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永遠のディーバ: 君たちに明日はない4(勝ち逃げの女王)
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永遠のディーバ: 君たちに明日はない4(勝ち逃げの女王)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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前作当たりから展開に期待感が薄れつつ読んでいて、それでもどこからかワクワクする展開を期待していましたが、パターン化して『えっ!そう来るか~』ってのが無くちょっと残念な感じでした。 | ||||
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リストラ請負人の真介が対象者と面接を重ねる『君たちに明日はない』の第4作。 真介のボスである高橋社長の過去が語られる「ノー・エクスキューズ」での言葉「人間、もう必要とされなくなった場所に居てはいけないんだよ。」勇退や引き際があるとすれば潔く受け止められるかを考えてしまいました。 リストラを機に諦めた夢を再び追いかけようとする表題作「永遠のディーバ」。 優秀なファミレスの店長が「今という一瞬を大切に生きる」価値観を大切にしている理由が家族との関係から明かされる「リヴ・フォー・トゥデイ」。 自分の選択を信じて新たな扉を開くことの尊さを感じずにはいられない、納得できる読後感がありました。 | ||||
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今までの作品と少し趣が異なる展開だった。 4部作構成になっておりFile1はJAL、File2は山一証券、File3はヤマハ楽器、File4は外食のデニーズがモデルになっているが中身はすべて空想であろう。 いずれも経営破たんあるいはリストラになった一流企業だ。 今回は各企業のリストラあるいはリストラによる退職を決意した人物の引き留めが2作品ある。 真介のリストラ面談は各作品とも一人に絞り、対象者の人生を徹底的に語る意味では今までになかった手法。 しかしこの作品もそろそろ飽きてきたことは否めない。 一般文学通算1998作品目の感想。2017/12/15 16:20 | ||||
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シリーズ1冊目から、面白くて毎日1冊読んでいます。とまりません。 主人公である首切職人真介が今回担当するのはキャビンアテンダント、証券マン、歌手、外食産業の店長の4人。今までのように会社を辞める/辞めないの判断よりも仕事に対する考え方をより色々な角度から柔軟に描いているような気がします。職を「失う」(←この言葉にもう社会のバイアスが入っているのかも知れません)際には家族や人生のことを当然考えるのですが、人生の一部の選択としての転職というようなニュアンスがより出ていると感じました。 ただ、例えば第2巻の「借金取りの王子」では主人公にどうしても肩入れしてしまうようなストーリー展開でしたが、今回は「もし、こういう立場意に自分が置かれれば、確かにこんな選択もアリだな」という印象で、感情移入というより納得をしながら読み進めるといった感じでした。真介の横でアシスタントをやっている「白痴美人」川田美代子も肝心なところで気の利いたセリフを言うようになりました。真介から見れば白痴でも、真介の価値観に属さない象徴と勝手に思っていただけに残念です(泣)。 決して書店で宣伝されていたような「サラリーマン小説」にとどまる作品ではないと思います。次巻もはやく読みたいです。 | ||||
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リストラ面接官シリーズの4作目。いつもながらの達者なタッチとプロットの中編が計4編。それぞれ相応に読ませるが、シリーズを重ねるにつれて作品の中身が深まっているようにも取れるし、あるいは、仕事とそこからの離脱というテーマを多数探すうちに妙に人工的、つまり無理が目立つフィクションの領域に入り込んできたようにも映る。シリーズもここまで来て、リアリティーが徐々に稀薄になっているようにも思えた。最も身を入れて読めたのは2本目の「ノー・エクスキューズ」。あとは微妙。 | ||||
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早くも4巻、安定したストーリ展開です。 ただ、転職が当たり前になった現在、スタート時とは世相が異なってきていますね。 | ||||
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垣根涼介の作品は、「ワイルド・ソウル」でガツンと来て、そこからファン になりました。最近の君たちに明日はないシリーズは、ちょっと軽い(細かい ところでは人生の機微が入っている)のが残念です。毎年とは言いませんが、 数年に一度は硬派で骨太の社会派小説を期待しています。また、90年代のネオ ヒストリックカーも楽しみにしています。 他のレビュアーの方では、File3の永遠のディーバが好評のようですね。確 かに若いころ何かで才能が開花したり、スポーツで地区大会で優勝したりなど の経験がある人には、ぐっとくる作品だと思います。 気に入ったフレーズ File2 部下全体から総スカンの評価を食らった場合、普通はヒトとして耐えられ るものではない。 (中略)それは、上司よりも部下からの評価のほうが圧倒的に正しい場合が多い と、ほとんどの人間が意識化で気づいているからだ。 →どこの会社も上司との目標面接・個人面談はあると思います。そこでは、基本 的には上司から一方的な評価がされ、昇給やボーナスの査定がされます。上記の フレーズのように部下からの上司の評価を第三者経由(人事部)で実施すること の重要性を感じました。 例えば、会社や部門が好業績の場合部門長や社長が評価されますが、実際は部門 のスタッフの頑張で達成されていて、上司の能力や品格は別の場合があります。 管理職は所属部門の実績プラス部下からの評価で最終評価されるべきだと思いました。 File4 つまり、人の経済活動におけるパフォーマンスというものは、絶対的なも のではなく、時々の状況による相対的、あるいは補完的なものだということです。 →人は社会的な動物だと言われています。人間として生まれても、狼に育てられ れば狼になります。日本人でも中国で育てられれば中国人になります。みんなが 残業していれば、自分も残業してもあまり疲れません。環境が人をつくると思い ます。子供の教育についても、環境を良くしようと親が奔走するのも理由がある のだと思いました。 個人的にはFile4が一番面白かったです。将来ばかりを追い求める母親に対して、 父親が今を楽しまなくては未来もないと言い切ったところがカッコ良かった。 将来は、確かに大事だ。でも、だからと言って、その将来のために今のすべて を犠牲にするなんて、馬鹿げている。なぜなら、どんな年齢になっても、死ぬ寸 前まで常に将来はあるからだ。 →青春時代の思い出こそ大切なものはありません。35歳も越えてくると、世の 中が見えてきてしまい、感動する場面が少なくなります。感受性が豊かな青春時 代こそ、色々と経験することの大切さを感じました。将来、自分に子供ができた ら色々な経験を将来の思い出に変えてもらいたいと思います。その経験の中に将 来の自分があるのだと思います。 | ||||
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今までのシリーズと同様サラッと読めて楽しいのですが、主人公や登場人物に共感したり、感動したりが全くありません。特に今作は終わり方がご都合主義に過ぎるんじゃないでしょうか。最終章なんか衝撃のラストでした。 どうでもいいことですが、今回一番驚いたのは主人公が30代半ばにして年収750万円ももらっていること! おいおい、こんなぬるい、上から目線の仕事でそんなに貰えるなら自分もやりたいよ、と思わず突っ込みたくなります。今時こんな高給取りはよっぽどの優良企業で過酷なノルマを与えられて、朝早くから深夜まで働いてますよ。しかし、これも架空のお仕事ですから良しとしなくてはいけないのですが、作者の感覚が世間一般の現状からずれているようで残念な気がしました。 | ||||
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このシリーズにはとくべつな思い入れがあって、 会社から「お前は必要無い」と退職勧奨を受けた人たちが、 自分が積み上げてきた事を全否定され、どん底まで突き落とされながら 復活するところに感動していたのですが。。。 今回登場する人たちはなんだか優秀な人たちばかりで。 これだけ優秀な人たちなら、そりゃ他にもいろいろと進むべき道が あるでしょう。 優秀でない私には、ちっとも感情移入できませんでした(涙)。 | ||||
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業界のことをとてもよく研究して書いた本だと思う。 第1話は日本航空、2話は山一證券(当時はたしか 大和證券を併せ四大証券と言っていた)、3話はヤマハ、 4話はすかいらーくのことと読んでいてすぐわかる。 話の展開そのものはスムーズで読みやすいが、どの話も エンディングがきれいに纏まりすぎている印象を持った。 個人的には、2話目の山一證券をリストラされたオヤジ、 4話目のファミレスの店長の話が心に残った。 ただ、ファストフードやファミレスの現場は過酷で今、 深刻な社会問題にもなっているので、もう少し突っ込んで サービス残業や名ばかり管理職の話も織り交ぜて欲しかった と思った。 | ||||
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リストラ請負人シリーズの4作目。 相変わらず、ストーリや心理描写が細部まで考えられていて一気に読ませる仕上がりだった。登場している企業も社会情勢を踏まえた現実に合わせて考えられていたが、今回はちょっと物足りなかった。 表題作の「勝ち逃げの女王」には、前回登場した友達の山下が出てきたにも関わらず、特に盛り上がりも見せずに終わってしまったのが残念だった。 また、主人公村上とその彼女の陽子との進展具体や、面接助手の川田の内面についても、もう少し描いてほしかった。次回作に期待したい。 | ||||
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