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ふたりぐらし
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ふたりぐらしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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なんかイマイチ何を読者に伝えたいのかが欠けてるように思う。地味な話で淡々と終わるのがつまらない。 | ||||
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淡々と抑揚なく続いていく物語。でもそれこそが幸せというものなんだろう。筆者の他の作品は良い意味でも悪い意味でもドラマチックすぎて、そういった作品とは対極に位置するものだと思う。 しかし絹糸のように優しく穏やかな綺麗な文章と物語であるとは思う。僕は好きです | ||||
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桜木志乃はほとんど読んでいるし、それほど多作でもない。しかしこれに限っては、半分くらいまで読んで、読んだかも知れないと思はじめ、後半になって、なんと2度も買ってしまったとやっとわかった。私のボケが始まっていると言えばそれまでだが、彼女にしては実にエピソードの少ないないようなのだ。それと同時に、妙に壷に余る形容が今回あまりにも独りよがりの気がしたり、この形容詞必用?と思える表現が多すぎて、食傷気味になった。確かに夫婦のよくある日常で、とりとめて何かが起こるわけではないので、つないでいくのはそんな手法しかなかったのかも知れないと思うが、最初の頃の独特の表現が裏目に出た内容だと思った。 | ||||
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なんか、山場も無ければ、深みも無い。最後までダラダラした話が続きます。 | ||||
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桜木紫乃さんの作品を読んだ中で一番読みやすい作品かと思います。 ついつい一気読みしてしまいました | ||||
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「こおろぎ」「家族旅行」 「映画のひと」 「ごめん、好き 」「つくろい 」 「男と女」「 ひみつ 」「休日前夜」「理想のひと」「幸福論」 北海道を舞台に描かれた10話収録の連作短編集。 元映写技師の夫、信好と母親との確執を解消できないままの妻、紗弓が主人公です。 親とのギクシャクした関係、貧しさ、小さな嘘、嫉妬、死 二人の前に幾度も小さなさざ波が立つけれど、互いへの遠慮と適度な距離感 穏やかな会話でそれらの波をさらりと乗り越えて行く様子がたおやかに優しく描かれています。 夫婦と言えども育った環境も価値観も異なる関係。 信好と紗弓の様に、しなやかに過ごしながら日々の幸福を感じて行けたならそれが理想の夫婦像かも知れません。 一人より二人を選択した幸福のカタチに安らぎを感じる作品 | ||||
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平熱低めな感じだった 「丁寧語での喧嘩」が出来る様になりたいなあ。導入部では出来ても、クライマックスは「どれだけヴァリエーション豊かな罵倒をひねくり出せるか己の語彙の限界に挑め」になる自分には結構「憧れの人種」だ 全般に柔らかい雰囲気が結構好み 楽しみました | ||||
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夫婦はいいものだなあとあらためて思った。 この本の中の信好と紗弓夫婦のような穏やかに生活を営んでいける夫婦は本当に宝物のような日々を重ねていけるのだろう。目指したい結婚生活だ。 紗弓の控えめで、穏やかで、おおらかな感じがとても素敵だ。 信好の人のよさは、弱気であることや、妻への負い目もあるのかもしれないが、紗弓の父親にとても似ていると思った。 信好、紗弓夫婦のように、どことなく秘密や謎がありつつ、相手を思いやる夫婦関係は、子どもがないということで作れるのだろうか。 できれば、この夫婦に子どもが授かり、次の段階の夫婦の姿も見たい気がする。 桜木紫乃さんの語り口、文章はいい。 静かな語り方の中にある暖かい視線が心を慰めてくれる。 | ||||
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桜木さんの新刊、楽しみにしていました。本屋で手にとってはじめの1ページを読んで、すぐにその世界に引き込まれてしまいました。本の帯には「イッキ読み、厳禁!」とありましたが、その日の午後には読了してしまいました。 今はなくなりつつある映写技師を生業とする夫と、看護師の妻。夫の母親、妻の両親、妻の同僚など様々な夫婦の形、親子の愛の形が描かれています。北海道江別市の情景と重なって、登場人物の息づかいが聞こえてくるようです。 「色々なことを乗り越えて本当の夫婦になる」とよく言われますが、実際は簡単なことじゃない。 でも本書を読んでいると、一緒に過ごす時間こそが他人だった二人を夫婦にしてくれるのかな、とストレートに感じました。短編10本。本を読む時間がない、本を読む気持ちの余裕がない人にこそ是非おすすめしたいです。 桜木さんの著作の中で何度も読み返したくなる一冊になりました。 | ||||
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作者が北海道人で釧路地区を舞台にしている作品の殆どを読んでいます。本作は釧路から札幌を舞台とした作品で懐かしく読みました。北海道人の気質や風景が目に浮かぶようです。嫁と姑とは何処でも似たような物と思います。巧く描かれているなと感心しつつ読みました。 一つだけ北海道にそぐわないのは「暖」です。北海道は昔はマキか石炭で暖を取りました。今は石油ストーブでしょう。それも進化して潤滑油で家中を温めているとか…文中に出る「こたつ」は使用しないのです。「こたつ」で暖を取ることは出来ない寒さです。作者は北海道とは限らない「暖」の取り方を記したと思いますが、若干の違和感があります。私もかつてコタツを関東から運んだことがあますが、直ぐに物置に仕舞われました。そのくらい不用なものです。こたつはそのくらいにして、この作品で我が身を感じることがたくさんありました。良かったです。 | ||||
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