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羊と鋼の森



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【この小説が収録されている参考書籍】
羊と鋼の森
羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森の評価: 3.87/5点 レビュー 563件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全382件 301~320 16/20ページ
No.82:
(5pt)

優しい物語

本屋大賞2016で堂々の第1位に選ばれた本作。
作者の優しい文と美しい表現で、語られるこの話、ピアノの調律師を目指し、一人前になるべく、毎日一生懸命になる主人公に未来に進む勇気をもらいました。

夢を持ってコツコツ努力していく。その夢に向かって行く途中で、何度も何度も「今やっていることは、本当に意味があるのか?」と不安になるかもしれない。でもその気持ちを「無駄なことなんてない。きっと役に立つ」と励ましてくれる本でした。
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No.81:
(5pt)

静かに畳みかける怒涛のような感情表現に心がうねる

迫力に圧倒されながら読み終えた。
人が死ぬわけでもないし記憶障害もないし大きな事件が起きるわけでもない。
人間の内側に深く潜って、ゆったりと心を揺さぶってくる。
森の中を徒歩でゆっくり進んでいくような作品。読んでよかった。
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No.80:
(4pt)

作者の優しい眼差しを感じる

知り合いが貸してくれたので読ませていただきました。
この作者の作品を読むのは初めてです。

優しい文体、穏やかな眼差し、コツコツと前に進む主人公の実直さ、
女性ならではの読みやすい小説という印象が最初でした。
ただ、その読みやすさが気怠さにもなり、ストーリーが終盤盛り上がりを見せる前までは、
空いた時間に読んでいたせいもあって、休み休みでいいかなと集中して読みたい気持ちにはなりませんでした。

しかし、主人公や周囲の人間の過去や経緯が明らかになってくるあたりから興味がわき、
主人公が惹かれていた双子の姉妹の話がクライマックスに向かい始めると、
話にすっかり引き込まれ、最後はなんだかほっとしました。

どんな世界でも同じだなと感じました。
その道を極めていこうとするとき、当然迷いや不安は生じ、自分の力不足、才能のなさに愕然とする。
でも、コツコツ積み重ねるしかなく、でもそのコツコツに指し示す一筋の光がないと苦しい。
その光が主人公には見えた。見えれば、これからもその光に導かれて歩いて行ける。

テーマはとてもシンプル。一時の読書には最適かと思います。
ただ、もしかしたら最初、淡々と進むと感じるかもしれません。
その淡々をつまらないと感じる人もいるかもしれません。
でも、頑張って真ん中までは読んでほしい。
そうすれば、何かしら引っかかるものがある気がします。

私は個人的に、登場人物では秋野さんが気になりました。
耳が良すぎる秋野さん。
ピアニストとしては絶望的だと知った時、どれほどの辛さを味わったのだろう。
それを癒すような和音の存在。
いろいろな事情でそれぞれの登場人物が自分の仕事を決め、その道を貫いている。
そのどうしようもなさと、それでも何かを見つけて歩む姿。
それらの描写が、この作家の優しさなのかなと思いました。
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No.79:
(5pt)

ピアノから森の匂いの、音がした !?

高校の体育館にあるピアノの調律におとづれた調律師・板鳥の技と音に、
高校生の外村は強い衝撃を受けた。
ピアノなど弾けないのに、ピアノの音の背後に映像が浮かんでくるのだった!
得難い経験をした外村は、何の迷いもなく調律師への道を歩みだす。
ピアニストと調律師、プロでなくてもピアノと弾き手と調律師との関係を描き、
言葉を交わす以上に心のつながりの深さを描き出す。

むかしは、調律を終えると試しに何か弾いてくれるのが調律師の常だった。
子どものわたしには及びもつかないほど上手で、ピアノはまるで違う楽器の
ように思えた。
もう、何十年も昔の懐かしい思いを蘇らせてくれた本書に感謝したい。
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No.78:
(5pt)

泣きながら読み終わりました。

良い本です。
本屋大賞だから読んでみたのですが、本を読み始めると、ところ構わず泣いていました。
仕事をする全ての人を、芯から励まし、力を与える本です。
物語の構成や調律師の仕事の詳細など、専門的なことは分かりませんが、読んでいる最中、読み終わったあとも、自分が許されているような温かな感じに包まれました。

読んで良かったですし、本棚に置いて、また読み返したい本です。

ありがとうございました。
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No.77:
(5pt)

素直な感動を覚える

純粋に、素朴に、ありのままに、気どることもなく、そのままの思いが、言葉となり、紡がれている。若い調律師が求めていた音と、同じ響きを感じた。
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No.76:
(4pt)

家族が買って来たので読んでみました

贔屓目にみても、他の方が述べているように、少し内容が物足りないとは思いました。
「本屋大賞受賞!」と聞いて期待し過ぎていたのでしょうか。

ですが、決して読む価値がない訳ではありません。
登場人物はみんな個性があって、ものすごく純粋で、ピアノに一生懸命です。
そんな彼らが真剣に調律という仕事に向き合っている姿はなんとも爽やかで。
朝の満員電車で読んでいて、荒んだ心が安らぎました。

日頃のストレスを癒すには、とてもいい作品だと思います。
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No.75:
(5pt)

さわやかな気持ちになりました

全てがさわやかな文章でした。
細かな観点を提示されることによって世の中の見方は
大きく変わりそうです。
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No.74:
(4pt)

誰かに話したい、共有したい。

賛否はあれど、私はこの話が自分のところに届いたことが素直にうれしかった。出来るのであれば、この話が誰かに届く流れに携わりたいと思った。だから、多分この本が本屋大賞なのだと思う。
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No.73:
(5pt)

ブレない強さ

本物を見極めて、ブレない主人公の確信の強さが羨ましい。それを描写する朴訥なようで研ぎ澄まされた文体も見事。
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No.72:
(5pt)

言葉で表現している音が見えるようです

多くの人と同様、店頭で平積みされている書店一押しの書籍、たまには流行にのっている本も味わってみようと思い購入しました。(小説を文庫以外で買うのは初めてでした。)

ピアノ調律師、自分が今生きている中では全く関わりのない世界だったのですが、著者がそのひとつひとつの所作や音を詳細な言葉で表現することで、自分なりなのですが、その世界感をじっくり味わうことができました。目に見えない、耳で聞こえないものを言葉で表すことは、読者からすればそれぞれの受け止め方で色々な世界感が広がっていくのだろうと思います。読み手が思い思いにその情景を想像する。。。そんな楽しみ方もこの本が推される理由なのかな。

また主人公のピアノ調律に対するひたむきな姿勢にも共感できました。成長の過程だからこそ味わう日々のモヤモヤ感、振り返ってみれば良い経験と呼べるその時間を、人は悩み、迷い、自問自答する。仕事場の先輩、お客さんとの触れ合いの中で、揺れる自分の心と向き合いながら一歩一歩成長していくその姿は、ちょうど同じような時期にいる自分にも重なって勇気をもらいました。

文中にある「努力と思わずにできるから、想像を超えて可能性が広がる」という言葉には思わずうんうんと頷いてしまいました。そういったものに出会えた人が一流への階段を昇っていくんだなと。

職人の世界の美しい部分に触れさせてくれる一冊です。
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No.71:
(5pt)

さすが本屋大賞の面白さ

ピアノ調律師という特殊な職業をテーマにしている。羊はフェルト、鋼はピアノ線。丁寧な取材に基づいた描写はとても面白く、ピアノ音楽鑑賞に新しい目、いや耳を開かせられた。amazonのkindleは、操作に慣れないせいかページが飛んだり、バックしたりして戸惑ったが、読みやすい。著者の文章力にも感心した。
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No.70:
(5pt)

素直になれる本

大きな流れから細かいところまで隅々まで行き届いている印象を受け、美しい文章だと思いました。また、とても楽しく読むことができました。
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No.69:
(4pt)

ピアノの調律という仕事について・・・

ご存じ、今年の本屋さん大賞受賞作。

主人公はピアノの調律師
どうやって本書のような調律をするのか??
本書だけではかいもく見当もつきません。

幸い私はNHKで「もうひとつのショパンコンクール」という
ドキュメンタリーを見ていたので
ハンマーや鍵盤をいかに繊細に調整していくのか?見ていましたから
なんとか分かりました。
ショパンコンクールは演奏者がピアノ(メーカー)を選べるとのこと。
裏ではピアニストに自社のピアノを選んでもらうべく
ピアノメーカーの調律師がしのぎを削っている様子が描かれていました。

調律の細かいところは知らなくても
一人の青年が調律師となって、成長していく物語として
とてもよくできた小説だと思います。。。。が
よりイラストなどで「調律の仕事」を補足説明していれば
もっとわかりやすかったのではないか?と星を1つ減らしました。
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No.68:
(4pt)

羊の毛の響き

調律師という新たな視点と主人公の感性の表現、少女へのテクニックでない深い音楽性への思いが良く表されている。
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No.67:
(4pt)

読み応えがありました

主人公の外村がピアノ調律師に目覚めて成長してゆく姿に魅せられました。
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No.66:
(4pt)

まどろむような成長物語

調律師という舞台を通して、仕事への「自信」のあり方や思い入れを等身大の姿で描いています。特にラストにかけては、新入社員や就職活動をする学生に薦めたい。将来に対していきり立たずに、静かに考えさせてくれます。形容的な文章表現がたくさんあり、勉強になります。ストーリー性があまり強くなく、ふたごのピアニストと主人公がどう関わったのかについてはもう少し詳しく読んでみたいと思いました。
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No.65:
(4pt)

清々しい文章

「○○大賞」とうたわれた本は、がっかりすることも多くあまり積極的に読みませんが、これは内容も文章も清冽で素晴らしかったです。かなり専門的なことが出てきますが、それはそれとして、登場人物の内面が奥深く描写されていて、とてもいい本でした。
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No.64:
(5pt)

期待以上の内容でした。

大変楽しく読ませていただきました。ピアノという楽器は大変デリケートな楽器だとは、建築家としては理解しておりましたが、この本を読むことにより一層深く理解することが出来ました。有難う御座いました。
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No.63:
(4pt)

音楽をかじっただけの人にもお勧め

軽い感じですらすら読めます。これもジャンルでいえば文学なのかな、日本語の表現が綺麗だけどくどくなくて心地良かった。ピアノの調律師を目指す若者の話なのだが、ワタクシも子供の頃エレクトーンやったりラッパ吹いたりしただけなのに、なんだか分かった風な気分になれたり、あの頃の気持ちまで甦ったり、静かなストーリーの中でも色んな気持ちになれて楽しめました。ワタクシのように、かつて音楽をちょっとだけかじったが普段は本を読まない人にもお勧めします。
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