終末のアリア
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緻密な調査をして書き上げたことが文脈から滲み出ています。 これを映像化したら凄い映画になるんじゃないかなぁ。 今を反映したとても素晴らしい作品です。 | ||||
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国際テロを扱う壮大なスケール感と、とはいえ物語は時間発生から一日を描くというタイムスパンで、エンタメとしても、社会派サスペンスとしても緊迫感をもったまま一気読みしていました。大変滑らかな文章で、内容は硬質なのにとても読みやすく、先が気になって次々とページをめくりたくなります。この事件が起きたら、いったい今の日本国はどうするのだろうかと、読後考えさせられました! 脳内で映画を見ているような楽しさもあり、面白かったです。 | ||||
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読みごたえがあり、平和について考えさせられる本。映像化されたらいいと思う。 | ||||
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事件の大半は会議室の室内から語られ、容疑者の独白とSFチックな展開でアクロバティックに解決する。 最後まで精読するのは、かなり辛かった… | ||||
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まさに世界規模、これほどまでにスケールの大きなポリティカル・サスペンスは、思いつく限り、福井晴敏さんの『亡国のイージス』(日本推理作家協会賞等、トリプル受賞)以来ではないか。 最初のヒントは、2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件から、ちょうど二十年の節目に、日本でテロが発生するところ。無論、偶然ではありえない。因果は巡る――アメリカによるイラク侵攻、サダム・フセインの死、IS(イスラム国)の勃興、なんならロシアによる第一次ウクライナ侵攻を加えたっていい。本作の主役、元防衛省キャリアで、CIAに引き抜かれ、今ではアメリカ政府から命を狙われているテロリストの赤星瑛一は、こうした同時代の政治状況が必然的に産み落とした寵児、否、鬼子として周到に造形されている。 もうひとつのヒントは、徹底的に敵の顔が見えない(インビジブル)点にある。それがサイバー攻撃の真の恐怖だろう。つい先日も、中国人民解放軍のハッカーが日本の防衛機密ネットワークにアクセスし、執拗な情報収集を行った経緯を、米国家安全保障局(NSA)が発見して日本政府に報告した、とワシントン・ポスト紙が報じた。そう、本書はいつ起きても不思議ではない事態を、同時進行ドキュメンタリーのように描き出す手法に特徴がある。400ページに達しようかという長編ながら、実質的なスパンは、事件発生からわずか一日である。それだけ濃密な虚構空間が演出されるが、哀しいことに、日本政府は予想通り、何もできない。作中、日本版NSC(国家安全保障会議)がたびたび招集されるが、まさに〝群盲象を評す〟、大企業の役員会議を思わせて滑稽極まりない。 フィクションだからこそ成立する、警世の書、と受け止めた。 | ||||
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