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戦士志願
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戦士志願の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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貴族階級でハンディキャッパーの主人公マイルズ17歳。士官学校入学の夢破れ、気晴らし的に始めた話が、雪だるま式に膨れあがり、口八丁手八丁で切り抜けていくうち、どんどんとんでもない事態となって… 内省的でエネルギーに満ちたチビ:マイルズの魅力と冗長な台詞回し、スピード感溢れる展開、脇を固める個性的な登場人物。物語に引っ張られ、先へ先へとページを繰る手が止まりません。 スペースオペラであり成長物語。切ない初恋と義務と正義と政治の物語。 1991年日本語版発行からもう30年。もう、何度読み返したか。超オススメ! ヴォルコシガン・サガとして知られるこのシリーズ。2020/7/31に最新刊が刊行されるので、再読。 しかし、この作者の作品、もっとKindle化して欲しい~~ | ||||
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この作者のSF小説はヴォルゲームが最初に読んだ作品で、それから何年も間を置いて、初期の作品の自由軌道やヴォルコシガンシリーズの年代順に名誉のかけらやバラヤー内戦を読み、これが年代順の三作目かな。この作者のSF小説はどれも面白く期待を裏切らない作品だと思いますね。 | ||||
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初マイルスシリーズでした。なかなかおもしろかった。ヴォルゴシカン・サガとしてはこれより前があるようなので、そっち先に読めばよかったと後悔。このあと順に追いかけました。結局はここからがいちばんおもしろいですが、背景を知る上でも最初から読むとさらに楽しめます。結局時系列順でもう一度すぐ読み直しましたが、それでもやっぱりおもしろかった。マイルスにハンデキャップを与えたのがやはり勝因でしょうね。各キャラクターの今後の活躍も期待したくなる一冊。 | ||||
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本書前半部の展開は、主人公にとってやけにうまく進み過ぎてしまっており、「いくらなんでも好都合にすぎるだろ」などと思ってしまったのですが、後半の話は(巻き込まれる陰謀をメインとする)奥行き感と程よいスピード感が一体となって進んでおり、ページをめくる手が止まりません。 主人公のマイルズ・ネイスミスも、ハンデを抱えながらも己の機転と度胸で困難を克服していっており、この描写は快活な印象さえ与えてくれます。また、主人公以外の人物描写も簡潔ながら明瞭であり、物語に花を添えています。 マイルズが周囲の人々の助力を得ながらも危難を乗り越えていくストーリー展開は、正しくSF冒険活劇の王道といえる作りとなっています。 | ||||
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ヒューゴーでハインラインと並んでるのは伊達じゃない。素晴らしいストーリーテリング。即座に続編を注文しました。 | ||||
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うん、投げやりになるよね。でも、その展開は点いていけないわ。まあ、主人公自身もよくわからないうちに周りが動いて行ってしまうんだけど。何回読み直したら理解できるかな。納得できるかな。その時、もっと笑えるだろうか。たぶん、笑うんだろうな。「無いわ!」って。読み直す機会があって、笑うことができたら星を5つにしようと思う。 | ||||
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2015年2月6日 英雄とは、敵も味方に変えてしまう人のことを言うのだろうが、 しかし、登場してくる「敵」はあっさりと投降してくるが、 金の切れ目が縁の切れ目とはこのことだね。 そして、主人公の借金の苦労は読んでいて辛い。 でも、身の安全のために行き当たりばったりの嘘から 提督までのし上がるサクセスストーリーは面白い。 初めは、主人公は体が弱い(骨が脆い)し、いじけているしで、 なかなか設定が呑み込めないが、 主人公は貴族なので周りからは羨ましがられるが、 体が弱いので、世襲であるべき将軍になる為の軍隊には入れない。 主人公の体の弱さは父親の政敵の仕業であり、 父親は主人公の体の弱さを「気にするな」と言いながら、謝るのである。 自分が出来ないことを父親に謝られる。。。これは凹む。 家業を継ぐのが義務なのに体の弱さで継げないし、継げないことを父親に謝られ、 父親の負担になっているのを何とかしたいけれど、できずに 祖父は家業が継げないショックで死んじゃうし。 主人公は頭はずば抜けて優秀だから、余計に精神的ショック。 周りからは羨ましがられ、家族からは居場所がないのである。 好きな女の子は身近にいるが、体の弱さがコンプレックスで 告白できないでいる。 好奇心から始まる成り行きでドンドン重荷を背負うことになっていく。 自分の臣下守る為の嘘が、臣下さえも信じていき、 借金(負債、責任)が雪だるまのごとく膨らんでいき、 その返済について一人悩むことになる。 最後はハッピーエンドで終わるけれど、最後の最後に処刑されるかと思った。 2015年2月9日 ほかの人も書いているが、この物語はすべて出来過ぎている。 行間にはギッシリ詰まっているストーリーを読み取らねば、 この物語は夢物語にしかならない。 ほかの人も書いているが、これは経営者の書。 人を引っ張り、その気にさせ、向かわせる。 経営者及び指導者の心情を傭兵部隊の別れ際に 書いてある・・・怠惰な人々と。 それでも美辞麗句で演説を締めくくる(部下を酔わせる)のが、 トップの才能ではないのか? 巷の経営の書(美辞麗句)の裏側が書かれている。 主人公は体が弱い。 これは本人が物事を力でねじ伏せることを避ける為の設定ではないか? ボサリの死は、己の感情で判断するのではなく、物事の善悪で判断せよ と言うことなのだろう。 物事の表面だけで判断するのではなく、てね。 エレーナ(母親)はボサリを射殺(事実)したが、ボサリは自殺(推定)であった。 けっ決してエレーナ(母)が優秀で作戦に必要だから不問にしたとか、 エレーナの母親だから、父親を亡くして母親も亡くすのは可哀想って 超個人的発想で生かしたとは・・・考えにくい・・と思う。 | ||||
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ヴォルコシガン・サガのマイルズ第一弾と言える。読み手の価値観や、考え方にすら影響を与える力を持つ、海外でも高く評価されるビジョルドの作品。とにかく面白い。ハンディを背負った主人公が成長していく過程と、ハラハラする展開、きちんと構成された世界観には、引き込まれる。時間を忘れて読み込んでしまう一冊。大々的に、推奨!! | ||||
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ヴォルコシガンシリーズ最初の一冊です。 物語りは中世ヨーロッパと日本をまぜて、舞台を未来に持ってったような世界です。 主人公は一般的なマッチョで2枚目なヒーロータイプではありません。このシリーズを読み進めるかどうかは、この主人公を許せるかどうかです。 しかし、この一冊だけで読み続けるかどうかを判断するのはもったいないです。迷ってる人は次のヴォル・ゲームまでは読みましょう。ハマル人は全シリーズ集める事は間違いないです。 | ||||
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生きていくのは人生を戦士として切り開いていくようなもの。 どのような手札を配られようとも、持ち札で戦わなければならないなら、知恵をこらして最善を尽くして生きていきたい。 色々なハンディがあろうとも、立ち向かっていく主人公が大好きです♪ 転んだって立ち直ればいい。何度、地に墜ちようと、這い上がれば良い。 痛みも絶望も、人生のスパイス…。 図書委員となり、先輩と色々な本を貸し借りする仲となり、おすすめSFの一冊として教えて頂きました☆ いつか、自分の子どもにも読ませたい名作です(^^) | ||||
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貴族に生まれながら、生来の身体的ハンデのため士官学校への道を閉ざされた十七歳のマイルズ。 ひょんなことから 旧式の貨物船を入手。わらしべ長者的にあれよあれよの間に19隻の船艦 3000人以上の兵隊、技術兵を持つデンダリィ傭兵隊長になってしまう。 これが帝国への謀反であると告発された裁きの場面が最後のクライマックス。 マイルズは度重なる危機を機知で切り抜ける。 | ||||
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もうこのシリーズ大好きです! 昔、ハインラインなどのスペースオペラを読んだ世代なら、間違いなく好きだと言えるでしょう。 全体の雰囲気はSFの王道なのですが、話がワンパターンに陥ることなく、毎回違う味付けで楽しませてくれます。 よくまあアイディアが湧くものだと思うくらい、全然違った切り口で。 また主人公がハンデを背負っているところがいい。 スペオペの主人公って完璧なヒーロー像(背が高くてハンサムで)が多いけれど、マイルズは違う。 それを乗り越えていく過程も一般的ではなく、ありきたりな「障害を乗り越えて前向きに」といった きれいごとではないのがまたいい。 コンプレックスでがんじがらめでいじけたりひがんだり…なのに、その、ぐるぐるに縛られた綱の わずかな隙間から指先足先を出すようにして、つかめるものだけを掴んでがむしゃらに引き寄せるみたいな、 そのパワーが読んでいて気持ちイイんです。 そして毎回、ラストに近くなると、名言というか、ああ、そうなんだよなあ…としみじみ共感する言葉があって、 それが力強い生命力にあふれた素敵な言葉なんです。 それまでのストーリーを読まないと感動がないと思うので書きませんが、 それを読むと「ああ、今回もごちそうさま。ありがとう」と思ってしまいます。日々の糧をもらった感じ。 シリーズ中で、マイルズのお母さんが主人公になった一連の話もあるのですが、 私はそこから読み始めました。これまたすごく面白くて、「バラヤー内乱」は白眉でした。 面白いシリーズものに出会った時はしばらく幸せで、読み終わるのが寂しいです。 めったにないけど、このシリーズはそんな話でした。 | ||||
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私が読んだのは、この日本語訳ですが。 原語版は、グロテスクなとこもあるんだろうなあと思います。 | ||||
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10数年ぶりに書棚から引っ張り出して再読した。 2日で2回読み返し、これほどの名著だったのかと唸った。 本書の大きなテーマは職業軍人(士官)への憧れだが、恋愛あり、陰謀・復讐あり、スペースオペラらしい活劇あり、ビジネスの駆け引きありと、見所は沢山ある。 今回読んだ感想は、弱冠17歳の主人公の、まるで練達の50代役員並に、反抗的な部下や、敵を次々に味方にしてしまう人心収攬術に驚嘆した。 立憲君主国の日本なのに、世襲の華族制度が廃止されて久しいので、かつての神聖ローマ帝国(ハプスブルク家の治世・選帝侯制度)を模したらしい主人公の故国の政治状況や、国政を担う有力貴族(地方領主でもある)の後嗣という主人公の立場が現代の我々にはピンとこないが、江戸時代まで遡り、幕閣の大名の若君だと考えればしっくり来る。 17歳の年齢から、現代日本の高校生を想起してはいけない。 「部下を持ったら読む本」みたいなノウハウ本が書店でビジネス書の棚に並んでいるが、この本を読めば十分である。 帝国の貴族達がそれぞれ英・露・仏系の姓をもつ。主人公の父系は露系、母系は英系らしい。スラブ文化の父称も隠れたテーマになっている。 読者の教養の成長や社会的ポジションの変遷に従い、高校生からリタイヤ後まで、10年おきに読み返して楽しめる本。 | ||||
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実はこの本を10年位前と5年位前に二度買っていました。当時はひどく忙しく、ゆえに?活字に飢えていて、片っ端から本を買っていっては本棚に放り込んでいるような生活で…そういえば、自由軌道も2冊あるような。 障害があるゆえに屈曲した思いや両親に対する期待に報いたい思いなど、一種の成長物語の側面がある物語です。私にとってはなかせるせりふが時々あって、単なるSFでない、思い出深い話になりました。 | ||||
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生まれつき骨に異常があるハンデを負った十七歳の主人公マイルズが、宇宙軍への憧れをおさえきれず宇宙にとびだしていくサクセス・ストーリー。 帝国軍士官学校の入試の失敗の画面から、失意の主人公に感情移入しながら楽しませてもらいました。 主人公は、気晴らしに出かけたベータ星の旅行の途中で「旧式のジャンプロケット」に立てこもるパイロットを説得し、行きがかり上親衛兵士として召抱え、ロケットも購入てしまいます。 ロケットの購入代金を捻出するために、惑星間の荷の運搬を請け負いますが、積荷は「兵器」行き先は「惑星間戦争の真っ只中」。 士官学校の経験さえない主人公が上手に切り抜けて傭兵団の「提督」と呼ばれるまでになっていく様子を痛快に描いたSF小説。 個々人の性格描写が丁寧なので登場人物が多数になるのですが混乱することなく、展開が速い物語を楽しむことができます。 | ||||
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話はうまいです。うますぎて、すべてが収まるところに 収まりすぎて、かえって読後の感動はあまりありません でした。 | ||||
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マイルズシリーズの第1巻 最初は何やら痛そうなシーンで始まる。妙なSF? サイエンスのサの字もないような地上での士官学校の試験シーンから始まります。 ここで挫けちゃいけません。 文字どうり、主人公がこけて倒れて始まる物語。 どんなに絶望していても、主人公は前を向いて進んで行きます。 横でこけてた人々までも引っ張って、とんでもない展開が待ち受ける宇宙空間へ! 口は八丁手は0丁。肉体的ハンデも何のその! 花も嵐も乗り越えて! いやホント。面白いですよ。 私はこの主人公みたいな、はずかしいまでにファザコンの男の子、理想の息子だと思いました。 読んでみてください! | ||||
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