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転落
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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理津子、78歳。彼女が一生をかけて隠し通そうとした秘密が、消えた公園の柳の木がきっかけで暴かれていく。死んだ娘を見殺しにした男。遺産目当ての甥夫婦。嘘と自己弁護の応酬の末、露になる真実とは? まずこのあらすじがおかしいです。 これはこの本を全く読んでいない人が書いたのでは? この本を読んで、まず主人公とも言える話し手は理津子ではありません。 理津子の甥の妻にあたるみどりという女性です。 あらすじでは「遺産目当ての甥夫婦」と書かれている女性ですね。 遺産目当て…確かにみどりが全く理津子の遺産に期待していないかというと、嘘になるかもしれません。 しかしそこには同情の余地があり、みどりとしてみれば、旦那は稼ぎが悪い上に借金もあり、義理の叔母にあたる理津子からは日々辛く当たられている。 少しくらい…と思っても仕方ないのではと。 まあ夫の邦彦に関しては結構だらしない男なので、このあらすじでいいのかもしれませんが。 みどりを「遺産目当て」の一言で印象づけてしまうのは、間違いだと思います。 ストーリーとしては読み易く、まあまあ面白かったです。 個人的に高評価だったのは、ラストが清々しいくらいにハッピーエンドだったこと。 ホラーやミステリーの鉄板ともいえる、「解決したかに見えてまだ序章だった」みたいな展開がありません。 「犯人の異常性や残虐性を表すために動物が殺される描写がある」という、個人的に大嫌いな安直な表現もありません。 被害者とも言えた犬にも、救いの道が残されていました。 【主婦のみどりは、憂鬱だった。義理のおばから「亡くなった娘の三十三回忌に、大学の演劇サークルの仲間を全員呼びなさい」と命令されたからだ。なぜ今更ー。理津子の娘・愛理が亡くなった時、理津子はその仲間を激しく責め立てていたのにー。 仕方なく当時の仲間に連絡をとるみどり。愛理は、みどりの親友だった。そしてかつての仲間と連絡をとる内、愛理の死の真相、理津子達夫婦が犯した罪が明らかになってー。】 みたいな感じですかね。もし私があらすじを書くなら。 | ||||
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