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目嚢-めぶくろ-
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目嚢-めぶくろ-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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有名な「耳嚢」から発想を得て、それを「視る人」の意味で「目嚢」という表題にした作品。ヒロインは実話系怪談の作家で、即ち、作者自身である。そのヒロインが従妹の嫁ぎ先の実家で蔵に秘蔵された幽霊絵や古文書を発見して......というスト-リーに目新しさは皆無である。 そのヒロインが探索の過程で怪異を味わうという展開も型通り。作者としては、ヒロインが味わう恐怖を読者にも同様に味わって欲しいという意匠なのだろうが、ヒロイン(=作者)が考える恐怖と読者が考える恐怖とが異なっている点に全く注意を払っていない事が致命的。ヒロインは盛んに怖がるが、読んでいる方はチットモ怖くない。ヒロインの恐怖が読者に滲み伝わって来る様な筆力が欲しかった所。 最後はヒロインの夢オチにしても良いくらいの、安易な創りなのである。「妖怪は人の心の中に棲む」というコンセプトで、江戸の怪談を、現代風の心理小説に昇華させる京極夏彦氏の様な構想力・筆力は望むべくはないが、ホラー作家である限り、もっと一工夫して欲しかった所。 | ||||
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徐々に過去のことが理解できてくるところが面白い!日本的ホラー | ||||
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目で見た怖い話というものが記された古い日記と挿絵。それを見た主人公が巻き込まれていく話です。 川瀬七緒さんと間違えて購入してしまったこともあり、初めて読ませて頂いた作家さんなのですが、まず主人公の性格が悪いなあと。共感できないのでいちいち気に障ってしまいました。これは完全に個人的な好みですが。 怖い絵に関しては、どうやって文章だけで表現するかというのは難しいこととは思いますが、思わずまどろっこしいから取り敢えず絵を見せて!というようなところもしばしばあり…。まぁ、これも個人的な好みです。 内容に関しては、怖がりの私ですが、夜中にひとりで読んでも全然平気でした。比較的薄い本で、ぎっちり書いてあるわけでもなかったので、すらすらと読めそうな雰囲気でしたが、古文のような文もあったり、主人公の性格が合わないこともあり、なかなか読むのに手こずってしまいました。 | ||||
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