■スポンサードリンク
ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とりあえずヴラド三世についてざっくりイメージはつかめたので、全く知らなかった身には有難い。 が、「吸血鬼ドラキュラ」から辿ってきた者としては、「いや史実の人にはこんな長生きするファンいないし……○○殺してまで言うべきことだろうか……」などともやもやしてしまうのも事実です。 それにしても、従者とヴラドがなぜあんなに仲良くなるのかが分かりませんね。 ヴラドはまあいなくても仕方ないかもしれないけど、シャムス……他に友達いないの? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半部分はとても素晴らしいと思う。 怪物ドラキュラ作り上げてしまった脚本家と その間違いを糾弾する若者とのやりとりから始まる ホラーチックな冒頭。 読者は、脚本家と共に、その若者から イスラム教圏とキリスト教圏に挟まれた領主の苛酷な運命を聞く。 ドナウの川岸一帯の血みどろの歴史は ヨーロッパの歴史から抹殺されてきたとしか思えない。 イスラム教徒の暴虐の嵐と、それに応戦した東欧の人々の流血は、 キリスト教の栄光のために「無かったこと」にされてきた。 バチカンにも西欧諸国にも見捨てられながら 戦わなければならなかったヴラドの姿が、描きあげられている。 ところが後半部分、ラスト近くなってくると、 突然、オカルト&ホラー的な話が混じってくる。 これは読んでいて非常に違和感がある。 しかもラストがそのままオカルトファンタジーなもので終わってしまうので、 今まで読んできた苛酷な描写も、 全部ウソだったんだなと思えてしまう。 ちょっと残念。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!