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教室が、ひとりになるまで
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教室が、ひとりになるまでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ライトノベルを卒業した人でも読めるよう、少しだけ現実味っぽい要素を入れた異能バトル。 ただ、ライトノベルのような突き出たファンタジー感もなく、かといってノンフィクションのようなリアリティ感もなく、結局中途半端な味付けになってしまった、という感じです。 設定を作り込んだような読み込ませをさせるのですが、結局は異能で片付けられてしまうので、物語の転換点や登場人物の心情変化に深みや重みが感じられない部分がありました。 | ||||
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青春ドラマ+異能力+ミステリー。仲の良いクラスの中に潜む不穏な雰囲気を描くミステリーかと思ったら途中からSFになった。 | ||||
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導入部分は面白かったのに、だんだん盛り下がっていく。 殺人を受け入れてしまうのは納得いかない。 | ||||
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自分も地味で静かなグループだったから目立ってうるさい人達は好きではなかったが、世の中には自分と合う人なんてそんないないわけだし。 壇は難しい本をたくさん読んでるけど、そういうことは学べなかったようだ。極端な思想の人。 クラスの人達がみんな死んでほしいほど嫌いなら学校行かなければいいとも思うが、 嫌いなやつのために自分が高校中退になるのはも嫌なんだろう。 犯人が殺人を思い立ったきっかけの一つが(主人公曰く)友達だった小早川の弔いだ。でも小早川は周りに流されて好きでもない友達と過ごしていたが、別に友達にいじめられていたわけではないようで。 なのに壇がその人らを殺そうとするのは逆恨みも入ってるなあと思った。小早川が自分と同じ考えだったことに悔しさ、後悔を覚えたんだろうけど。 あと受取人がAB組に偏りすぎ。 | ||||
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まあまあ。 「嘘つきな6人~」の方が面白かった。 けれど、思春期特有の生きづらさはよく理解できたし、高校生の頃を思い出しました。 あの頃の年齢にとって、世界は大人のそれよりずっと狭く、学校が世界そのものになりがち。私も人間関係に違和感や悩みを持っていたことを覚えています。 ミステリーにありがちな陰鬱とした読後感はなく、爽やかです。 | ||||
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現実離れした話しであまり引き込まれる事もなく期待した分残念でした。 | ||||
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軽くて読みやすいミステリーですね。 ただ高校が舞台で超絶美少女で冷たい目を持つ・大して知らない同級生にいきなり哲学書の浅い知識を語り出すなど、厨二病のようなキャラが痛すぎて苦笑してしまいます。 中高生くらいまでのミステリーやエンタメを読んで色々な本に触れていく上での入門書としてはとても良いのではないでしょうか。 大人になってもこのようなエンタメ小説で足踏みしていないことを祈ります。 | ||||
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「6人の嘘つきな大学生」に圧倒されて、続けてこの作家の過去の作品を読んだ。「6人の〜」が傑作過ぎたせいで、この作品がライトノベルのように感じた。残念。もし逆の順序だったら、きっとこの「教室が〜」もそれほど悪い作品ではなかったのかもしれないが、もしこの本を先に読んでしまっていたら、ボクは「6人の嘘つきな大学生」まで手を出したか?甚だ疑問である。微妙な気分だ。 | ||||
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本を読むのに久しぶりに徹夜してしまった! おもしろかった! 伏線の回収が見事で、最後のほうはー なるほど! そういうことか! そうきたか!! うわ、わかる、つらい!! と、まさしく怒濤の展開。 ラストは、希望の見える終わり方ではありましたが、個人的にはつらいな~という気持ちの方が勝ってしまい… でも、事件が解決しておしまい、だったら…ここまで印象に残る作品になってなかったと思うので、あれはあれで良かった…んだとは思うんですが… でもできれば、もっと…晴れやかな気分で読み終わりたかったなぁ…というのが正直な感想…です。 あと、殺されてしまった3人が、べつにいじめとかをしていたわけでもなく、ごく普通の子たちだったので…非常にかわいそうだったなと思いました。 「でもーだからって、殺しちゃ、ダメだろ」なんですよ。 | ||||
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特殊能力や推理考察がメインかと思わせて本当の話の中心は社会性ヒエラルキーと嘘という部分です。 学内のヒエラルキー、ようはスクールカーストにおいての上部と底部それぞれの立場の思いや考えをさっぱり簡潔かつしっかりと読者にわかりやすく示されております。また、学内ヒエラルキーを良く思っていない者たちの心理や行動はされに的確に表現できており、青春時代の孤独ゆえの闇や心の叫び、それを少しだけ照らす救いにも似た小さな光にも触れており最後は少しほんのりする展開です。 多少救われる展開への一つとしてこのクラスのスクールカーストでは表だったいじめがなかったことも一つあります。実際のスクールカーストでは大小に関わらずいじめやいじりに似た何かがあります。 これが有る無しでは、事件解決後にほっこりする展開づくりは難しいでしょう。ただこれはどちらか言うと陰惨な話を書いて読者に嫌悪感を与えたくまではないという作者の考えが大きいようにも感じます。 実際最悪なクラスとまで登場人物に言わせてますし。 ただ、拍車が掛かればいじめの延長になりそうな描写はありましたが。 そういった学内社会性問題提起や、当事者達の心理描写が巧みに描いているところは大いに関心でき楽しめましたが多少の疑問点はありました。 自殺した女の子の動機が弱いと感じました。心を殺して自分に嘘をついて生き続けることは自殺に値するという比喩にも似た表裏表現からなのでしょうが、明確ないじめや他社からの強い心理的肉体的暴力がない所で自殺までおこなう心理です。 殺人犯の心理や動機については唯一の親友というところやクラスが嫌いという観点から鑑みると もし人が特殊能力を得たならば…行動に至らなくはないなとなんとか納得しました。 最大の問題点は、この作品が殺人ミステリーを取り扱う必要はあったのかというところです。 これを設定としてしまうところでは必ずトリックを考え伏線を張り解説する必要がでてくるのですが、そのトリックがこの作品では全て特殊能力ありきとなっており果たしてトリックなのかなという描写も多いです。 特殊能力のひとつが、この作品のテーマである嘘に醍醐味を持たせています。この設定があることにより誰がどのタイミングでどんな嘘をついたかということを、作者や登場人物の気持ちを考察できない読者にもわかりやすく理解してもらう要因の一つとなっています。 ですがこの部分を抽出するとなるとそれに追随してくる他特殊能力のために、トリックがお座成りとなってしまっています。 世の中の殺人トリックはこの2020年代までに、ありとあらゆる手法が出尽くしており新発想が出辛いのが現状です。 またマンネリ化や二番煎じ批判を避けるために他作品のものや有名どころは作家のプライドや世間体として使い辛いことも問題です。 ですが自分の作家性を、作品を世に披露し話題や名声をモノにしていくために、何かしらの新規を開拓しなくてはなりません。そのため近年多く使われる手法の一つとして特殊能力や魔法、ファンタジー、SFと絡めたミステリーやトリックネタも多くなっています。 それらの例に漏れず今作もそうなのですが、特殊能力が主人公や読者の推察を根底からひっくり返すものであり必ずこのトリックは必要でなかったと思います(検証済みです) 本格ミステリーではないと言われればそうなのですが、被疑者を絞る際も会話により糸口を掴む展開も全て特殊能力便りで他に良いテーマがあるので推理部分が蛇足に感じました。青春作品としてもしっかり読ませてくれたとは思います。 あと近年の表紙帯は声が大きいですね。話題性、売り上げのためには仕方ないことなのですが、過剰に持ち上げすぎのような気はします。少し前まで押していた映画を見た人の感想風の映画CMのようでわざとらしいです。何事も吾唯足知ですね。 | ||||
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