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バーチャル人狼ゲーム 今夜僕は君を吊る
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バーチャル人狼ゲーム 今夜僕は君を吊るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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シンプルな人狼ゲームに追加ルールをいれたデスゲームもの。 そのミステリー過程を楽しむ小説です。途中のルールパートはともかく、要所や結末あたりはいかにも土橋さんらしいもの。 悪く言うと、過去作品と類似していて特徴が弱いです。よくいうと、とっつきやすいので、初心者でも読みやすいことでしょう。 土橋さんはここ最近は新規読者少ない感じだから、そこを増やすためのでしょうか。 話は一応結末ついています。まあデスゲームものなので、ここから続きもできるでしょうが。 結末にもやもやするという人もいると思うので、続きも悪くないと思います。土橋さんの過去作品ファンとしては、そろそろシリーズ通しての組織を追いつめるとか、そういう展開もみたいので。 この作品の追加ルールの「共有音」がけっこう厄介なルールです。こんなルールなくても似たプレイはできますが、システムのフォローがないと綻びがでたり、できる人間が限られます。役職をかたるのに都合がいいルールです。 たとえば、「狼」と「占い師」が共有者で、現実で恋人とかだったりすると、占い師が狼をかばい嘘をつき続けることも容易になります。 まあ通常のゲームだとランダムで選ばれるでしょうが、村人ふたりが共有者になるとゲームが動かなく、シンプルになるため、こんなデスゲームだと、はめるために「役職もち」のだれかが共有者になるだろうというのは予想できるのですが。 また、このてのデスゲームは現実の人間関係がもちこまれるので、それが解法のひとつになる可能性がある反面、複雑化する欠点もあります。占い師が憎い相手を「狼」にしたてあげるとか。そういう可能性とかを考えながら、人狼は誰か?を予想しながら読むと楽しめます。 ネタバレというか、最後どちらの手を高坂はとったか。 根拠ないので、私の勘なんですが。土橋作品の主人公は必ずしも倫理的でないのと、ゲーム好きのくせに、ここぞというときで感情的判断したりします。この作品の高坂もかなり感情に負けた判断しています。 高坂はどちらのほうと親しかったか。「この性格をかえてあげたい」と口にしたほうにより好意がかたむいていたのではないか?だから、そちらを助けたんじゃないかと私は思っています。ただ、感情で判断するタイプだからこそ、その場でブレて反対選ぶ可能性もあります。 私からすると、最後の最後に条件出してきた狼は信用に値しないので、自分の生存からすると助けるのはありえませんが。 何せ、狼を生き残らした場合、最後の一人まで殺される可能性もあるわけで。狼しか確認できないルールなんて、殺されてもいい覚悟でないと聞く気になれません。問題なのは、主人公の高坂がその可能性から、死にたくて、狼側を選択した可能性もあるわけで。 だから「死ぬ気だったのにいきのこり、決断できないからこそ」あのラストの可能性もあります。 | ||||
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