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インソムニア
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インソムニアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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カッコイイ自衛隊の話かと思えば、最終的には??な方向に流れてしまいました。 どんでん返しも伏線がなかったので一方的に展開を見せられて行くだけな感じ。 これは果たしてミステリーなのか。ハードボイルドでもないしなあ。 最初の設定が駆けつけ警護に女性二人を含む七人で派遣って、何それ……。 七人って。七人て。何それ。 たとえば、主力部隊で駆けつけて事故に遭って七人がはぐれる、とかならわかるんだけど。 ありえんでしょ、っていうので何となくハマれませんでした。 ただし、駆けつけ警護やら、自衛隊派遣の是非を問う姿勢は良かったです。 ちょっと読み進めるのがつらかったですが、後半がいいとコメントにあるので、頑張って読みましたが、うーんうーん。 ネタバレです。突っ込ませてください。 。 。 。 。 。 。 。 。 妻に離婚届を渡しただけで離婚成立すると思っちゃった上に、不倫相手に「妻と離婚した。一緒になろう」。アホなのかな? クール―病ってそういう病気があるのか調べたら実在してました。でも潜伏期間5年ですって。リアリティにこだわるならそこはきちんとしてほしかった。そもそも食人のあたりからファンタジー化した気が。 やられた相手が、ちっこい村の友好民族で、女性隊士はいけにえとされ村の子どもを産めよ増やせよ……。そういう隔離された村人とどうやって意思疎通を? 国防軍は村人を殺した日本人の味方となり、自国の古い民族を殲滅……。このラストはどうなん? 自国民の民族を他国兵士のために殺せる国防軍を抱える国に味方する国連て、それに派遣する日本って。 そこを痛烈に批判すれば社会派的なミステリになりそうな気はしますが。 最初に読み始めた時に感じた硬派なイメージが、不倫あたりでぶち壊れて食人でトドメを刺されてラストでなんじゃこりゃになりました。 | ||||
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評判ほどではない.新聞の評をみて購入したが、評判ほどではない.老人にとって最近の小説はわかりにくい。中村文則などもそこそこ高い評判だが、どこがいいのかワカラナイ。 | ||||
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現実の南スーダン自衛隊PKO日報隠微問題では、結局担当防衛大臣や防衛省幹部の首が飛んだだけで、具体的な「戦闘」があったのかどうかは、闇に葬られた。世論を受けて早く撤退したおかげか、犠牲者も出なかった。よって、改定された自衛隊法は一切手をつけられなかった。 ところが、今年の冬、南ナイルランドという架空の国で、具体的な自衛隊PKOの「駆けつけ警護」任務で、「戦闘」が起き、犠牲者が出たという事件が発端の社会派ミステリーが上梓された、と聞いて本書を紐解いた。小説上では、当然政府は「戦闘」は無く「事件」であると報告を「改竄」しているが、次第と真相が明らかになって行く、というのが本書のストーリーである。 物語を動かすために作者は、自衛隊の外の人間はほとんど出さなかった。ジャーナリストや政治家は、少ししか出てこない。その代わり、生き残りの隊員を治療するメンタリストや精神科医などを配置し、一章ごとに生き残った隊員たちが新たな真相を語るという「羅生門」方式を採る。小説だから描ける個々の人間心理に迫った真実を、社会的な視点から描きたくはなかったのだろう。それは、判る。ただ、真相らしきものを玉ねぎの皮をはがすように何度も塗りかえる途中で、最終章では、この本を書いた意図が向こうに行ったのではないか?と危惧を覚えた。 最終章の直前の、メンタリストの神谷が最後に選ぶ道の場面で終わらせて欲しかった。その方が、真の国際貢献の姿、現代の国際情勢では「駆けつけ警護」任務は無理があることを鮮明に出せたと思う。人間ドラマを出してもいいけど、私は「アレ」は作り過ぎだと思う。 | ||||
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