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教室が、ひとりになるまで
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教室が、ひとりになるまでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 21~40 2/4ページ
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六人の嘘つきな大学生を読み、この作者さんを知りました。そしてこの「教室が、ひとりになるまで」は一気読みしました。 しかもそのあと気になる部分を読み返したりして...他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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うーん……。超能力要素もミステリ部分もオマケで結局「いろんな人間がいるんですよー」ってことが書きたいだけでしょうか? 「みんな一緒で楽しいクラス!」な雰囲気、押し付け、圧力がうざかったので殺した以上の理由がないので学校が全ての中高生ぐらいにしかウケないと思います。 というか、いわゆるカースト上位による明確なイジメみたいなものがないので単にひがんでるだけになってしまってるんですよね。一人がいい、でも雰囲気を壊してまで一人になる勇気はない。みたいな。 それをやるとイジメに発展するかもしれませんが、実際に行動に移してないのでイジメられるか一人になれるかもわかりませんし。 犯人の背景がほぼ明かされないのでわかりませんが、学校やめればよくない? 高校でしょコレ。 卒業しても続く~みたいなこと言ってますけど、「いやお前そもそも経験してないやん……」って感じです。 結局殺人してるし、反省して生まれ変わりました~で許される話ではないと思います。殺された3人不憫すぎでは……。 | ||||
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まず、パズルとしてのミステリーは良くできています。 純粋にというか、ミステリー小説、推理小説として高評価にしました。 しかし、それ以外が全く評価できません。 とにかく登場人物たちの誰にも共感できない。 脇役たちも含めて、その行動が突っ込みどころ満載です。 推理が成立つようにと、登場人物たちが都合良く行動してます。 違和感ありまくりな行動や思考について、作品を成り立たせる為のご都合主義なのかと感じました。 監視カメラを付ける前に、もっと管理を厳しくしろよ、とか(笑 突っ込みたくなる点が山ほどあります。 その意味では、個人的には好きになれませんでした。 でも、パズルとして良くできていたと思ったので、好きじゃないけど高評価としておきます。 | ||||
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冒頭から引き込まれ、一気読みしました。ラストも良かったです。 | ||||
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簡単に言うなら青春超能力推理バトルといったところかな。実に面白い。 4人の能力者の中で最弱に見える能力が実は最強だったりする。 この能力がなければ犯人割り出せなかっただろうし。 | ||||
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●フーダニットを推理する楽しさとファンタジーの様なガジェット/特殊能力の面白さを味わえる小 説。特殊能力そのものも興味大ですが、その能力の発動条件や失効条件の付与で暗中模索の推理が目 玉です。 4人の受取人、なかでも”死神”の特殊能力の謎をラストまで引っ張る筋立ては流石。最後まで興味 を持続できました。特に自分の能力を隠しながら相手の能力を探る方法は、まさにポーカーの緊迫感 を覚えます。 高校生なりの処世術や純粋性。しかし、自分の考え方や価値観と異なる人間を排除する純粋性は危 険。なぜならそれはテロあるいは独裁主義に通じるという事を、あの”死神”は自覚しているんだろう か?高校生たちの純粋性と危うさが切なかった。 | ||||
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『教室が、ひとりになるまで』 タイトルが素晴らしいですね!! 真犯人の超能力を推理する展開が独創的で素晴らしい作品です。 学校内の連続事件の真犯人が中盤でわかるのですが、その犯人の超能力の能力とは何かを超能力を持つ高校生が解く、(ジョジョ見たいですよね。)独創的な小説です。 スクールカーストと人間の信頼がテーマになっています。 伏線の回収が見事と言われる浅倉秋成先生の作品。『6人の嘘つき大学生』など読まれた方にはお薦めです。意外な人物がキーパーソンだったりしますよ。 終盤の展開などかなり不自然ですし、超能力など荒唐無稽で残念な欠点も多くありますが、スクールカーストの捉え方など独創的で、価値判断に対する普遍的なメッセージは素晴らしいと思いました。 表紙のカバーを見開きで見て頂きたいです。 ラストはセンチメンタルですが、とても素敵なエンディングです。読者として希望を貰えて心に残りしました。とても印象的な小説のエンディングでした。 | ||||
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私立北楓高校の校舎内で2年生の生徒の自殺が3件相次ぐ。いずれも同じ文面の遺書をのこしていたーー「私は教室で大きな声を出しすぎました。調律される必要があります」 クラスメートの白瀬美月は事件にショックを受けて不登校になってしまう。マンションの隣に住む幼なじみの垣内友弘が様子を見に行くと美月は、「3人は自殺じゃなくて殺人だ」と主張しはじめる。そして友弘は謎の人物から、特殊な能力を授けるとの手紙をうけとるのだった……。 ―――――― 浅倉秋成氏の小説といえば、今年2022年の本屋大賞候補作となった『 六人の嘘つきな大学生 』が群を抜く面白さを持ったミステリであり、2019年に出版された『 九度目の十八歳を迎えた君と 』が美しも妖しい魅惑の物語でした。すっかり魅了されてしまい、少し以前の作品を手にしてみたくなったというわけです。 この『教室が、ひとりになるまで』は第20回本格ミステリ大賞<小説部門>にノミネートされたそうですが、<本格>の名がイメージさせる結構かというと疑問です。これはありていに言ってしまえば、SFミステリです。人知を越えた世界において、その特異な世界を支配する怪異な理屈にのっとって事件が発生し、なおかつ解決されていく道筋が描かれます。 かといって、理屈を度外視した何でもありの世界ではありません。友弘(と他の何人か)が授けられる特殊能力には、発揮できる条件があり、なおかつ無効になりうる限界点も存在します。込み入った<縛り>があるため、それをうまく回避しながら事件解決に奔走する彼(ら)の行動が、なかなか手に汗握る展開を見せます。 また、そうした特殊なSF的要素の向こうに横たわるのは、高校生という自由で若さあふれる活動の場に見える空間が、閉塞感や息苦しさと背中合わせであるという、哀しい現実です。その現実とは、非現実世界を描いたこの小説を超えた世界を生きる読者の日常生活にも覚えがありそうなものです。 この小説は、各章に「第一章 告白 」「第二章 国家 」「第三章 一般言語学講義 」「第四章 人間不平等起源論 」「終章 悲劇の誕生 」と、古今の哲学書の題名がつけられています。そしてこの小説が明らかにしつつある閉塞感や息苦しさを眺め渡すうち、私はフランスの哲学者サルトルの戯曲『 出口なし 』を思い出していました。サルトルの芝居の中に、「地獄とは、他人だ」という台詞があります。これ以上踏み込むと『教室が、ひとりになるまで』をこれから読もうとしている読者の興を削ぐことになるので控えますが、浅倉氏の小説の良いところは、過酷な世界にも必ず人間のやさしさがあることを見せる点です。『九度目の十八歳を迎えた君と』しかり、『九度目の十八歳を迎えた君と』しかり、です。 この『教室が、ひとりになるまで』も、クライマックスにおける犯人との対決は苛烈で痛ましいものですが、それを乗り越えたところに、人間の心の温もりはしっかりと置かれているのです。 . | ||||
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この二重表紙に書かれてる文言がキャッチーで「そんな訳ないでしょ」と手にとって読んでしまう。 “ここはみんな『仲が良い最高』のクラスです。あの3人はただの「自殺』です” そんなクラスが仲良い訳もなく、最高であるはずもない。 そうツッコミを入れてから読み始めるのが楽しい。 中身は特殊能力系のミステリ。特殊能力を誰もが使える訳ではなく、特定の条件で特定の人物が使えるもの。 主人公の力は「嘘を見抜ける」で、それも代償がある。 絶妙に不気味な感じで見抜けるようになるから読んでいて少し背筋に虫の這う感触が現れるのも筆の巧さ。 どんな能力で誰が何をしたのか、その理由とは。テンポ感があるので一気に読めてしまう作品と言えます。 嘘見抜く系の能力は欲しい人も多いけれど、人は知らぬが仏で生きていく方がきっと幸せだろうな、とも思えてしまう。 仲が良い最高のクラス、そこで起こった悲劇。自分と深く関わる人の死だけが本当の意味での人の死だと言う話が脳裏に過ぎった。また傍観が何を意味するのか。 「私関係ないから」と無視してしまう行為もまた、立場をニュートラルに持っていっている気がしているだけで、一つの立場を表明していると言ってもいい。 いじめがあり、それをする人も、される人も、無視する人も、通報する人も、それぞれの立場を表明している。 何となく普段事勿れで生きているところにも突き刺さるテーマだなぁと思えました。 | ||||
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サンプル読んだ限りでは、ホラーっぽい雰囲気あったんですけど、いざ購入してみたら異能力者の頭脳戦で意外な面白さがありました。 しかも能力使って直接戦うのではなく、謎解きするってのは新しいと思いました。 能力と発動条件を言い当てたら能力が無効化されるってのも面白いルール。 最後までさくさく読めたし面白かったんですけど、犯人の犯行理由が思春期全開ですね。 まあ、閉鎖的な空間ではちょっとした人間関係が殺意の原因となるのは何時の年代も一緒でしょう。 それが年代によって、家庭だったり、職場だったり、学園だったりすると言うだけで。 なのでそれ自体は理解できなくはないですけど、それを小難しい哲学を持ち出して装飾する辺りは本当子供向け何だなと思いました。 それと、犯人の犯行動機に主人公が肩入れしすぎじゃないですかね。 涙ながらに主人公が何か言ってましたけど、私には犯人は逆恨みで殺したに過ぎないと思えました。 ラストも全く納得できなくて独善的だと感じましたね。 実際に学校に通ってる学生だと共感できたりするのかも。 しかし、それは危険な共感ですね。 そんなの絶対にお互い様だし、そんな理由で殺しあってたら本当に教室が一人になりますよ。 | ||||
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軽くて読みやすいミステリーですね。 ただ高校が舞台で超絶美少女で冷たい目を持つ・大して知らない同級生にいきなり哲学書の浅い知識を語り出すなど、厨二病のようなキャラが痛すぎて苦笑してしまいます。 中高生くらいまでのミステリーやエンタメを読んで色々な本に触れていく上での入門書としてはとても良いのではないでしょうか。 大人になってもこのようなエンタメ小説で足踏みしていないことを祈ります。 | ||||
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特殊設定やミステリとしての伏線等はとても面白く読めましたが、肝心の動機がうーん、、これがぐっとくるのは中高生だけじゃないかな、、浅倉さんて33なんですね、にしてはこういうテーマが本気で書けるほど純粋な方なのか、あえて中高生向けに書いたのか。 でも他の作品にも期待。 | ||||
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あまり面白くなかった。 | ||||
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一番悪いのは、犯人に能力を授けた卒業生だ。 あれだけ報道されてれば、自分が手紙を送った相手が犯行を行ってることは一目瞭然のはず。 在校生名簿とやらがあるらしいから、他の受取人が誰かわからなくても、犯人以外の全生徒宛に犯人の正体と能力、発動条件を書いた手紙を送ればいいのにそれをしない。 犯人以上に闇を抱えた人物なのか、真の黒幕なのか。 | ||||
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ある高校で、自殺者が多発する。 高校には代々、全生徒の中で4人だけ、それぞれ特殊な能力を授けられており 能力者の1人が自殺に見せかけて殺人を犯している、 という特殊設定ミステリー。 だがこの小説には社会派な要素も取り入れられており 犯人の行動動機には、とても納得してしまう自分もいた。 読みやすく、内容もピンポイントで中高生におすすめの内容です! | ||||
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いわゆる超能力を主題に据えたミステリーというのはちょっと珍しいと思います。しかもそれが妙な怪奇物になっていない点もいいところでしょう。また、その根底に最近問題になっている学級崩壊が語られているのも今らしい捉え方だと思いました。しかし、感想のなかには希望がもてる結末だと書いていらっしゃる方もおられますが、最後はいかがなものなのでしょうか。こんなところで道徳を持ち出すのもおかしいのですが、殺人は殺人です。主人公たちが私刑に及ばなかったのは当然として、一方で犯人はそれなりの報いを受けるというかたちにならないと、決していい子ぶっていうのではなく、これは犯罪小説ではないのですから、殺人を肯定するような終わり方には納得できないものを感じました。 | ||||
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最後までとても面白い作品でした。 もう50も大分過ぎたおじさんですが、今も昔も青春が抱える悩みは同じだと感じました。 | ||||
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犯人の能力を解くまでの道筋が最後。 そして殺人の動機も恐らく多くの人が共感してしまうのではないか。とにかく読んでて面白い! | ||||
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え、これって結局どうなるの?と、引き込ませる展開に気づいたら即日読了していました。 伏線回収が素晴らしい。 | ||||
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視点を変えて感じるそれぞれの心理、思考。自分がどこに当てはまるかわからないけれど。同じ空間にいても、人それぞれ感じることが違うこと。考えさせられました。 | ||||
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