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ブルーロータス: 巡査長 真行寺弘道2



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブルーロータス-巡査長 真行寺弘道 (中公文庫)

ブルーロータス: 巡査長 真行寺弘道2の評価: 3.90/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

ワクワクしながら一気読みするとは思わなかった68歳で!

音楽は好きですが、オーディオはさっぱりです。が、許せるストーリー。
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No.9:
(5pt)

53歳巡査長! でも馬鹿じゃない。

53歳の巡査長シリーズです。数学、ITにめっぽう強いインド人、でもカースト制の呪縛から離れられない。
ダリットなんて知らなかった。3000年も続くはげしい差別意識で生じた怨念を自動運転システムにのせる?彼女の「人を殺した俺は俺じゃないんだとさ」寂しすぎました。考えさせられることばかり多くてなかなか読み進められませんでした。
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No.8:
(3pt)

「押しつけがましい」レビューに同意します

作者の思想・信条は自由ですが、それを読者に押し付けているみたいで、読んでいる間ずーっと説教されている気分になりました。読むのに疲れた上に、教師に怒鳴られる夢まで見てしまいました。
 共同体に無関係な者がカースト制度を悪だ差別だと一方的に決めつけている姿勢に視野狭窄を感じます。
 ミステリ要素はないし、刑事が殺人って一番の悪は主人公でしょ。
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No.7:
(3pt)

和製スヘンサー

富士山の麓でトヨタが実験的な街を作ろうとしている
AIが社会的必然性を携えて膨らんできたご時世の小説だ
しかしこんな警察官が存在し得るのだろうか?ホーク黒木の方が現実味がある
個人的にはチョット期待はずれでした
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No.6:
(4pt)

温かいうちにお召し上がりください。

刑事ものは推理小説の一分派と考えると、「犯人はヤス!」とかラストについて言及するのはNGだとおもうのでボヤかしますが、それでもやはりラストについて一言言っておきたい。
まぁ真相云々というより、読者心情、精神衛生上の問題としてですけどね、最後に車に撥ねられるのはあの人じゃなくて巽リョートが良かったっすわ。いや、リョートについては、命乞いをさせながら心臓から遠い方から寸刻みでもいいくらいのクズだが。読みながら私の頭の中では都合三回、ヤツの顎に真昇竜拳がブチ込まれているくらいなので。

前置きはこのくらいとして、自動運転という真新しいテーマに宗教や階層社会など古くからあってスギナより駆除困難なぐらい複雑な根を張った、解決困難な社会問題を絡めてあって非常に面白い。
ただ、それだけに、自動運転が現実に実用化段階に入れば本作は陳腐化した印象でとらえられる恐れがある。
鮮度が大事。興味があるなら今すぐ読むべきかもしれない。
推理小説として、主人公の推理がすんなり本筋にはたどり着かず、何度も間違えてジリジリ真相に近づいていくのもいい。天啓みたいなひらめきで、読者を「おーすげー」と驚かせる天才探偵ではないけれど、そのかわり読者は読み進めながら主人公の推理を共有できる。

"近未来"とか、あんまり読者から遠いところに舞台を設けず、地に足の着いた現代に舞台を置いているので、若干SFじみている自動運転がリアリティをもって肌に感じられるところもいい。言うは易しで、これは簡単なことじゃないと思う。
だいぶ昔の作品でアニメだけど、昭和木造家屋と巨大ロボが並んで描かれる「パトレイバー」みたいなリアリティ。エヴァンゲリオンも放送当時は「リアルリアル」言われてたけど、本作はより近未来テクノロジーが生活に近しいものと感じられる描き方をしているという点でエヴァよりパトレイバーにより近しい。もっと言ってしまえば劇場版第一作のパトレイバー・・・おっと、さすがにこれはネタバレにつながるからこれ以上はやめておこう。

総評で言って、多分、普遍的に100年後でも評価される作品ではないのは確定ですが、前述のとおり、「読もっかなー」と迷ってる人には「もう買って読んじゃえよ」とオススメしておきます。
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No.5:
(4pt)

謎は深まるばかりの53歳、ロック好き巡査長

53歳だが巡査長、それも警視庁捜査1課。「どうやら訳ありだができる」刑事として、上層部にも知られ始めてきた。
巡査長にとどまっている理由は1作目で明かされているが、2作目を読むとそれも胡散臭い。そう思いたくなるほど、謎が深い男。

今回は、たまたまインド人の変死事件の遭遇し、そう真面目に働く男には見えないのに、きちんと警察官の仕事として頭を突っ込んでいく。
ロックバンドを組んでいる若者とのからみに、ニヤニヤ読んでいると、だんだん話は壮大に、そして哲学的になり、そして最後は腰を抜かした。
こうなると、今まで読んできて、少しわかったつもりになった真行寺という男の謎は心底深い。謎というより闇なのか?
次作が本当に楽しみで少し恐ろしい。
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No.4:
(5pt)

なんなんだこの刑事は

なんなんだこの物語は。なんなんだこの作者は。文章もストーリーも人物も魅力的。次をどのようにまとめてくるのか、とても興味深い。ロックをうるさく感じる人は読まないほうがいいかも。
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No.3:
(3pt)

読む人を選ぶ

読み進むのに、かなりの努力を必要としました。
が、世の中には、こういう小説を喜ぶ人がいるかもしれない、とも思いました。

音楽と宗教の情報について、かなりのページがさかれています。
もしかすると、それらの情報こそが著者の言いたいことであって、ミステリ部分はそれを読んでもらうための単なる調味料なのかもしれません。
私個人としては、それらの情報を「押しつけがましい」と感じました。
が、人によっては「豊潤な情報」と感じて喜ぶかもしれません。
後者の人にとっては、本作は楽しい小説ということになるのでしょう。
ただ、エンタメ小説なんて数時間気楽に暇をつぶせればそれでいいんだ、と考える人は、読まない方が賢明です。
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No.2:
(3pt)

素材は面白いが

前作同様、読者の知らない面白い情報満載で、そこは楽しめるし、プロットも工夫されている。ではすごく面白いかというと、主人公に託されたみたいな作者の趣味、思い込みや体臭のようなものがどうにも邪魔で、物語に入り込めない。そしてそれが、無茶なラストになってしまってもいる。そりゃ殺人だって。笑
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No.1:
(5pt)

インド3000年の闇さえこの人にかかれば、、

インドのカースト制度の是非みたいな件で、宗教学的な論争がいささか難解で冗漫でしたが、そこさえ我慢して読めば後は最後まで一気です。
推理物、警察モノとして見れば、殺人事件も冒頭に一件起こるだけで物足りないかもしれませんが皮肉のきいた娯楽小説として読めばジツに爽快で筋の通った作品です。
ラストシーンはおそらくこうなるだろうなとあらかじめ予測してましたが、実際、読んでみると作者の筆力のなせるワザかそれ以上の迫力があり、犯罪を犯したものへの法を超えた哀惜の情がよく描がれていました。
全体を通して男性の作家さんらしい乾いたテーストと陰惨なシーンですらそこはかとないユーモアが漂っておりそれもよかったです。
本作だけ単独で読んでも十分面白いですが、重複して出てくるキャラの人物関係などか進化して行っていますので第一作から読まれる事をできたらおすすめします。
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