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(短編集)
さよならの儀式
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さよならの儀式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 1~20 1/3ページ
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レビューでは結構評価が低いのが意外でした。解説に”初のSF短編集”と書いてあるのですが、ミステリだと思って読み始めたらSFだったとか、後味が悪いとか・・。 個人的には1つ1つがとても密度が高い、中身が濃い、いかにも宮部さんらしい作品群だと感じました。後味が悪いというのは、現実の暗い面をまっすぐに見据えたらこうなったということじゃないか、と。 宮部さんは一見ほのぼのした心温まる作品が多いように見えますが、人間や社会のどうしょうもない暗黒な面を描いたものもかなり多いです。 この短編集でも、「さよならの儀式」のように切なく泣けるものもあれば、「母の法律」のような慄然とする近未来があり、「聖痕」に描かれる現代人の荒涼とした精神性など、さまざまな作品が収められています。 他に気に入ったのは、「戦闘員」の得体の知れないものによる監視社会を背景にした孤独な老人と少年の友情、最初は犯罪ものかと思って読みだしたらとんでもない舞台設定だった「保安官の明日」、歴史小説か民間伝承のような雰囲気の「海神の裔」など、どれもがよくこんな設定を思いついたなと思えるようなユニークなものでとてもよかったです。ひとつひとつが長編にアレンジできそうな冴えたアイデアで短編でおさめておくのはもったいないと思いました。 これからもユニークな作品を期待しています。 | ||||
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SF大賞を受賞したように、SFの書き手でもある宮部みゆきさん初のSF短編集だけど、近未来を舞台にした、十分リアリティある作品集を堪能した。どの作品も起こり得そうなリアリティが感じられる。例えば家庭用ロボットとの別離を描いた表題作などは、今でもそういうロボットは存在するので、他人事とは思えなかった。 宮部さんの作品は、彼女のヒューマニストな視点が1つの特徴と思うが、SFでもその特徴が、遺憾なく発揮されている。特に再読だった「聖痕」は圧倒的な迫力で、胸に迫るものがあった。現代社会の暗部をSF的アプローチで描いた作品として、高く評価したい。 現代社会の問題点を描く、社会派のSF短編集と評価する。 | ||||
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本がきれいな形で届きました | ||||
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受領出来ました問題ありませんありがとうございました。 | ||||
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宮部みゆきのSFをはじめて読みました。 未来の世界を描きつつも、人間ドラマになっていくところが絶妙です。 やはり、宮部みゆきは面白いと思いました。 | ||||
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宮部ファンで、楽しみに読み始めましたが期待外れな感じ。いつものように読み返す事はなさそう… | ||||
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宮部みゆき先生はもう六十歳を超えられているはずですが、この作品で新たな面を見せられたように感じ驚いています。家庭環境に問題がある子供たちの描写が鋭く現代の問題に即している所が一番この作品で良いと思った点です。宮部みゆき先生の優しそうな見た目とは裏腹にドライな筆致、情緒に訴えかける訳でもない淡々とした描写は下手なホラーより怖い。有名な「模倣犯」や、「東京下町殺人暮色」でも犯人の犯行のあまりの無慈悲さにこれが女性作家の書く小説だろうかとびっくりしたものです。(人情味溢れるじいさんのおかげでなんとなくマイルドな印象があるけど実はすごく怖い犯罪を描いている)。 最近の現代物の作品では「昨日がなければ明日もない」収録の「絶対零度」を読んだとき以来のゾッとする感覚でした。どちらかと言うとミステリー色は強くなく、謎解きとかそういう方面の話ではありません。最近の新刊は時代物が多く、それはそれで面白いのですがこの作品や杉村探偵シリーズのような人間の怖さを書いた現代物もまた書いて欲しいと思います。 | ||||
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年に数回は「こんなもの売るな」って本がありますが、それが宮部さんとは。 新人だったらボツレベルでしょう。 保安官の明日だけはいいかな。 | ||||
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この作家の今までの作品とは少し違う読み応えで、今より少し先の世界はこんなのだろうとか、久しぶりのSF作品を読めました。 | ||||
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この作者は好き。なんなら一番好き。 小説もほぼコンプリートしている。 今回はSF小説の短編集とのことで、正直消化不良のものもあったかなぁという感じ。 他の方のレビューにもあるけれど、短編じゃなく長編にしてほしいものもあるかな。 『さよならの儀式』『わたしとワタシ』『保安官の明日』は結構好き。 マザーの法律と海神の裔はよくわからないし、つまらなかった。 はまるときとはまらないときの差が激しい。 | ||||
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今まで、何冊か好みで読んできたが、これは、期待はずれだった。 | ||||
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近い未来、明日は、こうなって行くのかなと感じました。特に日本は出生率低いから、AIに委ねる事って、多くなりそうだから。 | ||||
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宮部みゆきのSF短編集。帯紙によると短編集をまとめるのは初らしい。 収録は「母の法律」「戦闘員」「わたしとワタシ」「さよならの儀式」「星に願いを」「聖痕」「海神の裔」「保安官の明日」の7編。短編とはいえ、どれもまあまあボリュームのある作品が収録されている。ページ数もそうだが、宮部みゆきばりの緻密な書き込みがそう感じさせるのかもしれない。 このストーリーテリングに身をゆだねるのが、やっぱりとても幸せな気分。 表題作「さよならの儀式」、最近のニュースで火星探査機がまもなく機能停止になりますメッセージを地球に送ってきた、なんてのを読んだばかりで、読み終わる直前でちょっとうるっと。 個人的には「戦闘員」がイチオシ。SF的な興味としても星新一っぽい面白い題材だし、自分自身がそれなりにトシをとってきているのもあるのか主人公のじいさん(失礼!)の行動や思考のあれやこれやに何だか共感。この作品、なんとなく筆もすごく快調に走っているような気がするのは、そういや宮部みゆきもいい歳だしというのも関係あるのかしらん。 | ||||
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●この短篇集には侵略テーマやタイムトラベルものロボットものエイリアンものなど、色々なSFが 収録されています。しかし、「三体」や「スターウォーズ」の様な大がかりなSFガジェット(舞台) は用いていません。日常よりちょっと違ったifの世界として利用しています。 主役はあくまでも人間。心の奥に隠された思いを、著者得意の木綿の肌触りの筆致で深掘りして います。中でも最も印象深かったのは表題作「さよならの儀式」。(以下ネタバレ注意) 廃品として回収されたロボットのもとに、長年使用してきた主人公が最後の挨拶に訪ねます。物 語のラストで心の内を吐露するロボット技師。心を揺さぶられる感動ものでした。涙や感動はいつ も人間だけ・・・。 それに、著者が全力投球した第6話の「聖痕」も圧巻です。濃密な文章で構築された筋立てがヒ タヒタと押し寄せ、登場人物の顔色や息づかいさえも聞こえてくる様な圧迫感を受けます。読了す るにもタフさが必要でした。結末の神の降臨には金縛りにあったような衝撃に襲われました。 | ||||
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話のテンポが良く、どんどん読み進めます。 内容は短編集で、一気に読み進められます。 | ||||
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ミステリー、SF、心霊などごちゃまぜの駄作集。読むに値しない。 宮部作品で最低ランクの作品だった。 一般文学通算2592作品目の感想。2021/11/22 17:30 | ||||
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宮部みゆきさんの本は大好きで、 かれこれ30年近く読んでいます。 時代物も現代物もファンタジーも読んでいます。 ただ、この本は私には合いませんでした。 別にSF小説が嫌いな訳では全く無いのですが、登場人物の誰にも感情移入出来ずに終わりました。 どの短編も、長編小説の様に深く掘り下げてくれたらもっと面白くなるのでしょうか。 取り上げている内容(社会問題)はとても興味深いので、ぜひその内容で長編小説を書いてもらいたいです。 | ||||
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短編集です。宮部さんは、短編はあまり上手くはない。内容は、過去に似たようなものがあったような気がした。中古で購入するか、文庫化しての購入を勧める。 | ||||
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宮部みゆきさんの著書はほとんど読んでいるつもりですが、この本は、新境地というか、今までにない何とも言えない気持ちににさせられ、驚かされました。これだけ、多くのものを書かれて、それぞれが、内容をもつ秀作というだけでも並大抵の小説家ではないのに…。ここに至っては、今までにない新境地の心理描写に挑戦されるなんて、もう、宮部さんは「怪物」なのでしょうか。 | ||||
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本はキレイな状態で満足です。 | ||||
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