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(短編集)
育休刑事
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育休刑事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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文庫のカバーイラストに惹かれて購入しました。 普段あまり本を読まない私でも、つるっと飲み込めるお話でした。 難しい本だと、ただ文を読むことに精いっぱいで読了後「今のは…いったい…?」と走り抜けることも多いですが、この本は、途中でこの人怪しい…と気づけたりトリックを自分でも考えながら読み進める余裕がありました。 それでもおやっ!?と驚く場面もあって優しすぎず楽しめました。 自分の中で登場人物のイメージが固まりすぎて、好きだけど映像化してほしくない…!!と思う作品になりました(笑) | ||||
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育児をしたことある方なら、懐かしく思い出すほどリアルな描写。 最後のどんでん返しは良かったです! | ||||
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あらすじにある通り、育休中の刑事と息子のばぶちゃんが事件に巻き込まれ、育児の視点が解決の鍵になるストーリー。 事件の内容もさることながら、育児の描写がリアル。 育児書コーナーにあってもいいのではないかと思うくらいです。 コメディ要素強めで、カッチリとした重厚感のあるミステリーを求める方には賛否ありそうです。 が!私はめちゃくちゃ好きです。 続刊があれば即買いします。本当におもしろいです。 | ||||
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この長さならトリック部分をもう少し捻って欲しかったとか、最後のどんでん返しがややわかりやすすぎ(伏線が多すぎる)とか、ミステリ部分に細かい不満はあるものの、育休小説としてはバランスが取れている。「屑」など激しい表現は本当にそう呼ばざるを得ない対象にのみ限られ、男性育児への無理解程度に対しては世代や社会の制約として個人を責めたりしない配慮も効いている。キャラクターの 警察制度への疑問(この県警は大きいのか小さいのか良くわからない)は措いといて、訂正したほうがいいと思うところが一ヶ所。爆発物は爆発しなくても未遂罪ではなく設置した時点で既遂罪です。判例があります。この規模だと無期もあり得る(逆に怨恨で二人殺しただけではまず死刑はない)。カタルシスにかかわる問題なので指摘しておきます。 | ||||
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楽苦しいとは、仲間内で使っていた言葉です。 子供が産まれた時、両親・義両親ともに近くにおらず、夫婦二人で全てが手探りでドタバタしていたことを思い出しました。 その頃は、勤務先に育児休暇制度がなかったんですよ。最近では、男性が育休を取ることも珍しくなくなりましたが、それでも、この作品に出てくるように世間の目はいまだ偏見に満ちています。 我が家では、週末に夫婦で育児と家事を交代していたので、妻だけが育児に苦しむことはなかったと思います。夫は夫で週末の休みがなくなってしまい、大変でしたが、その分、赤ちゃんを育てる喜びや楽しみも味わえました。 作品に出てくる事件はどれも複雑なものではありませんが、乳幼児がからむだけでも心が和むのに、プラスでその存在が事件解決に役立つのですから、面白くて、読了後、じつに気持ちが爽やかでした。 流石、似鳥さん! Good Jobです!! | ||||
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県警捜査一課の男性刑事が育休を取ったけど、事件からは逃れられなくてという設定だろうと思ったら、その通りだったが、赤ちゃんの行動が3つの事件を解決するきっかけになるというのを上手に組み込んでいる。その行動があるあるということばかりなので面白い。育休中の自分の息子の世話の様子が微に入り細に入り描かれていて、私自身の子育てを思い出した。ちゃんと妻を手伝って、風呂にも入れたし、おしめも替えたし、散歩もさせたからね。夜、寝かしつけるのも大変だった。子育てした者なら、うんうんと頷くこと必定の作品。主人公の姉も面白いし、最後に驚きも待っている。 | ||||
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「1億総活躍社会」とか「男女機会均等」とか言われて久しいが、果たしてどこまで実現しているだろう。未だに「女は家庭を守るもの」「男が稼いで家族を養うのだ」と考えている人の多いこと。私の上司はほとんどがそうだった。だかから、女性は結婚して子どもを産むと会社を辞めざるを得ない。その結果としての人手不足。この間、久しぶりに東京へ行って、喫茶店(今はカフェというのだろうか)に入ったら外国人労働者の多さに驚いた。もしかしたらコンビニはもっと多いのかもしれない。 そこまで人手が足りていないのに、妻が会社に復職し、夫が育休をとるためにはハードルが高すぎてあきらめなければならないケース、つまり妻が専業主婦になることが多いのではないだろうか。 本作品がミステリーとしてどの程度なのかはわからない。私はミステリーファンではあるが評論家ではない。だから、この文章は単なる一ファンとしての感想であることを理解して読んで欲しい。 男の育休について、偏見と無理解が多いことを、作者は実体験として感じた。けれども、作家が声高に社会の冷たさを訴えてもそれほど人々は心を動かされないだろう。作家は本を書くものだ。ミステリー作家ならミステリーを書くのが仕事だ。この作者のように、売れているミステリー作家が、自分の訴えたいことを作品にするのは当然のことではないだろうか。多少、「?」と感じることがないわけでもないが、男の育休について考えさせられたのは間違いない。しかも、楽しく読みながら。私は読み物として十分に評価できると思う。星が一つ欠けたのは、赤ん坊を危険に巻き込むのは、たとえフィクションであっても嫌な気持ちがするからだ。確かに、赤ん坊を連れていると他人と話しやすいことはある。聞き込みをする刑事にとっては強力な助っ人になるだろう。でもね、殺人現場や爆弾が破裂する危険のある場所に我が子を連れて行くことは絶対にない。それだけが引っかかった。 | ||||
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最近企業で育メンを推奨し、その話題に乗っただけの小説かなと思っていました。刑事が主人公の本は好きなので購入しましたが、簡単すぎる言葉で申し訳ないですが、ベビーが可愛いくて、主人公がカッコよくて、ユニークな姉さんも登場して、とにかく面白かったです。読み終えた瞬間、本を思わず抱きしめてしまいました。 | ||||
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ほぼ読んでいる作家さんですが、今回はとくによかった。すぐにばれてしまう部分もありますが、根本に流れるこの作家さんの誠実さがよく出ています。育休をとった男性がここまでリアルな子育ての現実を理解できたことがまず素晴らしい。それがミステリの屋台骨にきちんと昇華されているところも見事。動物園シリーズに続き、ぜひ続編が読みたい作品と感じました。 | ||||
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産休期間中に偶然この本の存在を知り購入しました。普段はミステリはあまり読まないのですが、育児や子育てを中心に捉えた人物像やトリック、途中で挟まれる小ネタなど新鮮で楽しく読むことができました。男性の育児参加がこれまでになく盛んになってきて、けれどまだまだ道半ばで…という今の時代だからこそわくわく、ドキドキしながら読めるお話だったと思います。年齢、性別問わず多くの人に読んでもらいたいです。 | ||||
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赤ちゃんネタと事件の展開が絶妙です。一気に読むことができます。 | ||||
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