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(短編集)
歌麿殺贋事件
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歌麿殺贋事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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写楽殺人事件から始まる三部作に続く短編連作です。 浮世絵絡みの贋作や詐欺にまつわる事件を 三部作で活躍した研究者・塔馬双太郎が解き明かしていき、 それを美術雑誌編集者の杉原がワトソン役として 読者に紹介していく形になっています。 高価なものには人が群がり、 それに応じて詐欺や犯罪すれすれの商売も 様々に展開されるものですね。 スリリングな筆運びに乗せられて つい どんどん読んでしました。 複雑な背景はきちんとは理解しきれませんでしたが、 縁遠い世界を楽しませていただきました。 | ||||
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読み終わってみて、、、最初の説明部分は頭の中の整理が追いつかなかったですが、だんだんおもしろくなりました。 浮世絵の価値や絵師の人柄なども想像以上に複雑なんだと勉強にもなりました。 | ||||
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贋作詐欺テーマの連作短編集。 浮世絵テーマの小説を描かせたら並ぶ者のない高橋克彦先生。さすがは研究者出身だけあって、語り口こそは軽いタッチですが、あの手この手で持ち出されてくる贋作のテクニックはシンプルながらも実に巧妙。同時に浮世絵業界の内情やいびつさも生臭く描かれており、研究の現場にいらした著者の嘆きが伝わってくるようです。 なお本書の記述形式は杉原くんの一人称。他の作品で登場した時とはキャラクターがずいぶん違った印象なのが愉快であります。 東洲斎写楽=歌麿説を扱った一編もあるのですが、こちらは同じ著者のデビュー作『写楽殺人事件』の方が説得力があったかも。『写楽~』の後、著者の長編シリーズは歴史ミステリに重点を置く形で進んでいくのですが、本書を読むと、著者の本領はむしろ本書のような贋作ミステリではなかったか? という気にすらさせられる傑作です。 | ||||
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歌麿の浮世絵が何らかのかたちで物語に絡んでくる、連作短編集です。 古物収集がテーマで似ているからなのか、北森鴻『緋友禅』のようなテイストです。『狐罠』からの一連のシリーズが好きな人は必ずや楽しめると思います。 殺人は出現しませんが、騙し合いやどんでん返しなど、推理小説のエッセンスは存分に詰まっている傑作です。 | ||||
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