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麦本三歩の好きなもの
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麦本三歩の好きなものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 41~60 3/4ページ
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麦本三歩はめんどくさい。些細なことが気になるし、理解できない行動も多い。言葉選びが慎重だけど、絶対間違ってるし、よく噛む。反応が大きすぎ、天然という言葉では足りないくらい天然だ。 でも、そんな麦本三歩は愛されている。周りからも、そして、読了した読者からも。 筆のタッチのせいか、内容はまるで残りません。残るのは読了後の心地よい気持ちだけ。 | ||||
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とてもいい話でした。今までと系統が少し違うようなところがまたいい。 | ||||
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図書館員の女性が主人公なのですが、ほのぼのとした日常を描いているというより、奇妙奇天烈。 主人公の言葉遣いも変わっているし、独特の世界観がありすぎてついていけない感じだったので、気に入らないの星2で。 | ||||
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初、住野よる。 ふむふむ。まるで孫娘を愛でるように読ませていただいた。孫、居ないけど。 私は、ずっと前から、一生懸命頑張る女の子のお話が大好きだ。だからナタリー・ポートマンは「レオン」以来一貫して全作観ているし、AKBは何人か推しメンはいる(いた)し、「村上海賊の娘」は、そのキャラだけで一気に読んでしまった。序でに言えば、現在は同郷のゴルファー渋野日向子にメロメロである。あ、いや、三歩と全然キャラ違う、ってわかっております。でも、私から観たら皆んな同じに見える。少女が果敢に世界に向かって、前を向いている。 「その見方、甘すぎるんじゃないの?」と"おかしな先輩"は言うかもしれない。三歩はまるで少女マンガから抜け出てきたような「ドジな女の子」であり(まぁそれだけじゃない所がこの作者のキモかもしんないけど)、三歩を愛すべきキャラだとするのは買い被りだと言うのだ。確かに三歩を彼女にしたら、毎日が心配で堪らなくなるかもしれない。でも孫娘ならば、生きてくれているだけで嬉しい。 前の彼氏とは、どんないきさつで別れたのか?三歩の名前の由来は?聞けば教えてくれるんだろう。あわわ、と戸惑いながら。でも、それは次に会う楽しみにとっとこ。 | ||||
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不器用で目立たなくて自分をうまく表現できない三歩。そんな三歩の日常を描いただけの小説。だから「つまらない」と思う人もいるだろうし、「怖い先輩」のようにむかつくと思う人もいるだろう。 しかし、よく考えると三歩はとてもドラマチックでうらやましい生き方をしているのではないだろうか。第一、図書館に勤めているというだけで本好きにはうらやましい。私は膝と腰の痛みおよび能力的に図書館勤めは無理だろうから。さらに、苦手な職場の同僚とぎくしゃくしならがもうまくやっているではないか。おそらく、多くの勤め人にとってはこの部分が一番うらやましいのではないか。 私の同僚や先輩、後輩にも職場の人間関係に悩んで休職したり退職したり、死を選んだりした人がいる。現代の日本では、学校や職場で円滑な人間関係を作り上げることがとても困難になっているのではないだろうか。だから、泣いたり笑ったり、ときにはずるしたり嘘をついたりしてうまく生きている三歩が輝いて見えるのでは。 住野よるの小説は心理描写が細かい。ときにはだらだらととりとめのない描写がつづくことがある。でも、そのとりとめのなさが人間であり、まとまった思考になりづらいのが日常生活なのではないだろうか。そうした中で、結果オーライの生活を送る三歩がうらやましくなるのだろう。 | ||||
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ん〜主人公の平坦にすぎるだろ日常にたまに飽きてしまう そして自分が心構え狭いからだろうか…少し三歩に苛ついてしまう… ただ出てくる食べ物の描写が好きかな | ||||
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★1の理由は読みにくい…でした。 内容はとてもわかるんですが、 期待しすぎたというのが この結果を生んでしまったと思います。 期待していたのと違う作品だった。 もっと、ストーリー性の強いものかと思いましたが、本当に日常の場面を書籍にしたんだと思いました。 | ||||
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麦本三歩の性格にイライラしてしまう人が中にはいるかもしれません。特に自分に厳しくて他人にも厳しいとなおさらそうなると思います。 架空の人物だと割り切って読むことをおすすめします。実際現実にこんな人が仕事場にいたら、私も好きになれないかと。 ドジっ子、大人なのに子供っぽい。そんな印象が残る麦本三歩。 今までにない新しい住野よるさんの作品に出会えた気がしました。 | ||||
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三歩の頭の中と心の中を垣間見ながら、彼女の生活の様子を見守るというスタンスで読み進めていくこととなり、なんだか所々で自分に当てはまっている部分が出てきて、妙にドキドキしました(笑) 平凡なことで半ば大袈裟に激しく一喜一憂していく姿は、実は結構多くの人に共感できるところかなと思います。 読み終わった後に、「なんだかんだで三歩も自分なりの日常を楽しんでるな」と感じられて、自分もほっこりした気分になりました。 現代人には、おススメの一冊です! | ||||
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生理的に嫌いなタイプだなぁと読んでいてイライラした。 おかしな先輩の気持ちの方が断然理解できるし大人! | ||||
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最初のうちは、こんな女性は腹立つことが多いだろうという感じで、物語に入り込めない。 ただブレない魅力がすこしずつ伝わってくる。 実際一緒に仕事をするのは正直辛いとは思わせるが、人間的な魅力度は上がっていく。 | ||||
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住野よる先生の作品は初めて読みました。 日常の何気ないものをひたすら綴る話、図書館勤務の20代女性が主人公という設定に惹かれて購入しました。 テーマや展開はとても好きだったのですが……残念ながら、文体が肌に合いませんでした。 物語は第三者目線で進んでいくのですが、砕けた言い回しや擬音がとても多く、違和感を感じました。 どうしても読み進めることができず第三話あたりでギブアップしてしまったので、実はこれは三歩の頭の中の日記でした、などというオチがあったのかもしれません。 別の方の批評で、文体が二次創作のようだと書かれているのを見て納得しました。文学的な書き方を求める方にはあまりオススメできないかと思われます。 のんびりとした三歩の日常が繰り広げられていくテーマ自体はとても好きだったので、とても残念でした。 ライトノベルのような文体が好きな方、日常ものが好きな方にはおすすめの作品です。 | ||||
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住野よるの作品は、本当に人物の描写が上手い! そして会話が楽しい。 麦本三歩はどうしょうもない子なんだけど、嫌いになれない。 読んでいて本当に幸せになる。 特に何も起きない一人の女性の物語です。 3日程度で読める作品だけど、幸せな時間を長く続けたくて1ヵ月掛けてゆっくり読みました。 是非この楽しい作品を多くの人に知って欲しい。 | ||||
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ある図書館員の日常を描いた物語 今までの住野よる作品と違って大きなことが何も起こらない物語 三歩は、本を読むのがすきで、コミュ障で、いつも怒られてる。でもなぜかみんなに愛されてる女の子。 この物語を読んで、日常の素晴らしさに気づきました!って書くつもりだったけど、そこまでぐっとくるような内容のものではなかった。 | ||||
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佐野よるさんの作品は初めて読ませてもらった。 結論から言うと、久しぶりに読書が楽しいと思い出させてもらったという感想。 まず特徴として、主人公の麦本三歩以外の主要な登場人物に名前が付いていない。(一名だけ例外的に名前がある。) 「怖い先輩」「優しい先輩」という三歩の脳内で勝手につけた呼び名で表現されていて、容姿の描写も極端に少ない。 それによって、「麦本三歩のストーリー」というオリジナル性を薄めて、どこにでもいる普通の女の子の日常感を上手く表現できているのではないかと思う。 言い回しも独特で洒落っ気があり、読みながらふふっと声を出して笑ってしまうことがあった。 それでいて言葉の伏線も秀逸で、佐野よるさんのセンスを2割分けてもらいたい。 内容紹介にもある通り、特別なことはあまり起こらない。いつも通り失敗して怒られ、美味しいものを食べて回復し、悩みすぎて寝れなかったらどうしようと悩みながら寝る。 文字で説明するとそれだけのことだが、麦本三歩という人物が持つリアルな悩みや喜びがとても上手く表現されていて、読み進めるごとに三歩という人間を理解していく。ような気がするのだが、また新しい一面が見えてきたりして、人間の奥深さというか、そういうものも感じさせてくれる。 最後に大事なことを伝えたい。 このレビューを見ている方の中に、表紙のモデルにもなっているモモコグミカンパニーさんのファンがいたならば、絶対に、今すぐ購入するべきである。 | ||||
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図書館に勤務する20代女性のなにげない日常が描かれています。 感動するシーンは特にありません。 ですが、なにげない日常の隙間にある "好きなもの"を楽しむ麦本三歩が愛おしく感じられる作品でした。 おしゅすめです。 噛んだ。 | ||||
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…まあ、微笑ましいやね。が、何か妙に苛々しながら読んでいた 何で苛々するのかと、終盤まで分からなかった おかしな先輩のご意見で分かった。このタイプ自分嫌いなんだわ。特に職場では とりあえず理由が分かってすっきりした | ||||
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期待し過ぎちゃったのかな。 「『朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。 好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しい』 図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげなく愛おしい日々を描いた傑作日常小説。」 なんて紹介されていたから、〝さりげない日々の豊かさ〟みたいなものをたっぷり描き出してくれると思って読んじゃったからね。 (そういう思想が、私は好き。) 製菓メーカー『ブルボン』のバームロールとかルマンドとかシルベーヌとか、チーズ蒸しパンとかに改めて目を開かされたりはしたけど、もっとそんな描写がほしかった。 じゃあ、三歩がいろいろな出来事を通して気づいていく人間関係の機微に係る洞察がいいかっていうと、どうってことない、と思う。 軽めの文体も、わざとらしく作った感じがして嫌い。 住野よるは『君の膵臓をたべたい』が良過ぎた。 『君膵』のあと『また、同じ夢を見ていた 』でガッカリさせられてから、久々に手にとってみたけれど、また肩透かしをくった気分。 | ||||
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麦本三歩は本が好き。整理整頓はやや苦手だが、部屋を綺麗に飾ることは嫌いではない。甘いものが大好きで、ついついベッドに寝転がりながらお菓子をほおばってしまう。……というようなことを、本を開かずとも想像できて楽しい。装丁にいろんな遊び心があって、面白かった。それはぜひ本を買って確かめてみてもらえれば。 本作は麦本三歩という図書館員の20代女性の日常を描いた作品。脳内が賑やかで、だけど表に出る動作はやや挙動不審気味。コミュ障な感じもあるけれど、といって本質的に人と関わるのが嫌いというわけでもない。大学でふっと話しただけの本来何も接点のない人と友達になれるあたり、実はコミュ力高い一面もあるようで羨ましい。 作者のTwitterでは「何も起こらない話」というようなことを(ポジティブな意味で)よく紹介されていた。たしかに今作は誰も死んだりしないし、時空を越えたり変身したりもしないし、他人の気持ちも読めないし人間関係が大きく変わったりもしない。……だけど、何も起きていないかといえば、そうでもないような。表面的に大きな出来事はないかもしれないけれど、でも僕らの日常以上にはきっといろんなことが起きていて、それを受けて三歩の内面にはよりたくさんのことが起きていて、読んでいて決して退屈とかそういうことはなかった。 地の文は基本的には三人称だけど、ところどころ、視線があちこちに行っているような、注意が散漫になっているような所があって、それはきっと三歩の精神状態を反映しているんだろうな。地の文を含めて三歩の視点で日常を見ることができるような気がして楽しかった。 | ||||
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住野よるさんの三歩に対する深い愛を感じた。こんな愛情の目で、人生を見られてみたいものだなと、三歩がうらやましくなった。三歩の可愛さがとにかく、伝わってくる。最初は三人称の文体に慣れなくて、三歩のキャラが掴めるような、掴めないような不思議な感覚が続いたが、 だんだん三歩のことがきになっていき、読み進めるうちに、虜になっていく。あたまのなかでおこっているささいな葛藤、こだわりなどが、全部、文章になっていて、ささいな日常を自分なりに生きる三歩の日常が、とにかく愛くるしい。自分の友達のように思える。 ただ、膵臓にあんなラストをもってくる作者の作品。なにもおこらないわけがない。 ハラハラするようなことも巻き起こる。それもまた、よかった。 最近、世の中は「きらいなもの」のことを考えすぎているかもしれない。すきなもののことを、考えた方が、楽しくて幸せだ。そんなことを、三歩の日常と、三歩の頭の中は教えてくれている気がした。 あと表紙を実写化したのは正解だと思った。人の形が浮かんでこそ、ずずっと世界に入っていける、物語だったような気がする。 | ||||
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