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砂上
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砂上の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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私は、傑作に近いと思いますが、前半の苦痛は、よく理解出来ます。 母、主人公、娘。3人の女の日常と過去が前半だけど、凡庸、ステロタイプ、腑に落ちない。周囲の登場人物も、正しくそれ。久し振り、読むのが億劫で、時間が掛かりました。 ところが、それは作者の罠であったことが後半、分かって来る。この辺は、好き嫌いが分かれるでしょうね。私は、嫌いでは無いけど。 星2つマイナスは、作者が用意した罠であったとしても、もう少し、読者へのサービスがあったらと、思った次第。つまり、劇中劇である「砂上」は、恐らく、つまらない小説になったと思う。 | ||||
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小説を書く女性と、それを編集する女性とのやり取りが全面に出てる小説。小説を書く女性は自分の過去題材をノンフィクションをフィクションっぽく小説に度々応募するが泣かず飛ばずの結果。編集者の女性と出会って、ようやく出版までこぎ着けることになる。自分が産んだ娘を妹として育てる設定が斬新でした。 | ||||
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書店で購入しました。 桜木ノワールを期待すると、この作品は外れになりますが、 こういう作品も書けるのか、再発見した作品であります。 | ||||
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最近欠かさず読んでいる桜木 紫乃さん 本作は220ページの中編です。 主人公は北海道・江別で生活する柊令央(ひいらぎ れお) 別れた夫から振り込まれる月5万の慰謝料と、友人の店で働いて得る数万円の月収で生活しています。 小説家を目指してはいるものの一向に目が出ず… と言った地味な印象の40代の女性です。 そんな彼女が敏腕女性編集者、小川乙三(おがわ おとみ)との出会いで 「砂上」と言うタイトルの小説を書上げて行くストーリーなのですが、その背景には令央の家族の秘密が描かれていて 言うなれば柊令央自身の私小説に限りなく近いフィクションです。 小説の中で小説が題材となっている事、登場人物全てにクセがあり共感出来る人物がいない事 全体的に不穏な空気が流れている事で中編ながら中々ページが進みませんでした。 特に女性編集者、小川乙三の存在は編集者の枠を超える辛口キャラで、名セリフもありますが 自分が言われたら心が折れるであろう辛辣なセリフもいくつかあり辛かったです。 令央と小川乙三のやり取りから、物書きを生業にしている方達の苦労や苦悩を強く感じました。 ダークで地味、けれど丁寧に描かれた印象を受けた深みのある1冊 | ||||
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