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永遠のディーバ: 君たちに明日はない4(勝ち逃げの女王)
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永遠のディーバ: 君たちに明日はない4(勝ち逃げの女王)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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File1.勝ち逃げの女王 File2.ノー・エクスキューズ File3.永遠のディーバ File4.リヴ・フォー・トゥデイ このシリーズは毎回買っているのだが、4作目にして本作がもっともよいのではないかと思った。 これは非常にまれなケースではないかと思う。 シリーズ物ってだいたい最初のパワーをどんどん失っていく気がするので。 「File2.ノー・エクスキューズ」と「File3.永遠のディーバ」が脳に突き刺さりました。 | ||||
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早くも4巻、安定したストーリ展開です。 ただ、転職が当たり前になった現在、スタート時とは世相が異なってきていますね。 | ||||
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今回は、第1話が日本航空、第2話が山一證券、第3話がヤマハ、第4話がデニーズ(すかいらーく)でしたが、私は第3話と第4話が大層、面白くて、殊に第3話「永遠のディーバ」を読み終えて、思わず泣けました。現在、私がユーチューブやアマゾンに嵌まっているせいもあるのでしょう。でも、作者のスタンスが、しっかりしているのが条件ですが、ハッピーエンドも良いものですね。 | ||||
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垣根涼介の作品は、「ワイルド・ソウル」でガツンと来て、そこからファン になりました。最近の君たちに明日はないシリーズは、ちょっと軽い(細かい ところでは人生の機微が入っている)のが残念です。毎年とは言いませんが、 数年に一度は硬派で骨太の社会派小説を期待しています。また、90年代のネオ ヒストリックカーも楽しみにしています。 他のレビュアーの方では、File3の永遠のディーバが好評のようですね。確 かに若いころ何かで才能が開花したり、スポーツで地区大会で優勝したりなど の経験がある人には、ぐっとくる作品だと思います。 気に入ったフレーズ File2 部下全体から総スカンの評価を食らった場合、普通はヒトとして耐えられ るものではない。 (中略)それは、上司よりも部下からの評価のほうが圧倒的に正しい場合が多い と、ほとんどの人間が意識化で気づいているからだ。 →どこの会社も上司との目標面接・個人面談はあると思います。そこでは、基本 的には上司から一方的な評価がされ、昇給やボーナスの査定がされます。上記の フレーズのように部下からの上司の評価を第三者経由(人事部)で実施すること の重要性を感じました。 例えば、会社や部門が好業績の場合部門長や社長が評価されますが、実際は部門 のスタッフの頑張で達成されていて、上司の能力や品格は別の場合があります。 管理職は所属部門の実績プラス部下からの評価で最終評価されるべきだと思いました。 File4 つまり、人の経済活動におけるパフォーマンスというものは、絶対的なも のではなく、時々の状況による相対的、あるいは補完的なものだということです。 →人は社会的な動物だと言われています。人間として生まれても、狼に育てられ れば狼になります。日本人でも中国で育てられれば中国人になります。みんなが 残業していれば、自分も残業してもあまり疲れません。環境が人をつくると思い ます。子供の教育についても、環境を良くしようと親が奔走するのも理由がある のだと思いました。 個人的にはFile4が一番面白かったです。将来ばかりを追い求める母親に対して、 父親が今を楽しまなくては未来もないと言い切ったところがカッコ良かった。 将来は、確かに大事だ。でも、だからと言って、その将来のために今のすべて を犠牲にするなんて、馬鹿げている。なぜなら、どんな年齢になっても、死ぬ寸 前まで常に将来はあるからだ。 →青春時代の思い出こそ大切なものはありません。35歳も越えてくると、世の 中が見えてきてしまい、感動する場面が少なくなります。感受性が豊かな青春時 代こそ、色々と経験することの大切さを感じました。将来、自分に子供ができた ら色々な経験を将来の思い出に変えてもらいたいと思います。その経験の中に将 来の自分があるのだと思います。 | ||||
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今までのシリーズと同様サラッと読めて楽しいのですが、主人公や登場人物に共感したり、感動したりが全くありません。特に今作は終わり方がご都合主義に過ぎるんじゃないでしょうか。最終章なんか衝撃のラストでした。 どうでもいいことですが、今回一番驚いたのは主人公が30代半ばにして年収750万円ももらっていること! おいおい、こんなぬるい、上から目線の仕事でそんなに貰えるなら自分もやりたいよ、と思わず突っ込みたくなります。今時こんな高給取りはよっぽどの優良企業で過酷なノルマを与えられて、朝早くから深夜まで働いてますよ。しかし、これも架空のお仕事ですから良しとしなくてはいけないのですが、作者の感覚が世間一般の現状からずれているようで残念な気がしました。 | ||||
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『君たちに明日はない』シリーズも第4弾! 会社の読書好きから「今回はイマイチ」と聞いていたので、ちょっと残念な気持ちで読み始めたが…。 今回もしっかり泣かされました。 皆さんレビューの通り“永遠のディーバ”が秀逸!! 「プロデビューを諦め、楽器会社に就職したリストラ間際の中年サラリーマン」と「どさまわりをしているかつての大ヒット歌手」ふたりの人生の二度目の交錯が生み出す感動。 大ヒット歌手の“生い立ち”や子会社社長の“思いがけないセリフ”などそこかしこに伏線も効いていて、作家の思う壺にはまっていると感じつつも涙を抑えられません。 また、表題の「勝ち逃げの女王」の結末は、ちょっと肩すかしながら“それはそれで有り”と納得ですし、主人公村上の彼女“陽子”とのやりとりが少ないのがちょっと残念ですが その分面接アシスタント川田が似合わない鋭い指摘をしたりして…。 リストラ請負人である主人公が、リストラ候補生と面談を進めていく中で“仕事とは?”“人生とは?”を改めて考えさせてくれるヒューマンストーリーという軸を守りつつも ちょっとずつ新たなアレンジが加えられており、早くも第5弾が待ち遠しい傑作でした。 | ||||
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テレビドラマ化もされたリストラ請負人村上真介「君たちに明日はない」 のシリーズ第4弾です。 今回は, file 1 キャビンアテンダント file 2 証券会社を退職した人たち file 3 アーティスト(歌手)とアーティストを目指していた人たち file 4 ファミレスの社員 が,それぞれ主役格となっています。 全くの好みですが,前半2つは,ストーリーにあまり「動き」がなく,このシリーズもそろそろ終わりかなぁと思ってしまいましたが, 後半はよかったです。 特に,file3(永遠のディーバ)は,ベタなテーマであるものの,自分に少々諦念しつつ漫然と日々を過ごす私には, なかなか涙腺を刺激する内容で,よかったと思います。 これまで脇話的に花を添えてきた真介と恋人のテンポ良い日常生活は,今回,ほとんど出てきませんが, まあ,この2人もつきあい長いし,だんだんいい年?になってきたので, それはしょうがないのかなと思いました。 | ||||
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このシリーズにはとくべつな思い入れがあって、 会社から「お前は必要無い」と退職勧奨を受けた人たちが、 自分が積み上げてきた事を全否定され、どん底まで突き落とされながら 復活するところに感動していたのですが。。。 今回登場する人たちはなんだか優秀な人たちばかりで。 これだけ優秀な人たちなら、そりゃ他にもいろいろと進むべき道が あるでしょう。 優秀でない私には、ちっとも感情移入できませんでした(涙)。 | ||||
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日本航空のCA 山一証券団塊世代 ヤマハ デニーズ それぞれのモデルがすぐにわかるが、物語の展開がいつも通り小気味よい。 本当は辞めてもらいたくない人を 説得するのが今回の柱 パレートの法則 2割の従業員が8割の利益を生み出す 「過去を追うな 未来を願うな。過去はすでに捨てられた。未来はまだやってこない。 ただ今日なすべきことを熱心になせ。誰か明日の死のあることを知らん」 釈迦 この言葉が すべてを語っている。 | ||||
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「君たちに明日はない」シリーズは、垣根涼介の作品の中でも特に好きなシリーズであるが、今回もずっしり良かった。 いわゆるリストラ請負会社の面接を通して、いろんな人の生き方、仕事のあり方を浮き彫りにさせる。自分を振り返ってもとても参考になり、下手なキャリア本よりもずっと深い。 今回、一番ぐっと来たのは、「永遠のディーバ」飛行機の中で読み終えたのだが、涙が止まらなくて困った。才能とは、「次々と見せ付けられる実力の差やセンスの壁に、それにもくじけずその行為をやり続けるに値する、自分の中の必然。それがあるかどうか。その気持ちだけが、その必然に支えられた情熱こそが、絶え間なく技術を支え、センスを磨き、実力を蓄えてくれる。」なるほど。 最後の「リブ・フォー・トゥディ」も良かった。ある意味、自分に一番近い生き方かもしれないから。でも、森山のようにあっさり次に進めないけど・・・それは、キャリアの終盤にいるという年齢の差か。 表題の「勝ち逃げの女王」は一番ぴんと来なかった。そういうものか・・・ 単なる小説だと思わず、仕事を通した生き方の本として多くの人に読んでもらいたい。 | ||||
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基本的には好きなシリーズなんだけれど、リストラ請負会社を舞台にするなら、もう少し基本的な知識を身につけて欲しいなぁ… 作者はどうやら指名「解雇」と合意退職の区別がついていないフシがあるし、労基署が云々というのも作者のこの業界というか、労働法に関する知識の欠如を曝け出しているとしか思えません。 解雇というのは使用者側が一方的に行う労働契約解消の意思表示ですが、このリストラ請負会社が行っているのは労使の合意による退職(退職合意)なんだから、ここで指名解雇云々の問題を持ち出すのは筋違い。 因みに退職勧奨は選別的に行っても(組合差別や男女差別等でなければ)何の問題もないというのが判例の立場だしね。 労基署(労働基準監督官)というのは、労働基準法の実施に関する事項についてしか権限を有していないけれど(労基法99条4項)、解雇問題は(産前産後休業中や労災休業中の解雇や解雇予告手当など特殊な問題を除き)労働契約法及び民法の問題なんだから、権限のない労基署に駆け込まれても痛くも痒くもない(つーか、労基署も相手にしないだろうねw)。 | ||||
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業界のことをとてもよく研究して書いた本だと思う。 第1話は日本航空、2話は山一證券(当時はたしか 大和證券を併せ四大証券と言っていた)、3話はヤマハ、 4話はすかいらーくのことと読んでいてすぐわかる。 話の展開そのものはスムーズで読みやすいが、どの話も エンディングがきれいに纏まりすぎている印象を持った。 個人的には、2話目の山一證券をリストラされたオヤジ、 4話目のファミレスの店長の話が心に残った。 ただ、ファストフードやファミレスの現場は過酷で今、 深刻な社会問題にもなっているので、もう少し突っ込んで サービス残業や名ばかり管理職の話も織り交ぜて欲しかった と思った。 | ||||
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リストラ請負人シリーズの4作目。 相変わらず、ストーリや心理描写が細部まで考えられていて一気に読ませる仕上がりだった。登場している企業も社会情勢を踏まえた現実に合わせて考えられていたが、今回はちょっと物足りなかった。 表題作の「勝ち逃げの女王」には、前回登場した友達の山下が出てきたにも関わらず、特に盛り上がりも見せずに終わってしまったのが残念だった。 また、主人公村上とその彼女の陽子との進展具体や、面接助手の川田の内面についても、もう少し描いてほしかった。次回作に期待したい。 | ||||
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シリーズ4作目で登場人物たちの性格付けも定着してきました。 今回も味のある登場人物たちと絡む興味深いストーリーでした。 証券会社の引退したオジさんたちとの話、ファミレスの若き店長の話は特に良かったと思います。 ちょっとバランスが違うと、説教くさくなったり、 主人公村上の年齢でこういうことを言うのは僭越じゃないの?と感じると思います。 これがギリギリなバランスで嫌な感じになっていません。 シリーズが進むとどこのエリアから題材を選ぶかが難しくなっていくかもしれませんが あと数作読んでみたいなぁと思いました。 だんだんこういう話が身につまされる年代になってきたなぁと、自分の年齢(40代後半)をしみじみと感じました。 | ||||
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君たちに明日はない第四弾。 本作も、他のシリーズ作品同様、 安定的なクオリティを保っていて、一気に読んでしまった。 短編集なのだが駄作が無い。 そのなかでも個人的には、三章目がツボ。 泣いてしまった。 こんなのは、「借金取りの王子」以来かな。 マンネリの声もあるが、 ずっと続いてほしいシリーズです。 | ||||
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