが分かれると思っています。 SFを読むのだという心構えができていて小説を読むと、読者はストーリーに添えていけるのですが、そうでないと主人公への心情移入も、ストーリーの流れの展開にも付いていけません。当方が閉口したのは事実でした。 宮部みゆきはミステリー作家だととらえて読み進めたのが勘違いの元でした。どうも勝手が違うというのは読み進めてすぐに気が付きました。この手の話が好きで、分かっていて読んでいたのなら構わないのですが、そうでない読者は最後まで作者から置いてけぼりをくらわされた感じを覚えました。 SFの書き手として様々な本を書いているのを思い出し頃には後の祭りでした。 ストーリーの展開には一切触れません。未読の方への配慮ですが、SFのネタ晴らしほど興ざめなものはないですから。 奥付に初出が書かれていましたが、過去にアンソロジー集に収められた短編を再び、1冊にまとめています。SFファンにはそれによって期せずして再読する結果になる場合もあるでしょう。アンソロジーに収録されたものを再度1冊にまとめる際にはそのあたりの既読の読者への配慮も必要になるのではと、老婆心ながら思いました。 | ||||
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宮部みゆき作品の中でも異色なSF的作風。 何気ない文章の中に不意に「ゾワッ」とする様な 一文がまぎれていたりもして楽しめました。 ストーリーテラーとして長編を描かせたら右に出るものなしの作者ですから、本書の様な短編連作に馴染めないファンも居ると思われ、読み手を選ぶ一冊である事は間違いないかと。 あと、ネタバレしたくないので軽くしか触れないが、ある作家のオマージュ作品があった事が嬉しかったです! | ||||
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探していた本だったので、すぐ読めてよかったです。短編形式なので、読みやすいです。 | ||||
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歴史物を多く読んでいましたが、現代のミステリー、深い考察、考えさせられる一冊です。 | ||||
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宮部みゆきを含めてファンタジーと呼ばれる作品群は苦手な私。以前、氏の『悲嘆の門』を誤って購入したことことがある。その時、コレが例えば「杉村三郎シリーズ」であったら、どんな展開になっただろうと、つくづく考えたものだ。「聖痕」は、ネット上の[都市伝説]めいて、わたしを引き付けた。 | ||||
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SF的な短編小説が続き、やっと馴染めそうになった頃合いで エンディングを迎える。の繰り返しで、なんとも疲れて しまった。 主人公に感情移入できずに読み終わってしまうことが なんとももったいなく感じた。 実は、最後の章ですべてが繋がるのかと思い読み進めてみたのですが 4章目でそれは無理なことに気付きました・・・。 | ||||
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後味が悪い作品が決して悪い作品ではない。基本的にエンターテインメント作家である宮部にとって面白ければ、エンディングの形は問題ないはず。しかしら、今まで、長編、連作でハズレはない作家ではあるが、本書は? 母の法律 母性父性に関する問題提起。ラストは投げっぱなし感がある。考えさせる終わり方というもの?星3つ 戦闘員 よくあるタイプ。星2つ わたしとワタシ タイムリープものは今で手垢にまみれており、新しいものは宮部といえど難しいか。星2つ さよならの儀式 ロボットと人間の関係性も手塚治虫や筒井康隆など数多の作家が書いてきている。目新しさなし。星1つ 星に願いを 終わり方が上手くない。星1つ 聖痕 厨二感が半端ない。星2つ 海神の裔 このテーマは主に映像で多く使われている。時代性を工夫することで新しさを出そうとしているが、上手くいっていない。星2つ 保安官の明日 アメリカのドラマで似たようなものを最近見たばかり。星1つ | ||||
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誰もが知っている作家さん、初読みです。「初なら代表作から読んだら?」ってツッコミがきそうですが・・・。(;^_^A それに、この小説って今、他の方の感想読んだけど宮部ファンの間で賛否ある作品みたいですね。私は結構好きな方でしたけど。特に最後の「保安官の明日」が良かったですね。この短編、いつも読んでるミステリー小説って勘違いして読んでしまい、終盤でSFだったことを思いだしたほどのめり込みました。流石、人気ある作家さんです。また他の小説も読んでみたいです。 | ||||
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宮部みゆきは絶対長編向きの作家だと思う。 さらにSF作品は中途半端で入り込めない。 本格的なSFというわけでもなく、マシンと人間を絡ませたり、時代を超えたりの王道展開などは、文章は上手いしストーリーもしっかりしているのにななぜか心に響かない。 | ||||
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様々なテーマで描かれた、宮部みゆきさんの全8編から成る本格SF短編集です。 不穏さや不気味さや怖さが伴う設定が多く、ハッピーエンドではない終わりかたも多いのですし、僕は長編派で短編集を心底面白いと感じる事は滅多にありませんが、今作品は見事なまでに面白い短編集でした(^-^*)/ 個人的には特に『聖痕』と『保安官の明日』が傑作であり、短編なのが勿体無い。長編に練り直して欲しい(>_<)とも思いましたし、 『戦闘員』も『星に願いも』も見事でした! 他の宮部さんの短編集だと、杉村三郎シリーズの『希望荘』『昨日がなければ明日もない』を読んだ事がありますが、それらはシリーズの続編だからこその面白さに留まっており、 短編集としての面白さや完成度は今作品の方が圧倒的に勝っていました。 ミステリー・サスペンス・ファンタジー・時代伝奇ホラー等、様々なジャンルで名作を産み出してきた宮部さんの実力をまざまざと感じた傑作であり、とても楽しめました(^-^*)/ | ||||
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SF短編集です。 どの作品もいまいちぱっとしなかったです。しいてあげるなら「星に願いを」が面白かったです。 ドキドキや大どんでん返しみたいなのももいまいちで、あまり心に響かなかったです。 宮部みゆき作品の中でも時代物と短編集は私の肌に合わないようだと改めて実感しました・・・。 | ||||
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分かりずらく、とっぴで、気味が悪くて、リタイヤしつつ読んだけど、良くなかった。 | ||||
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流石この作者、どの作品も面白いし、色々考えさせられる。近い未来を想像させる内容で、興味深い。 | ||||
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何かの書評にほめられていたので、それならと、購入。 気に入った作品は、母の法律と保安官の明日。 ぜひ、長編にリライトして、この短編の世界を広げてほしいと思う。 | ||||
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40~50年くらい前の、出来の悪いSF短編小説のような・・・? 宮部みゆきさんの本は大体予約して定価で買っているのですが、こちらは短編だったので図書館で借りて読みました。 お金を出して読むほどの作品ではなかったので買うことはありません。 | ||||
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宮部みゆきさんのファンで大体の本はよんでますが、この本はこれまでと全然違う。 いつも読み終えた後は、心が温まり、活力がわいてくるのですが、この本は、読んでいる途中でだんだん気分がわるくなって、最後まで読むのがつらかった。 読み終えても、とても気持ち悪く、不安感が残り、暗い気持ちになりました。もしこれが作者の狙いなら、当たってます。 | ||||
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宮部みゆきさんの新刊ということで読みました。 書評など読んでなくて、読み始めてビックリ 現在のとなりにあるSF これからおこるかもしれない事々。 以下、ネタバレあり ロボットやら人体再生やらネットでのあおりやら 表題の「さよならの儀式」は執事として使っていたロボットとの わかれの儀式・・・なのですが よく考えたら、AIBOやら音声認識やらルンバやらペット監視カメラやら 家の中で自動で動くものがある過程もあり 確かにそれが壊れたら。。。。 名前をつけてかわいがっていたら。。。喪失感を漢字ますよね。 どの話も怖い。 どなたかが書いていましたが「宮部みゆきは今の世に怒っている」 そうかもしれない。。。 どの短編も面白く読みました。 | ||||
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短編集です。どの話も今の現実社会が描かれているわけではないので、設定を理解するのにちょっと時間がかかります。近未来とか、異次元パラレルワールドのお話とでも言えばわかりやすいでしょうか。 全部で8話あり、私はそのうち3話がとても気に入りました。冒頭の児童養護施設の話、そして「聖痕」、さらに人生のやり直し実験をするという最後のSF的エピソードです。 中でも「聖痕」は一番長いことを考えると著者も力が入っている気がします。これ、「世にも奇妙な物語」でテレビ化されると面白いと思うのですが、フジのプロデューサーさん、どうでしょう? | ||||
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どんな作家であれ、あまり短編集は好きではない。 が、長編が読みたい作家の自作が待ちきれなくて読んでみることがある。 本作も、そうした理由で読んだ。 短編に特徴的なのは、短いがゆえにすべてを展開することができず、強烈なインパクトを残す終わり方の作品が多いことかもしれない。 フレデリック・ブラウンや星新一のショートショートは、そんな作品で溢れている。 本書でも、「母の法律」「戦闘員」「星に願いを」などの作品はそんなスタイルを踏襲している。 が、これはこれで、宮部みゆきならではのストーリテリングで、そのラストまで引っ張られてくるので、やられた!という感じはしても、悪い気はしない。 ただ、ぼくがより強い読後感を持ったのは表題作の「さよならの儀式」や「保安官の明日」だ。 意外な結末はない。 というか、最後の1行までに必要なことは全て書かれている。 が、長編小説並みのストーリが凝縮されているようで、読み応えのある「重み」を感じたのである。 彼女なら、きっと、このネタでも1冊の長編は書けるだろうに、勿体ないとも思うが、彼女の発想の宝庫はそんなことでは尽きないのだろう。 | ||||
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