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マルドゥック・アノニマス3
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マルドゥック・アノニマス3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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いま8巻を手に取り、読む前に1巻から読み直している。 やはり3巻ラストの恍惚感は他からでは得難いものだ。マルドゥックシリーズはスクランブルがバロット主人公の物語。ヴェロシティはボイルドだった。アノニマスはウフコックの物語と1巻冒頭で知り、巻末解説で知らされたのはこれがウフコックの死出の物語だということ。苦痛を感じながら2巻も読んで、3巻の発売を待った。 発売日、恐る恐る手に取ったことを思い出す。この巻でひょっとしたらウフコックは死んでしまうのだろうか。だとしたらすこしでも安らかに逝けるのだろうかと心臓をじわじわと掴まれるような気持ちで読み進めた。仲間も敵も死に、陰鬱さが最高潮に達したところでの、まさかのバロットの行動。台詞。衝撃のラスト。気づいたら涙が止め処なく流れていた。 一読目は意外すぎて信じられず、1巻から何度も読み直して、ああ、冲方先生、よくもやってくれましたねと泣きながら笑った。最初からこの3巻の最後の6ページのために、あれだけ陰鬱な文章を捻り出してきたんだ、自分は気持ち良く騙されたんだと悟った。 この6ページ、冲方先生の筆が踊るように運ばれているのが伝わってくる。先生、ここを何よりも書きたかったんだろうなあ。バロットとウフコックの尊い関係性を誰よりも大切にしてらっしゃるのは他ならぬ冲方先生なんだなと改めて思い知った。 それから7巻まで、これまでの陰惨な雰囲気が嘘のようにバロットとウフコックの生き生きとした活躍が続いた。どこまでも、天国までも駆け上がって行けそうな二人の描く螺旋階段。3巻のこのターニングポイントの恍惚感をもう一度味わいながら、8巻での二人の跳躍を楽しもうと思う。 | ||||
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アレクシス・ブルーゴートが最高のタフガイだという話。 与えられた職務を全うするために、仲間に対する態度さえコントロールしながら、その胸の内に誰にも見せない熱い使命感を持っていた男です。最高にカッコいい奴です。自らに課した矜持やプライドを誰かに誇示することもなく、ただ職務を完遂し続けた彼は本当にタフな男で、よかったです。 | ||||
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マルドゥックシリーズの最前線アノニマス。最初期からのウフコックとバロットのコンビが、相変わらず健在なのは、ファンとしては何より。しかしながら、長期シリーズの難点も出て来ていると思う。私の読み手としての問題でもあろうけど、いろいろ忘れて来たのである。 今巻で、ハンターに幽閉されたウフコックを、バロットが救出するラストに、バロットってエンハンサーに対抗出来る能力の持ち主だっけ? と思ったのが、それ。アノニマスを独立した話として楽しむには、ハードルが高いと思うのだ。アノニマスはまだまだ続き、終わりが見えないのだけど、マニアしか読まないシリーズに、なってしまっているのではないだろうか。 | ||||
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今巻の最後にはようやく希望が見えました! 早く続きが読みたいです!! それにしてもマルドゥックシリーズにしては3巻は随分と分厚かったですね。 | ||||
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次の単行本の発刊まで我慢できずSFマガジンを買ってしまう。。。やっと敵の正体も判明し戦いはこれからか?というところか。。しかしハンターとは一体何者なのか?巻が進んでも不気味な存在感が一向に薄れませんね。 | ||||
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スクランブルでのウフコックとバロットのやり取りや描写を反転させ、このアノニマス3巻の最終章に持ってくるという・・・この盛り上げ方は反則だろうというぐらい良いものでした。 スクランブル全3巻ではバロット、ヴェロシティ全3巻ではシザース、アノニマス3巻までではハンターと、魅力的な人物・勢力が描かれてきたと思います。 今後、ウフコックがボイルド(シザース)のことまで理解することがあるのかということに注目しています。できれば知ってほしいけれど。 マルドゥックの集大成というべき、次が楽しみな傑作でした。 | ||||
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後半のアクション、盛り上がりは期待以上です。 続きが待ち遠しい! | ||||
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ウフコックが葛藤を抱きながらも有用性を証明する姿勢がとっても好きです。本ストーリー後どうなっていくのかがとっても気になります。続編を期待します。 | ||||
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必要な長さです。巻末にものすごいヒキがある。買いです。是非に! | ||||
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連載だから仕方がないのだろうが、少しテンポが悪いように感じられてしまう。 章の切り替え時などは特に顕著で、何度も「それさっき聞いたよ」と言いたくなるような行があり、非常にまどろっこしい気分になった。 スピード感がある描写で、主人公らを取り巻く社会が、環境が変化していく様子が魅力のひとつであると勝手に解釈している一読者としてはもどかしく思う。 またハンターの性格上芝居掛かった言い回しがカリスマ性を発揮するのは読んでいてよく理解できるのだが、あまりにも厨二病チックな渾名が大量発生しており、ハンター以外の人間まで当然のように二の名を付けている様子には違和感がある。 特に登場回数が少なかろうとも難しい名前の人物が増え、たまに人物紹介を捲り直さなければならない記憶力の悪い私には物体と名前が繋がらないこともある。 とはいえ、とんでもなく残忍で醜悪な悪の組織が成り上がっていく様には大いに惹きつけられる。気がつけばハンターに針を刺された者たちのように彼の邁進劇に魅了され、根拠不明の均一化思想を応援してしまいたくなるのは流石冲方丁。 そして新たな社会を作ろうとするハンター側のエンハンサーたちにウフコックらが立ち向かうとき、数で圧倒的に負けているオフィスのエンハンサーたちのバックアップに付くエンハンスされていない有力者たち。 スーパーパワーを持ったヒーローたちに一般人が敵うのか?という疑問に答えるような、技術や力を持った人々の団結力。 ただ善のエンハンサーと悪のエンハンサーが戦うのではない、既存の社会勢力と新たに台頭する新社会勢力のぶつかり合いという様相を呈するのがなんとも興奮させられた。 ラストでウフコックとバロットが再会し、団結するのは僅か数ページだ。なのにどうにも懐かしく、感動する。 スクランブル、ヴェロシティ、アノニマスとシリーズを追い駆け続けた。 初期はイースターとウフコックとバロットだけで始まったオフィス。エンハンサーの存在が大きく取り上げられたヴェロシティから覚えきれないくらいに仲間が増えたが、この金色のネズミと少女娼婦の組み合わせに対する絶大な信頼感は他では得られない。 万能の使い手バロットがウフコックを握った。それだけで絶対に負けないと思わせられる。 エンハンサーとしても人としても成長した彼女からはレイが語っていた「若者を甘く見るな、お前にも今に見ていろと思っていた時代があったはずだ」といった台詞が思い出される。 本当に素晴らしい作品を読ませていただきました。 今後も追い続けます。最後まで筆を折らずに、どうかお身体に気をつけて頑張ってください。 | ||||
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いよいよハンター一味との全面戦争が近づく中、ウフコックたちはハンター周辺の情報を集めていく。 「マルドゥックフラグメンツ」で言及されていた登場人物も多く登場し始め、物語は佳境に進むのか?という巻。 しかし、戦いのシーンが少な目で前2巻に比べると若干スローな展開。 最後の方はかなりのバトルになっていますが。 マルドゥックスクランブルやマルドゥックヴェロシティは3巻で完結したが、一向に収束する気配のない本シリーズ。 雑誌の最新刊の連載分まで収録されているため、ボリュームも多いし、読みでがあります。 長続きはありがたいが、早く終わりを見たい気もします。 PS 登場人物一覧が最初にあるのですが、キャラを全然網羅できていないので、もう少し一覧を長くして欲しいですね。 | ||||
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