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名もなき星の哀歌
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名もなき星の哀歌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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期待はずれ | ||||
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絶賛している人がいるので、期待して読みました。 が、これは推理小説ではないです。 恋愛小説として感動なさる方がいるのでしょう。 「店」「記憶屋」にまずリアリティがない。リアリティを持たせるなら、きちんと設定してほしい。 特殊設定そのものは別にいいのですが、設定は矛盾なく作り込んでほしい。 指摘されておりましたが、ご都合主義が多いです。ネタバレ 。 。 。 。 。 。 。 。 。 保科に関する記憶が集まりすぎ。多くを顧客にしているわけでもないだろうに。 郵便は住所さえ合えば届くものではありません。配達員はどこにどんな名前の人が住んでいるか把握しています。なので「○○方」などの表記がない非住人には確認がありますし差出人に戻ります。 新人の男性が銀行窓口になることはまずありません。専用の操作機械のオペレーション研修を受けた人が窓口に座ります。良平が投信を営業で回る社員ならしっくりきます。 あと1円でも違ったら全業務を中止にして探す、なんてことは数十年前の都市伝説です。 殺そうとしたジュンと互いにそのことを知っているのに、そ知らぬ顔して仕事の会話をする。いろいろと理由をつけていますが、違和感しか感じない。 ほか、石塚に窓口で身分をばらして石塚がその場でスムーズに対応したり(普通は突っ込むと思うんです)、細かい部分に違和感を感じるところが多すぎて、集中できませんでした。 記憶を失うこと=死ぬ、これは推理小説としてはありえません。 恋愛小説ならあり(むしろ、大好きな設定)なので、やはりこれは恋愛小説です。 冴えない主人公、ヒロイン(何故か冴えないはずのヒーローを好きになる、お決まり設定) 当て馬の親友、こういうキャラクターで成り立つ小説は、ネットにあふれています。 推理も恋愛もご都合主義的なところはまさしくネット小説です。 美少女と一緒に困ったり解決したり、を読みたい人には楽しめるでしょう。 推理小説としての面白さは感じませんでした。 期待が高くて辛口になってごめんなさい。 | ||||
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客の「記憶」を廃棄・抽出可能な"水晶"を使って「客の『記憶』を転売(取引)出来る『店』」を舞台とした物語。この「店」で働く事になった良平と健太が一応の主人公。「個人のアイデンティティ=『記憶』」という着眼点は悪くはないと思うが、所詮は与太話である。"水晶"はデータベースの如くに<save,retrieve,delete,share>が可能な上に、ある人物の記憶を他人に移植する事も可能だと言うから、どんな話が紡がれても読者は驚かない。 そして、2人が"水晶"の力を使って探偵を始めるという展開が強引かつ不可解。冒頭である客が売った保科という少女の記憶と2人が渋谷で見た星名(題名はここから来ていると思う)という路上シンガーとを結び付ける試みだが、探偵をする動機がサッパリ分らない。読者としては、語られるシーンが誰かの記憶(移植された記憶かも知れない)なのか、実際に起こったものなのか、フェイクなのか区別が付かないので、物語に惹き付けられない。朧げながら分かるのは、星名が"ナイト"(nightとknightを掛けている)を探して全国で路上ライブを行なっている事、保科を(好きで)苛めるツヨシという男の子が誰か(多分"ナイト")に突き落とされて川で溺れるのを保科が見た事、大人になって保科と男とが喫茶店で会い、保科が「人殺し」と罵った上に、「この歳になっても、まだツヨシは私の足を引っ張るの?」と憤る姿、保科の実家近辺の医師一家放火事件の唯一の生き残りの剛史という人物が居る事(ツヨシをカタカナで書いている点が弱い)。 終盤を読んで、良平と健太の2人共「店」で働く前に「記憶移植」されている事が判明し、バカバカしくなった。これではマトモな読者をバカにしている。「店」のルールも「記憶」の扱い方のルールも恣意的で、作者の手前勝手だけが目立つ愚作だと思った。 | ||||
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新潮ミステリー大賞の最終選考会で伊坂幸太郎氏が絶賛、貴志祐介氏がそれに真っ向から反論、残る道尾秀介氏が最終的には伊坂氏側について受賞決定といういきさつだったらしい。貴志氏はエライ! 卓見である。いやしくも歴史ある文芸出版社の名を冠した賞でこのような駄作をよいしょするなんて考えられない。もう金輪際この賞の受賞作品を読もうという気にはならない。以上。 | ||||
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