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あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
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あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 61~80 4/5ページ
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小説を読める幸せをかみしめながら あっという間に読んでしまいました。 どの話も本当に満足。 「セサミストリートはどこにもない」と歌ったのは ビリー・ジョエルですけど このシリーズは市井の人々の暗いどうしようもないところが 描かれているのが、魅力です。 中学生くらいの子どもたちに読んでほしいですね~ シリーズ第一期完結編ということですが 第二期にも、大いに期待しています。 | ||||
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楽しみに待ってた甲斐がある面白さでした! こわっ!って感じたり泣けたりしました。 やっぱ宮部みゆきさんはすごいなぁ〜! あとは私個人のわがまま感想です(゚∀゚) ↓↓↓↓↓↓↓↓ おちかの幸せを願ってはいましたが、あまりもの急展開であっさり嫁いでしまった…もっと、こう深く書いてほしいと思いましたし、何も引退もしなくてもいいんじゃないか、謎の商人とも実家のごたごたとかはまだなんにも決着してないじゃーん!って笑。 まぁきっと、次から少しくらいは登場するかもしれないけど、なんだか不完全燃焼と寂しさで星1マイナスで。 でも次も絶対買いますよ!面白いんだもの!! | ||||
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このシリーズも五冊目。変わり百物語もこの巻を含めれば26+1話になります。 そして、この巻で大きな動きがありました。(帯にはシリーズ第一期完結篇!の表示) 今まで聞き役をしていたおちかが結婚し、従兄の富次郎が代わりに聞き手になります。 26話まではおちかで、27話目は富次郎でしたが、今後も続くということでしょう。 ここまで、様々な「不思議話」で楽しませてもらっていますが、どの物語にも「つかみ」の部分があり、どれもこれが洒落ています。 今回は、この「つかみ」が主人公交代の伏線として使われています。 なかなか上手い構成です。 話としては、第二話の「だんまり姫」が面白いと思いました。 話の広がり、深み共にあり、いかにもありそうな「もんも声」がキーになっています。 このシリーズの面白さは、「怪奇性」に留まらず、ミステリー的な「謎解き」が洒落ているからだと思います。 第二期がスタートされるとして、どんな構成になるのか楽しみです。 | ||||
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ネタバレ含みます。 翌月祝言てことは、やっぱり勘一の寿命の長短が背景に? てか、聞き役のおちかが婚約者の勘一に支えられ、助けられたり、そんなストーリーもあって良かったんじゃないのかしら。 二人があれからめでたく婚約して、あと数話は聞き役がおちかのままでも全然読者としては違和感無いのになあ。若先生が消えたw時もだったけど、何か大人の事情ぽいw 小旦那は嫌じゃないですよ、でも彼だっていつまでも三島屋にいるわけにもいかないですよね…いや先の事はともかく、とりあえず次回を楽しみにお待ちしていますよ。 | ||||
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久し振りにぞわぞわするような話が入っていて読みごたえがありました | ||||
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相変わらず面白かったです。このシリーズは、ぐわーっと盛り上がりを感じるわけではないけど、やっぱり読ませるなぁと感心します(上から目線で失礼します)。そして今回、最後はけっこう驚きました。まさかそうくるなんて。今後も楽しみです。 | ||||
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「信じるも信じないもあんたの勝手だけれど、きっと信じるさ。ねえ?」耳元で囁かれたら、<ねむり菩薩>息絶えそう… | ||||
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このシリーズは装丁装画が毎回違います。そこも楽しみです。主人公の成長に伴って、お話も少しずつ変化しているようです。宮部みゆきさんの著書の中で好きなほんの一つで、人の心の奥の怖さや人々の想いを今回も充分に楽しませてくれました。 | ||||
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実在しない物語世界の人たちなのに、本当に身近な知り合いのように心の奥底から幸せを願ったり、行く末を案じたりしてしまう。何という筆力だろう。 しかもただ優しさに満ち溢れているだけでなく、救いようのない人間の業が、現代を生きる我々にも重い問いを投げかけてくる。 ヘイトスピーチに代表されるような匿名の、悪意に満ちた憎悪はあやかしやもののけを簡単に拡散(炎上)・増幅させる。三島屋の黒白の間のような、語り捨て、聞き捨てる場所を持たない現代社会の我々は、みずから祟られるかもしれない、という畏怖や謙虚さを失い、犠牲はあっても見返りのない面の守り役のような人たちも存在しづらい世の中にしてしまった。 三島屋の人たちは理想的な世界のひとつとして、いつまでも愛おしい存在です。 | ||||
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三島屋おちかのシリーズも五冊目だ。宮部さんとしては最長では。今回は五篇収録。 『開けずの間』本格的ホラーだ。人の心の弱さに魔性の物がつけ込む。行き逢い神というが、どう考えても悪魔か妖怪だ。 八百万の中にはこんな神もいるのだろうか。怖いことは怖いが、それほど新鮮ではない。深みもあまりない。 『だんまり姫』おせいは亡霊を呼ぶ「もんも声」の持ち主だ。 お城に召されて生まれてから一言も話さない姫様の世話をすることになった。 異様な設定、波乱万丈の展開、最後に泣かせる。これこそ宮部節だ。本書の白眉である。 『面の家』語り手が性根の曲がった貧乏人というところが珍しい。内容は平凡だ。 表題作は、レギュラーの瓢箪古堂が自ら語り手となる。 写本すると写し手が重大な影響を受ける本がある。サスペンスフルなアイデアだが、決着があいまいなのが不満だ。 『金目の猫』富次郎の子供のころの思い出話だ。核心のネタはそれほど珍しくないが、猫が好きなのでなんとなく嬉しい話である。 逸品ぞろいの前作に比べると、やや低調だ。いかな天才といえども『三鬼』レベルの傑作を毎回揃えるのは不可能だろう。 それは理解できるが、やはりマンネリかなあ。 主要人物に変化が訪れる。おちかが客の話を聞く、という形式は本書で最後だ。 これで打ち止めにするのか、聞き手を交代して続けるのか。表題作の決着は見届けたい。 | ||||
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自分にとって新刊の単行本は贅沢品なのでチビチビ読もうと思ったのですがGW終了までもちませんでした。前作もそんなだったような。 妖しさ、嬉しさ、恐ろしさ、優しさが散りばめられた人間の業の物語を堪能しました。 でも、魅力的なサブキャラの活躍がほとんど無かったのは残念。灯庵は登場すらしてませんし。 悪ガキ3人組の良介が、亡くなった許嫁と同名というのは単なる偶然だったのか?「三島屋のお嬢さん、またね」のセリフはシリーズ最強のゾクゾク感でしたので。 お勝は次シリーズでも活躍しそうですが、その役割を解かれようがとにかく報われて欲しい。 そしてあなた。あれからあなたの気持ちはハッキリ言ったのか?どうなんだ?聞くのはヤボなのか?なんか、なんかズルいぞ。 ・・・ともかく次シリーズを心待ちにしております。 他のレビュワーさんも書いておられましたが相関図のネタバレは無神経。 角川書店のHPから削除されていないのは意図的なのでしょうか。 | ||||
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宮部みゆきさんの著書では、このシリーズが一番好きです。人の業が生み出す不幸や、数奇な運命など数々の物語に惹きつけられてきました。 本書も長時間読書するにはちょっと重い(内容だけではなく、本が厚く重たい)以外、短所なしの面白さでした。 家族間のありがちな愛憎から、取り返しのつかない不幸が次々と起こる「開けずの間」で、ぞっとし、 亡者を起こす力がある素朴な女中が大名家の隠された悲哀を知る「だんまり姫」で、人の情と志にほっとしました。ほかにも睡眠時間を削ってでも読みたい物語ばかりでした。 欲を言えば、おちかさんが黒白の間を出る決断をした過程が、読者の想像力にゆだねられているのか、わずかしか描かれていなく、三島屋の人達に関する描写も、富次郎さんとお勝さんにほぼ限定されています。 ひょうひょうとした瓢箪古堂さんの思いも想像するしかなく、胸の内をもう少し知りたく、ちょっともどかしい気がします。そのためか、いっそう、この先の展開が気になります。次回作を楽しみにしています。 | ||||
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一気に読ませてしまう語り口のうまさは手練れの技ですね。そして「だんまり姫」や、「金目の猫」では、相変わらず優しさに思わず涙腺が緩んでしまう。 おちかが幸せになるのはうれしいけど、ちょっと寂しい気もする。でも、瓢箪古堂の若旦那の謎もあり、新たな展開も期待できそう。 百物語の聴き手は、これから富次郎になるわけだけど、私の予想としては、お勝が重要な役割を演じていくのではないかと期待が膨らみます。お勝は、疱瘡のためにひどいあばたなのですが、実は、ろうたけたすごい美女なのです。 今回は「金目の猫」で、富次郎の兄の伊一郎も登場し、そしておそらく著者が好きなのだろう、可愛い猫も出てきてうれしかった。 | ||||
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おちかちゃんが黒白の間を去り、「聞いて聞き捨て、語って語り捨て」の百物語の聞き手は富次郎へ。 おちかちゃんが幸せになったのは嬉しいけれど、やはり一抹の寂しさもあり。 この寂しさを埋めてくれるのはやはり次作しかない。 待ち遠しい。 | ||||
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最初のお話開かずの間怖かったです。本年に 人ってこんなふうになっていものなのでしょうか?業が深く妬み深くそれにつけこまれてしまう。お勝さんと僧侶になっていた甥っ子の太郎君の叔父さんを思う力で退治できましたが。私 ずっと読みながらお勝さんに最初の振り袖の 憑き者がついてるんじゃないかと思っていて 勝手な私の思い込みでしたが.2番目の語り手 の訛りが心地よく悲しい男の子のお話だけれど訛りのせいでほっこりして。悲しくてやりきれないお話なのですが。さすがに三島やシリーズと思い読んでいくにつれなんなんだろうこの展開はと思いえーっおちかちゃんなんなの? 終わってしまうの?と心配しながらなんとか 六番めもでるのかなとちょっと心配して ホンマに三島やの次男の富次郎さんお勝さんと一緒に頑張って下さいね。続編に期待していますで それからばんばつきのようなシリーズものではないけれどあんなお話の本待っています! 楽しみにしてたので寝ないて一気に読んでしまって続編でるよなぁってまた悲しく怖い人の心に残り私達の生き方を考えさせられる 宮部みゆきさん独特の本待っています! | ||||
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人の業の怖さや醜さ。人だからこそ持てる希望や縁。 そんな両極とも思える事柄を、作者ならではの軽妙かつ洒脱な文章で紡がれた怪談集です。 聞き手がおちかから小旦那こと富次郎に変わり、第一期の完結との体裁を取っていますが、不気味な因縁のある異界の商人や怪異の守り手でもある女中のお勝など深く物語に関わる人物は引き続き登場し続けるようですので、路線変更の不安よりも新たな展開に期待する気持ちの方が強く持てるのではないかと思わされます。 ・・・おちかよりも、お勝さんの方が行念坊に嫁いで退場すると思っていたのに(笑) | ||||
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久々に怖いと思いました~開けずの間~前回の三鬼や泣きわらしも怖いけどもレビューのタイトルのとおりだと思いました~人間の欲・業が悲劇を連鎖させる…もしこのような状態ならきっとワタシも同じになるような気がする~考えさせられました~ | ||||
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宮部みゆきさんの三島屋変調百物語は大好きなシリーズです。早いのものでもう5作目ですね。 待ち遠しかった発売で、早速買って読みました。怖い話あり、ほっこりする話ありのどれも江戸時代だけでなく、現代に生きる人々の思いにも通じるお話です。宮部みゆきさんは本当に人の心を書き出すのがうまいなと思います。 前作の後半から登場人物が増え、おちかの周囲に変化が訪れはじめ、これからどうなるのかなと思って読んだ本作で急展開でした。でも嬉しい内容だったので、この展開から次作はどう進んでいくのかなという新たな楽しみも感じられます。 別の本での宮部みゆきさんのインタビューで、三島屋シリーズは百の物語まで続ける!とのことなので、またまだこれから続きを楽しめるのが嬉しいです。 | ||||
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前作の終わりからおちかの心の雪解けが進み春も近いと思っていましたが、 今回シリーズ第一期完結篇とあってビックリ! 前作で若先生に言われた通り、おちかは自分の意志で黒白の間を後にしました。 おちかが幸せになってとてもうれしい。でも終わってしまってさみしいです。 最後のお話はもうおちか視点ではなくなり、新たな章に入ったことを実感しました。 でも、おちかの決断までの展開がちょっと急過ぎて残念。 おちかがこの3年で親しくなった、丁稚の新どんとそのお仲間たちや黒子の親分さん、いつも 嫌味な灯庵さん、彼らがおちかのその決断にどんな反応をしたのか知りたかった。 謎の商人にもおちかが再び会うこともなかったし。 それと角川書店さん!HPの本の宣伝に思いっきりネタバレ。人物相関図があって、そこにおちかがどうなるか ハッキリ載せてます。つまり結末言ってます。 そういう結末になるんじゃないかと前作からの流れでみんな予測はついているとは思うけど、 それは読んで自分でたどり着くものでしょう~。先に分かってしまってすごく残念。 | ||||
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三島屋シリーズ待望の第5弾です。 一番怖かったのは「開けずの間」でした。 人には欲があるから、行き逢い神につけこまれる弱さもあるということ。 そしてその弱い部分であるはずの欲というものがなければ生きていけないというのも真実であり切ない部分でもあるのですが。 人の業というものを考えさせられるお話でした。 そしておちかの転機が訪れます。 寂しいような嬉しいような… おちかお幸せに! | ||||
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