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北氷洋: The North Water



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【この小説が収録されている参考書籍】
北氷洋: The North Water (新潮文庫)

北氷洋: The North Waterの評価: 3.00/5点 レビュー 4件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

ラストも拍子抜け

本書は2年前に海外で刊行された時に数々の文学賞を受賞したようですがそんなことよりも名翻訳家の高見浩先生の最新翻訳という点に興味が引かれて手に取りました。まず邦訳された書名から。北氷洋の読み方が<ほっぴょうよう>といかにも読みにくいものでした。原題は<北の海>というなんだかお相撲さんみたいですがそれはともかくもう少しなじみやすい邦題にすればよかったです。最後まですらすら読みやすいのは良かったのですがストーリー自体結局いったい何がいいたかったのかなと首をかしげたくなるものでした。登場人物も強欲で凶悪な連中がひしめいていて魅力的な人物が一人もいなかったですね。だいいち主人公の船医でさえ誠実さを持ち合わせておらずき行き当たりばったりの人生を歩いていて、ホメロスの『イーリアス』を愛読している必然性もほとんどなかったような気がします。振り返ってみると極悪人のドラックスが派手に殺人を繰り広げるところだけが印象に残った程度の長篇といえますかね。
北氷洋: The North Water (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:北氷洋: The North Water (新潮文庫)より
4102201610

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