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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全382件 361~380 19/20ページ
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調律師の物語。 私は楽器をしている人間ではないし、音に敏感なわけでもなく、ただ音楽を聴くのが好きなだけの素人なので、最初は、この本には興味が持てずにいた。 本屋大賞のノミネートで、ちょっと読んでみるかなと購入したのだけれど、気持ちのいい、まっすぐな小説で気分よく読み終えた。 嫌な人が出てこなくて、優しい穏やかな気持ちの人になれる気がする小説だった。 本屋大賞はどうなるかが楽しみだけれど、インパクトが強い小説ではないから、時代としては、よわいかなあ。 (と思っていましたが、昨日H28/4/12、本屋大賞、受賞されました。宮下さんのコメントよかったです。本当におめでとうございます。 | ||||
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普段読書はしませんが、母に勧められて読み始めました。 昔ピアノをやっていたので、入りやすかったです。 “調律師”自分が子供の頃こういう職種があることになぜ気付かなかったのだろう?と読み始めに思いました。 コツコツと地道に努力をする。でもその努力を努力していると感じず、ただひたすら前を向いて道なき道を進んでいく主人公と感じました。 自分が見てきた世界、やってきたこと、それらは全て何かに繋がっているようなそんな気がする作品です。 面白かったです。 | ||||
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一人の調律師の成長の物語。 森の中で育った素朴な人間が暖かい環境にも助けられ認められていく話。 気持ちいいストーリーで、感動的な雰囲気がある。 読んでいるときから思ったが最後まで感じたのは、筆者がピアノが好きで音楽に心酔しているというところ。 普段自分に聞こえてくるピアノと違うものが聞こえているのだろう。 素晴らしい高校生のピアノを聴いて、成長したとか、すごいピアニストとか。言ってみたい・・ | ||||
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ピアノの調律師の人が「現実と違う」と低評価をつけていますが、これは小説です。自分も楽器の(ピアノではありません)技術者ですが、違和感なく(ファンタジーだと割り切って)読めました。小説の細かいディティールに現実との整合性を求めたら小説になりません。顧客と技術者の立ち位置なんかよく描けてると思います。美しい物語です。 | ||||
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優しい上質な物語。 「音楽」じゃなくて「音」。音楽と音が、こんなに別物で、どちらもとても素敵なものなんだな、って知りました。 この物語に出会えて、よかったです。 ここ1年のMyナンバーワンです。 | ||||
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心から優しいお話でした。疲れて落ち込んでいた時にこの本に遭えて幸せな気分になりました。ピアノの調律の奥深さも知ることができて、有意義な内容でもあり、久々のヒットです。私には。 昔はハードボイルド一辺倒でしたのに、今はこんな中性的な内容に惹かれます。 有難うございました。この本に結び付けてくれた沢山の皆様! | ||||
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きれいな文章できれいにまとめたさわやかな物語。 細かい音楽の知識はありませんので、詳細な部分は気になりません。 けれど、調律にしてもピアノにしても、単なる素材でしかないでしょう。 例えばテーマが料理や絵画であってもストーリーは同じだったのではと感じます。 ただ、この物語から元気をもらって自分も…というのは違いますね。 才能を自覚していない天才が、不思議な縁で多くの祝福を受けながら道を見いだす過程が書かれています。 予想通りに展開していく流れは、安心できるし、すっきりとした読後感がいいです。 | ||||
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きっかけはほんのささいなことだった。だが、少年はピアノの調律という仕事に魅了された。やがて高校を卒業した彼は、専門学校を出て本格的に調律師の道を歩み始めるのだが・・・。 ひとりの青年がピアノの調律師を目指す。才能があるとかないとかそんなことは関係なく、自分の魅了された世界で生きて行く決心をする。繊細な世界だと思う。それと同時に過酷な世界でもあると思う。ピアノの弾き手を生かすも殺すも調律師しだいなのだと知った。調律はピアノの調整というより、調律師とピアノとの戦いのようだ。食うか食われるか!そこには並々ならぬ緊迫感がある。 作者は調律の世界を透明感のある文章で実に見事に描いている。読んでいると、ピアノの音が聞こえてくるようだ。私が全く知らなかった世界だ。こんな世界もあるのだと、とても新鮮な感動を味わった。読後もさわやかで、心地よい余韻が残る。静かにそしておだやかに、心に染み入る作品だった。 | ||||
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あるテレビで紹介され、ピアノを習う娘にプレゼントした本。娘が読み終わり読ませてもらった。 調律師との出会いは、主人公のみならず、読者の私にも感動をあたえた。こんな世界があるんだ、調律師はピアノに命や息吹きを与えているんだ、と。新たな発見だった | ||||
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本当は正月休みに読みたかった。調律を通し成長する物語。ピアノの森、この音とまれ!、ましろのおと、BLUE GIANT、SOUL CATCHERSなど音楽に関するものに縁がある。この本はこれから道を探したいと思っている人にオススメの一冊。 | ||||
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私自身よくピアノを弾きますが、調律したてのピアノは本当に良い響きがして、弾いていて気持ちの良いものです。ピアノの演奏は良い楽器、良い調律があってこそ引き立つもので、事実世界的なプロのピアニストはそれぞれのステージにマイピアノを持ち込んだり、お気に入りの調律師とともに行動したりすることも珍しくありません。最近ちょうど世界的ピアノコンクールであるショパンコンクールにおいて、ピアノの調整を任された各ピアノメーカーの調律師の奮闘の舞台裏をドキュメントしたテレビ番組がありましたが、それを見て感銘を受けたところだったので、この本と出会ったのはタイムリーでした。 作品自体は、ピアノの美しい響きに魅せられて、調律師の道に入った若者が、先輩や顧客との交流を通じて成長していく、という一種の青春小説です。仕事上の失敗や先輩からの嫌味など辛い経験を乗り越えつつ、理想的な調律とは何かを自分なりに体得していく、という流れはこういった小説に良くあるパターンで、あまり新味を覚えるものではありませんでしたが、安心して読めるといえばそのようにも言えます。美しい音を詩的に観念的に表現することに重きを置いている作品と思いますが、せっかく調律師という普段あまり脚光を浴びない職業を題材にしているのだから、もう少し作業上の細い描写や、楽器に関する知識などを具体的に盛り込めれば、より厚みのある作品になったのではないかと思います。でも全体に爽やかな風の流れるような小説で、読後感は良かったです。 | ||||
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『羊と鋼の森 (文春e-book)』を読み終えました。2016年、初めて読み終えた本。羊と鋼の森と表現される楽器とその楽器に関わる人たちのお話。素晴らしかった。今年初の本がこれでよかった。 | ||||
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何千冊と本を読んできたが、新刊が出る度に 安心して購入でき、そしてそのいくつかの作品が、 本当に心に沁みる作家は現在、 私にはこの宮下奈都しかいない。 『スコーレNo.4』の頃から、初期のアンソロジーに含まれる 短編たちも含めて、彼女は少しずつ少しずつその 世界を押し広げてきた。華やかで、転身の早い ベストセラー作家に比べると、明らかに軽やかさには欠ける。 しかしここにきて、いぶし銀の輝きを放ち始めた。 設定だけを取り出すと、本書は『スコーレNo.4』の女性主人公を、 草食男性に置き換えただけのように見える。しかし 本当に大事だけれども、些細なモノゴトを掬い上げる視点と それを感情の襞を通じて紡いでいく端正な文章は デビュー作の頃から比べると、桁違いに上手い。 羊や森といったキーワードで物語を引っ張っているため 彼女特有の過去と現在を織り交ぜるギミック的構成は 影を潜めているが、『終わらない歌』などで魅せた 畳み掛けるラストの疾走感には脱帽。強く推す。 | ||||
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欲の多い現代で、この本は私に、日常から離れ無音の読書の快感を、与えてくれました。 たんたんと、ピアノ調律師見習いの主人公が、生活している…でも、でも、漠然とした「夢」が… 読んで損はないです、損…無欲じゃないなぁ~(><) | ||||
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王様のブランチで紹介された本らしく、なかなか手に入らなかったので購入できて良かったです。宮下奈都さんの他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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素晴らしかった。 美しいものが美しいままで物語の中で結実していた。 著者は学生時代に音楽コンクール入賞の実績があるらしい。それが存分に生かされた作品だ。音楽に関する知識や造詣が、主張しすぎず、しっかりと作品を支える。その上で、登場人物たちがいきいきと生きている。物語表現の豊かさは、他に類を見ない。素晴らしかった。 | ||||
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王様のブランチで見かけた本ですが、評判どおりで次々と先が気になって引き込まれる本でした。 | ||||
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主人公がピアノの調律師という仕事に魅せられ、それを通じて成長していくという物語です。 この作品を読み始めてまず最初に感じたことは、現代は様々な意味において「過剰」だということです。過剰は感覚を麻痺させます。 ショッキングな事故や事件が起こるわけでもないのに、いやだからこそ日常生活の中だけで、これだけの内容に仕上がっていることが素晴らしいです。 読み手に対する媚びがありません。 小説でありながら詩的、哲学的な魅力もありますし、どこまでも時間はゆったりと流れ、自然体です。 ひとりでも多くの方々に読んでもらいたい作品です。 | ||||
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とても狭い世界を一般にも少しわかるように書かれていて、文章が柔らかで、さわやかな読後感。 | ||||
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ピアノ調律師の外村くんのそれからが気になって一気に読んでしまった。何か大切なものに出会うときは、こうして見えない力に導かれるように引き寄せられるものなのかもしれない。追い求めるものが見つからない怖さも、力の及ばないもどかしさも愛おしく思える。ひとりひとりが丁寧に描かれているのはどの宮下作品にも共通すること。読み終わった後に、何かこう力がみなぎってくるのも・・・。 | ||||
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