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名もなき星の哀歌
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名もなき星の哀歌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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久しぶりに夜通し小説を読んだ。 読みながら途中で「おや?」と思ったことを細かく回収していってくれるのでとてもワクワクして読めた。 概してミステリ小説はナルシスティックというか、言葉繰りが独特で読んでいて疲れるものが多いが本作はわかりやすい言葉で描かれていて内容にスッと入っていけた。 作家の次回作も楽しみ。 | ||||
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舞台設定、ストーリー、人物関係、全てが良く作られている 予想外の展開や張り巡らされた伏線。ドンドンとその世界に引き込まれていきます | ||||
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謎解きテクニックに走るミステリの濫造に辟易してしばらくこのジャンルから離れていたのだが、久しぶりに読んでみてまだ物語としてのミステリも生き残っていたかとワクワクしながら最後まで読み切った。 特殊設定物なのでご都合的になるのは致し方ないところ。謎解きの大筋は途中で見当がつくが、この物語の面白さはそういうところではないだろう。読者が想定する「設定」の使い道はちゃんとわかっていますよと押さえつつ、ラストへ向けての畳み掛けはお見事。他の作品も読んでみたいと思った。 | ||||
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時間を忘れて読みました。めちゃくちゃ面白かったです。 久しぶりに好きな作家さんができました。 初期の辻村 深月さんの作品を読んだ時のような、勢いや今後への期待感がありました。 意外と賛否が分かれており、たしかにミステリーと言い切っていいかは思うところがあります。 ライトなSFミステリーとして極上のエンタメ作品であるのは保証します。 伊坂幸太郎や辻村深月さんが好きな方なら、間違いなく楽しめるかと。 今後も応援させて頂きたいと思います。 | ||||
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日に日に生きづらくなってきている、日本に物申したい気持ちで感想を述べる。 一人一人キャラクターの個性がしっかりしており、まるでひと昔前のタランティーノ作品を見ているようで、軽快なリズムで作品を読み進めることが出来る。 ロジックを伴った秀逸なプロットもさることながら、一番感心したのは読者の倫理観と作者の倫理観を擦り合わせていく細かな作業を怠らなかった点である。 「私はこう考える。あなたは違うように考える。でもそれって自然なことですよね。」 といわんばかりの作者の意図が感じられ、読んでいて気持ちが良かった。 みな異なる背景を背負い、苦しみながら生きていく中で突きつけられる現実は、時に残酷である。ただそれがゆえ、面白い。 そういった、当たり前ながら、日々忘れがちな「種々雑多な他人の生活を許容する楽しさ」を再確認させてくれた。 確かに、記憶の売買は一部の批判にある通り、エキセントリックな設定ではあるが、そもそもひと昔前の日本には、今の日本のような不自然な完璧を求める全体感は無かったと思う。 客からのクレームに怯え、非の打ちどころの無いマニュアルで対抗していくよりは、多少ミスをしても、従業員の自由を認めていた日本を懐かしく感じた。 | ||||
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新潮ミステリー大賞受賞作。 伊坂先生の帯コメントに惹かれて購入しました。 端的にいうと、面白いです。 ファンタジーな設定を違和感なく理解できるような展開の巧みさや、伏線回収の爽快感といった、ミステリーとしての出来はもちろん秀逸だと思います。 加えて、「現在の私にとって記憶とは、どのような意味を持つものか」といった形で、テーマそれ自体を自分に引きつけずにはいられないような、考えさせられる作品でした。 さらには、ディテールが好きです。 主題の深さに潜り込みそうになる私を引き上げてくれるような、特有のコミカルさが心地よいです。 例えば何度も出てくる居酒屋のシーン。主人公たちの掛け合いを始め、細かな描写に何度クスリとさせられたことか。 きっと、細かい部分にも筆者のこだわりが詰まっているのでしょう。 そのこだわりがとても好きです。 これが処女作とは信じられません。 好きな作家がまた一人増えました。 これからも応援しています。 | ||||
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売れる少年漫画の鉄則と文中に出てきたように第1話に散りばめられた謎、そしてその謎解きに読者が成功した時物語の謎解きが加速して答え合わせをする快感、その場限りのエンディングでなく未来を感じさせる終わり方等、とても楽しい本でした。売れる少年漫画の鉄則は僕の考え過ぎなのかもしれませんが、それ以外にも散りばめられた伏線を回収し、とても密度の濃い、とても練られた文章で非常に濃密な読書の時間でした! | ||||
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後半、疾走感とともに物語にどんどん吸い込まれて本を閉じることができなくなりました。そして心温まるラストと最後の最後にちょっとしたユーモア。読み終えたときの虚無感が、いかに良作であったかをあらわしていました。 哀しいのに悲しくない、何度も読みたくなる作品です。 | ||||
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拝読させてもらいました。読みやすく惹き込まれる内容でした。 | ||||
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新潮ミステリー大賞を受賞した大作ということで思わず購入。記憶の売買が出来るという設定から既に引き込まれつつ、その後もテンポ良く展開していくストーリーや散りばめられた伏線の見事な回収っぷりに、「本当にこれが処女作なのか」と疑う程の完成度でした(最近の新人作家の作品「屍人荘の殺人」との比較で言えば、ストーリー展開は本作、トリックは屍人荘、という個人的印象です)。是非、映画化などで見てみたい作品でもあります。そして何より次回作が待ち遠しいです。 | ||||
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購入して直ぐに読み終えてしまいました。それくらいストーリーやキャラクターに入り込めましたし、続きが気になる展開・構成でした。記憶取引というフィクションの下、様々なテーマ・メッセージが描かれており、新潮ミステリー大賞に選ばれるのも納得の、完成度の高い作品だと思います。 | ||||
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