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能面検事
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能面検事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 41~55 3/3ページ
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相手に気持ちを悟られないために能面顔が日常になってしまった検事。一見冷徹だけど、物事をフラットに見ている部分で事件を解決。 ぜひシリーズ化して欲しいです。 | ||||
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主人公のキヤラクターが、少し弱いと思ったが。終盤ぐいぐい読ませる、この昨家得意のどんてんかえしで、最後は大満足させる、うまさ。 | ||||
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①能面検事とその影として助手を務める検察官の人間ドラマとして読める。 ②キャラクター小説の名酒としての直射力量が冴え渡る。真実の究明以外に関心はなく、冷酷無情に見えながら、はんざいの潜む人間どらまを見逃さない。 ③時には警察署に出向いて捜査記録を読み直し、犯罪や聞きこみの現場を再捜査する。 ④しかし、警察の捜査ミスの発見→真相究明のパターンの繰り返しには飽きてくる。 変化が欲しかった。 しかし、能面検事のキャラクターは面白い。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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兎にも角にも主人公の不破検事がかっこいい。顔色一つ変えずに(能面検事なので)、組織、上司におもねることなく、おのれの流儀にのみ従い、ただ業務を遂行する。自分もこうありたいと思いました(絶対に無理ですが)。それと、実際に起きた事件を作品中に見事に取り入れている点など、読み応えも十分です。現実世界を見ていても、この作品の主人公のような人物がいてくれたならと願わずにはいられません。 | ||||
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中山七里は、また新しいヒーローを創造した。大阪地検の不破信太郎検察官である。どんな時でも、いっさい表情を変えず感情を見せない。ゆえに、能面検事と呼ばれる。被疑者にとってこれほど恐ろしい相手はいない。検事としての自分の流儀を貫き通し、自分自身だけでなく組織の保身、面子などいっさい考えない。よく考えてみれば、法律を扱う者としてあたりまえなのであるが、これができないから冤罪が生まれる。 警察が上げてきた事案をうのみにせず自分で調べ直し、思い込みによる杜撰な捜査をひっくり返し、大阪府警全体の不祥事さえも暴いてしまう。しかし、その不祥事には、さらに隠されていたことがあったのだ。それも見抜いてしまう。 研修を終えて不破付きの事務官になった惣領美晴の目を通して小説は進むが、この美晴は新人のくせに感情をむきだしにして、自分よがりの正義感で不破の行動を制御しようとしたり、よく考えもせずに質問を浴びせかけたりする。読んでいて、はっきり言ってうざくなってくる。こんな不遜な新人なんているのか、こんなに感情だだ洩れで検察庁でやっていけるのか、とぐずぐず思ってしまうが、そう思わせるのも作者のねらいかもしれない。 不破自身の人物造形については、諸手を挙げて賛美する。無駄な気遣い、忖度、手間は一切しない、全く理想的な人物ではないか。内面はまだまだ分からないのであるが、生き方としては私自身の参考にしたいくらいだ。 | ||||
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表情を表さないことが、大阪地検 不破俊太郎。 新米検察事務官の惣領美晴。 しかし、事務官が、これだけのことをいうことができるのかな。 警察署の証拠が紛失する。それが、大阪の警察署で起きている。 それを告発する 不破検事。 警察の体面を重んじる組織の隠蔽体質に、物ともせず乗り込む不破検事。 それについて行く 美晴。 大阪を舞台にしているが、大阪くささがあまり感じられない。 不破検事は、自分で、確実に 検証しようとする。 集中力があり、核心に迫る。聖域やタブーが存在しない。 長いものにもまかれない 孤高の精神。 面白いが、面白みに欠ける。美晴の成長で、どう変わるのだろうか。 喜怒哀楽を表さない美晴になったら、ますます面白くなくなるだろう。 御子柴礼司の背負っているものとちょっと違うなぁ。 表情を表さないというモデルでは、限界があるのでは。 | ||||
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この作品も登場人物が面白いです。御子柴礼司シリーズも大好きなのでいつかこの二人の対決も見てみたいなあとおもいます。また一見似ているようなこの2人を中山さんがどうしてそれぞれ作り上げたのかが気になります。 | ||||
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久しぶりに小説を一気読みしました。中山七里さんは冷徹なほどに有能なのにどこかに人間の温かみを感じさせるハードボイルドな仕事人を書かせたら超一級です。この主人公も魅力的です。他の方も書いているようにシリーズ化希望します。 | ||||
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中山七里さんの幅広い作風を今回も堪能させてもらいました。 ストーリーテラーとはよく言いますが、様々なジャンルの個性的な主人公を生み出して、魅力的な活躍をさせる想像力の素晴らしさを今回もじっくりと堪能させてもらいました。 表情のない能面検事と言われている不破俊太郎一級検事と、新米の大阪地検検察事務官の惣領美晴の2人の登場人物によって、ストーリーが動きます。美晴の言動が少しうるさいですが、不破との性格の対比だと考えています。 大阪府警の内部にも相当入り込む流れでした。もつれた糸を解きほぐした結果、思わぬ結末に読者は遭遇します。上手な作家ですね。 不破の揺るぎない信念が心地よいです。表情を変えないことで心の動揺を見せないわけで、様々な人物と対峙する場合も有効です。対面力の強化にもつながるような論理的な考えが読者を真っ当にしてくれます。一例を挙げます。 「被害者や被疑者の置かれた立場でころころ変わるようなものは正義感でも何でもない。ただの好き嫌いであり、卑俗な価値観であり、気紛れな懲罰意識に過ぎない。正義の名を借りた嗜虐欲と言ってもいい。それが矯正できないというのなら、今からでも遅くないから別の仕事を探したほうがいい。」となかなか手厳しいですが、これが必要な場面で吐かれると痺れます。 なお、ほんの一瞬名前が挙がった「東京地検の岬恭平次席検事」ですが、『追憶の夜想曲』での登場人物ですし、また別の小説に登場するピアニスト岬洋介の父ですね。このような紹介が、中山七里ファンにはたまらないわけですが。 小説を読む楽しみに浸っています。 | ||||
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どんなときでも能面を崩さず、相手に何を考えているか分からない印象を与える検事と、新人事務官の物語。 検察官一人ひとりが独立した司法機関であり、自分の手法や流儀で仕事をすすめるとはいっても、組織として上司はいるし、職務を遂行するうえで差し障りが出てくるのだが、一向にそれを気にする素振りもなく、検事正が相手でもいささかも怯まない。 あくまでも自分の流儀や考えに基づいて業務を遂行する、どんな場面でもぶれない不破検事の姿勢が好きだった。 ただ、事務官の美晴の言動がくどく感じられた。自分の感情を制御できず暴走するのはしょうがないが、自分の能力不足を卑下しながらも相手に認めて欲しいと考える幼稚な行動が最後まで改善されなかったので、今後の彼女の成長にも期待したい。 著者の別作品でシリーズ化されている御子柴弁護士との法廷での闘いもぜひ読んでみたいと思った。 | ||||
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すべては事実に基づくという基本を忘れがち。 事実を事実として立証していくべきと力説。 行為に注視し、真相を解明していくべきと力説。 「現場」「現物」「現実」の三現主義たる原点に立つべきと力説。 感情や人物像による見込みではなく、ロジックを作るべきだと力説。 まん延している習慣から脱皮すべきだと力説。 保身のために言い訳がましいことを言うなと力説。 主人公を語るそのまんまのダイレクトなタイトル。 これは流れからシリーズ化するような感じがする。 | ||||
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他の中山作品同様、一気に読み終えました。過去の取り返しのつかない失敗が元で、感情を一切表に出さなくなった不破検事。その現実離れした、徹底した忖度のなさっぷりが、小気味良いくらいです。他のレビュアーさんも書いておられますが、シリーズ化されることを期待しています。本作中に「岬検事」の名が出てきたので、まさか御子柴弁護士まで出てくるのでは?と妄想を膨らませています。 せっかくクールな「能面検事」なのに、任地は大阪地検で、聞き込みのために訪れた現場近くに住むおばちゃんに、「何やさっきからあんたの顔見とったら、やる気があるのかないのかさっぱり分からへん」とばっさり。舞台が「能面」のイメージとそぐわない大阪なのは、何か理由があるのでしょうか。 | ||||
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ただ今読み終えました。中盤以降はもう一気呵成でした。とにかく理屈抜きに面白い。中山七里さんは一作ごとに面白さが増してくるようで、次作が待たれます。それにしてもこんな物語を産み出せる中山さんの頭の中を觀てみたいですね(^_^) | ||||
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この小説、事務官「晴美」目線で繰り広げられる検事物語。感情を表さない正しく能面検事が殺人事件を解決する物語。とても面白かったです。それに、この検事キャラ好きです。是非シリーズ化して欲しい。事務官「晴美」の成長ぶりも観ていきたいし、誰に対しても揺るがない「不破検事」の活躍も観ていきたいです。ホント宜しくです。中山七里さん! | ||||
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大阪地検一級検事・不破俊太郎。ストーカー殺人事件を調べるうちに、容疑者のアリバイは証明され、捜査資料の一部紛失が発覚。やがて事態は大阪府警全体を揺るがす一大スキャンダルへ…。 能面検事と呼ばれる不破と、すぐに感情的になってしまう美晴のコンビが良い。 物語にリアリティがあり、不破が何事にも動じず真実を追い求めていく姿にグイグイ引き込まれてしまう。 面白かった!能面検事、良いキャラクターだ。ぜひシリーズ化してほしい。 | ||||
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