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(短編集)
いけない
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いけないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 41~60 3/4ページ
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多くの方が、本作品の考察記事をブログ等で公開されています。それらを使って答え合わせをすることで、読了直後よりも本作品の印象が大きく変わりました。気付かずにスルーしてしまっていたヒントの数々。これは小説というよりはパズル、脱出ゲームにチャレンジしたような感覚になります。 本書だけでそこそこ正解に辿り着けるように、挿絵や写真を導入されたのではないかと思いますが、第2章「その話を聞かせてはいけない」はそれでも難しい。今もなお、解けていないパズルをあちらこちらに残しているようで、もう少しスッキリしたい気持ちにはなります。 第1章「弓投げの崖を見てはいけない」のメインのトリックについては、正直あまり好きではありません。まるで、撮影用のカメラが入っているのに、特定の人を徹底的に画角から外しているかのようで、不自然です。しかし、本作は「物語の中の人たちと一緒に謎を追う話」ではないので、読了後にはそれも腑に落ちています。 | ||||
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各章の最後に「絵」がついてますが、 ついてなくても楽しいし、というか、成立するし、 でも、絵があることで、世界がひっくりかえる面白さがある。 ただ、 この仕掛け以上に、道尾秀介さんの文章が美しくて、せつなくて、静かな情熱があって、いい。 | ||||
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(ネタバレ注意) 殺人の扱い方が雑と感じる。 盲人や子供に健常な大人がかくも簡単に殺されるか。また、3章の殺人も独身寮には住民が他にもいるだろうな誰も目撃者はいなかったのか、等々。 アイデア勝負の作品だからそれを指摘すると野暮ということなのかも知れないが、どうしても引っかかり満点はつけられなかった。 張り巡らされた数々の伏線の効果はお見事です。 | ||||
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「騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。」驚愕度・完成度を大幅更新する衝撃のミステリー! この作家さん初読みです。文章は思っていたより読み易かったです。各章ごと脅かされ最後には伏線がまとまる。若干モアモア度が残りますが… | ||||
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久しぶりに道尾ワールドにハマった。何気ない伏線に踊らされてステレオタイプの思い込みに、気づいたときにはもう頭が翻弄されて感激、これでもかという気付きの心地よさ。 ネプリーグでは可愛い顔して出てくるのになぜこんなストーリーを思いつくのか。 正直言ってネットでネタバレ解説読むまで全く分からなかった。完全に向日葵を超えてる、やられた感 | ||||
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道尾秀介の、読んでるうちに不意に薄気味わるく寂しくおぞましい日の射さない世界が垣間見えてくるような、精緻でジメジメした作風が大好きで、「向日葵の咲かない夏」や「鬼の足音」が好きなんですが、その系列の新たな名作です。トリッキーな面白さとアイデアに満ち満ちた、ほんのり薄気味悪いミステリ連作短編集です。特にラストのさし絵の仕込みはほんとにサービス精神抜群。「向日葵の咲かない夏」が面白かった層には間違いなく推せます。そして、若干理不尽な読後感の良ささえある、じつに読みやすいエンタメ小説です。推せます。 ただ、「ラスト1ページで全部がひっくり返る」というのはちょっと不正確なアオリで、この宣伝文句で「向日葵」や「十角館」みたいなのを期待して読んで肩透かし食う人がいそう。ラスト1ページというよりは、最後の方にトリッキーな展開を仕込んである短編集、という感じで、ラストにオマケのように付け加えられたトリックを補完する写真や絵でゾワゾワニヤリとできます。そして、各章は同じ町の物語でつながりがありますが、基本的に単独の物語であり、最終章でそれをひっくり返したりするわけではありません。最終章はちょっとニヤリとさせられるエピローグくらいの位置づけです。 しかし1章の関係者はともかく、3章の犯人と山内くんはヤバすぎてちょっと野放しにしてほしくない(笑 | ||||
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週刊文春と新聞の広告があまりにも面白そうだったので読んでしまった。 名前は存じ上げないが、この作品からあれだけそそられる広告を作れる人はまさしく天才としか言いようがない。 10年以上前「ひまわりの咲かない夏」という作品を読み、もう読むことは無いだろうと思っていた作家の作品をわたしの手に取らせた。その訴求力恐るべし。 この広告の作成者に頼めばどんな小説も50万部ぐらいは余裕だと思う。出版不況に関係者が喘ぐなか、偉大な才能の出現を称えたいと思う。 一応言っておくけどちゃんと理解してると思うよ。全員○○だけど○○されないってことでしょ。だから?ってしか思わないけどね。 | ||||
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竹梨刑事は、警察組織で、生きる資格無い男だった。? | ||||
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話の内容は二の次で エンターテイメントに全振りしてる潔さがよかったです。 ??なところもありましたが ネットでネタバレサイト見てすっきりするのも楽しかったです。 ラスト1ページが暴き出す云々って 各章のラスト1ページってことですよね? 全体のラスト1ページと思って読み進めて、ちょっと拍子抜けしました。 | ||||
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久々に、読み込める本に出会えました!面白い! | ||||
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素直に読んでいたらとまんまと騙されました。言葉のチョイスがうまいですね。もう一回読みたいです。 | ||||
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架空の町でおきる事件を題材にした連作集。ひき逃げ事件や宗教団体女性幹部殺人事件など三つの事件と、それを緩く繋ぐ一つのエピソードで構成されています。 詳しく書けませんが、各話とも非常に工夫された仕掛けが用意され、ミステリー好きな人は楽しめます。一方、真相が少し分かりにくいとモヤモヤ感を感じる読者もいそうな気がします。 しかし、本作におけるある試みは斬新と思いましたし、小説中の様々な表現方法からは筆者の文章に対する愛情がこちらに伝わってきました。 | ||||
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これといった理由もなく何となく避けていた直木賞作家ですが、読んでみたらやはり 凄い。脱帽です。 | ||||
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一言で言えば、期待が大きすぎた!帯の王様のブランチで大反響などと謳われており、かなり期待してしまった。この作品は、短編が4つだが、長編として読んでいいと思います。最終の章まで、物語は主人公が変わるだけで、バトンはわたり、全ての謎がラストに解けます。しかしながら、短編としても非常に素晴らしい。短編で、本当にラストで大どんでん返しをくらうので、驚かされますし、章末に写真が挿絵になって、さらに驚かされます。こんな小説を私は知りません。言葉だけでも驚かされるのに、写真を入れ込むなんて、すごい発想、しかし、かなり好き嫌いが分かれる気がします。短編を楽しみ、長編としても楽しめ、文字で物語の核心に迫り、画像でその核心の答えを知らされる。ただ、好き嫌いがハッキリします。 | ||||
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読書が苦手な私が、TVで作者が「本の楽しさを知ってほしい。わざわざお金をかけて買ってくださるので。」とおっしゃっていて、気になって読んでみました。 読書が苦手な私が、本に魅了されてよみいってしまいました。 難しさもアリマスガ、最後はハッとしました。 何度も読んでみてもおもしろそうです。 本も生き物ですね。 | ||||
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めちゃくちゃ面白かったです!! 王様のブランチで読書が苦手な人も時間を忘れて読める!と言われていたのですが、本当にそうでした。 とにかく面白くて、気がついたら読み終わってました。 こんなに面白い本を読んだのは久しぶりです。 | ||||
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架空の街、蝦蟇倉市で起こった事件3編+エピローグの4章仕立てで構成されています 復讐殺人を捜査する刑事、殺人現場を目撃してしまった少年、他殺の疑いのある事件を追う刑事 各章ごとに主人公は変わり全ての事件は最終章へと繋がっていく・・・ 道尾秀介さんの魅力にあふれた心地の良い作品でした ただ「もう一つの真相」とか「騙される快感」とかそういう煽りは余計でした 過剰な期待をすると拍子抜けしてしまうかもです | ||||
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同じ場所を舞台にした連作短編が最終章で絡まり合うといった構成は道尾さんの名作「ノエル」に通じる部分があります。 各章独立した短編としても面白いのですが(特に三章!)、それらが強引に結び付けているわけでなく、見事に絡み合う最終章の流れは連作短編小説の面白さを強く感じました。 以下、最終章の軽いネタバレになりますが、 盲目の方を主人公に紡いでいく文章というのは、視覚で得る情報を描写できないので、小説においては非常に困難だと思うのですが、 それでいてこのラストを綺麗な文章で描き切った筆力、文章は凄いなぁと改めて思わされます。 道尾さんの小説はほとんど読んでいますが、自分の中で今作は間違いなく上位に入る作品です。 | ||||
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◆久し振りに小説を読んだ 王様のブランチで紹介されていて、内容が気になり、期間限定の第一章まるごと試し読みをしました。さらに先が気になったので購入。 ◆だまされる快感と驚きを堪能しました! 本書の裏表紙には次の記載があります。 「だまされる快感をお楽しみ下さい。再読ではさらなる驚きを味わえます」 読了しましたが、まさにだまされ、再読で驚きを感じました。繰り返し読まざるを得ない! 1章は2回だまされました。2章と3章は巻末イラストを見直すと、おや?っと思う仕掛けがありました。 未だ、だまされているかもしませんw 3章は結局、答えがわからずで、誰か教えて欲しいですw ◆一気読みをオススメ 本書は間をおいて、前章の記憶が無くなると、驚きのカラクリに気づかない可能性があります。全章のコトが記憶に残っているからこそ、疑問が浮かんできます。ですので、一気読みをオススメします。たぶん、6時間位で読み切れます。 | ||||
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道尾秀介先生の中編集。道尾秀介作品はいくつか読みましたが、帯の文句に惹かれて購入。 ラスト一ページ、もう一つの真相。 第1章を読み終え、巻末を読み・・・。あれ?ちょっとまてよ?ともう一度ページを遡り。 いや、おかしいなぁ?と少しずつ謎が晴れていき。 表紙の折り返しにヒントもありますが、真相がわかった時は鳥肌ものです!! こんなにも読者に考えさせて、また考えれば推理できる丁度心地の良いトリック。 久しぶりにミステリーで清々しい気持ちになりました(実はそんな作品では無いのですが(笑) 物語の締め方も道尾秀介のいい意味で悪い部門が存分に発揮された傑作だと思います。 以下、ネタバレ含みます。 最後の便箋の写真。真実は何も書かれていなかったという事。つまり邦夫の妻は何も書かなかったという事です。そして邦夫は武梨の便箋を誤って破り捨てます。第三章で被害者のメモに加筆した真実や第1章で隈島が車に轢かれた(第1章の章末の写真より、邦夫が家から出た場合、右から轢かれる事はあり得ないという事がわかります)事実を綴った便箋も破り捨てられます。 2章の写真ではHと書かれた服を着た少年が写っており、カーが殺される寸前に彼に助けられている事がわかります(結果、相手を崖から突き落としているわけですが。) つまり、殺人を犯した全員が生きている、捕まる事がないというダークな結びを爽やかに描いている作品になります。 ある意味、道尾秀介の新しい代表作と言える小説だと感じました。 | ||||
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