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偶然の聖地
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偶然の聖地の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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自分には難解でした。場面も登場人物もめまぐるしく切り替わり、世界はバグだらけという設定に???。プログラミングの知識が少しでもある理系の方には面白いのかもしれません。新しい感覚の小説であることは確かです。 | ||||
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面白かった。導入のイシュクト山の描写ですぐにこの物語の世界観に入り込めた。 シミュレーション仮説を思い起こさせるような展開。現実の世界もこうではないという保証はないが、日々生きている自分は紛れもなく現実の世界にいる。日々を大切にしようとあらためて思った。 | ||||
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エッセイを装った小説か、小説を装ったエッセイかわからないが、自身の経験を基に語られるストーリーには、生々しいリアリティが感じられた。ところが、内容はぶっ飛んでおり、円城塔の小説を読んでるような、不思議な読感。物凄く面白かったのは確かで、どんどん読書スピードが上がり、あっと言う間に読み終えた。 疾走感溢れる読み心地が印象的な、円城塔風ヨタ話SFと評したい。いやあ、面白かった。 | ||||
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買い求めた家には何故かいくつもの外に通じるドアがあって摩訶不思議。 しかしこの家の主はそんな感覚を持ちながら 毎回そのドアを開けると・・・ はっ???? この本は摩訶不思議の世界に そう、「は??」と独り言を言いながら なんだこれ?と読み手に変な気持ちの中に誘い、そしてやめられない。 | ||||
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バックパッカーを題材にした小説は「深夜特急」以来だろうか。 若いころのドキドキ・ワクワクがよみがえる感じがして楽しめた。 そして「世界医」つまり、この世界はプログラムであり、修正するためのプログラマーがいるという設定。 イイ。いいですね~。 (いろいろな意味で)トリップしちゃいました。 | ||||
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こういう壮大なホラ話、大好きです。 そんな馬鹿な!と思うと実在の話だったり、詳しく知ろうとネット検索したら完全に架空の話だったり。 作者の知識と経験(ITエンジニア、バックパッカー、ゲーム、その他雑多諸々)が縦横無尽に放り込まれて、物語はうねりにうねり、やがて四組の登場人物たちはそれぞれ「偶然の聖地」イシュクト山に辿り着きます。淡々ととんでもないことをやる彼らの味わいもいい。 デバッグの描写も良くて、特に宇宙エレベーターを奏でるシーンは壮大です。 イシュクトのバグ修正を試みた歴代の世界医(実在の歴史上人物)のチョイスや、彼らのコメントも、いちいちくすぐる。 デカいスケールと近視眼的な細かいネタ、止まった時間=0秒の中での何十日何ヵ月間、と極から極へと伸び縮みする読書体験が楽しい。あと、バックパックの旅に出かけたくなります。 | ||||
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架空の山へ挑む登山者と世界の裏側に触れる事の出来る医者達の姿にわくわくする。著者によるメタ註が面白さを盛り上げてくれた。正直興ざめるかも?とか思ったけれどそんな事は無かったです。ちょっとこの医者になりたい。 | ||||
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序盤こそは背景も目的も違う人たちの群像劇,そしてロードノベルかと思いましたが, チラホラと奇妙なものが覗き,徐々に非日常へと転がっていく様子は幻想奇譚のようで, かと思えば,世界の根幹はSFであり,メタフィクションも絡む流れには興味と困惑が半々. ただ,彼らがついに会する終盤は,それぞれの収束にカオスとしか言えない状況の中, 世界の仕組み,そして『偶然の聖地』に触れるやり取りにはちょっとした興奮すら覚え, やや駆け足気味ではあったものの,落ち着くところに落ち着く幕引きには思わずフフッと. (プログラムの知識あれば,ここに限らず三割増しくらいで楽しめるのではないでしょうか) 語られ,目の前に見える世界と彼らを,どう受け取るのかはなかなかに難しいのですが, 世界には大なり小なりの不具合が山積みで,それがどうにか,そしてなぜか動いている今, 折り合いを付け,時に片付けて生きていくのはみな同じかと,こちらは苦笑いが漏れました. このほか,書籍化にあたり付け足されたという,三百を超える註(注釈)については, 自分としては気が散りがちだったのですが,それでも物語や登場人物の補足はもちろん, 著者ならではの海外生活の豆知識や,笑える小ネタなど,興味深く読ませてもらいました. | ||||
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