■スポンサードリンク
罪人が祈るとき
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
罪人が祈るときの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ジャッジメントを友人に勧められ購入。 とても面白く、楽しめたのでこちらも続けて購入。 ジャッジメントはデビュー作?初期?と思わせる伸びしろを感じる部分もあったが、こちらは文章校正やストーリの構築、場面展開、全てに魅了されました。 普段はコーヒータイムに少しずつ小説を楽しむが、この作品は止まらず一気に読んでしまった。 テーマも現代の闇に切り込んでいて好感が持てる。 続けて【イノセンス】を購入する予定。 それくらい面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレはしたくないので詳しくは書けないが、様々なこと考えさせられる作品でした。 通学中の電車の中で読んだのが間違いでした。 電車の中にもかかわらず、ラストに号泣して他の乗客を心配させてしまったほどに、深い作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
興味深い作品です。いじめを苦にして自殺する少年、少年を亡くした母親の自殺、いじめたことが原因で自殺した少年。また、いじめた主犯格の少年たちは、いじめを通り越して犯罪を繰り返す。そんな状態で警察や学校は何の役にも立たないので、被害者の父親が密かに調査して、復讐を成し遂げる。どうしても、復讐をする被害者側の目線で応援してしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ジャッジメントを読んで、この作者の本を次々と購読しています。いじめについて描かれた作品と一言では言えないほど奥の深い作品です。あらためて、いろんな事を考えさせられました。とても面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応えがあって所々で考えるところもあって楽しめました。 最後に希望があると良かったと思えます。 誰が悪いのかそれは一人なのか二人なのか? 自分が正しいと思ったことを胸張って正しいと言えることがいいと思っていたけどこれを読んだら白黒つけないで良いのかなって考えを改めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いじめ問題は、本当に考えさせられます。この作品は色々と問題を提起しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本はどれだけ共感できるかで読む人の評価を変えると私は思いました。この本を読み、まずはいじめという言葉自体を無くすべきだと強く思いました。いじめではありません。すでにいじわるの域を超えています。暴力に恐喝、みんなが口裏を合わせて犯罪をもみ消しているだけです。もしそんな犯罪に立ち向かうのだとしたら、きっと正義や理想では歯が立たないでしょう。刃物を向けてくる相手に聖書で立ち向かい説き伏せられるのはそれこそ神の子だけではないでしょうか。少なくとも私には無理です。ネタバレになってしまうかもしれませんが、彼が電話を聞いて駆けつけてきたシーンで私は止まり、遅れて涙が勝手にでてきました。泣こうとか泣けるなんて少しも思っていなかったのに泣いてしまったのはきっと少年の気持ちと私の気持ちが繋がったからではないかと思います。そして駆けつけてきた彼のその時の心情に想いを馳せるだけで切なくなります。この世界は正しいことばかりじゃありません。間違いだらけです。選択は常に問われ続けます。そのことを私は改めて教えてもらいました。だからこの本を読んでどんな感想を抱いても、最後まで読みきってほしいと私は思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正義とは何か?悪とは何か?正義や悪も人や立場によって変わってきて、その人の立場なら全てが正義の様な、、それに個々の事情も加わり、とても重く苦しくなる本でした。私は好きだけど、後味は悪いかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
sキングの作品(it)が好きなので、ピエロにひかれて買いました。ホラーを想像していたのですが、中身はいじめでした。 いじめを知らない僕にとって、この本は近くにあるかもしれない遠い物語でした。だけど、読み進めるにつれ、僕も少年と何も変わらないと分かりました。リアリティがあるからこそ将来がすこし怖くなりました。だけど、この本は「誰かに頼ってもいい」という事を教えてくれました。悩みを吐き出せる場があると知りました。それが一番大事だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初読み始めてる時は 刺激的で楽しかったんですけど 最後の方はとても悲しかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半はなんだか実話を基にしたフィクションかと思わせる語りだが裁判になってから急転直下、思い知ることになる。これはどんでん返しのミステリーなのだ。登場人物の人間性と後悔が浮き彫りになる筆致であっという間に読ませる傑作、ジャッジメントを完全に超えている。私なら最後の壁紙はピエロにするが。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小林由香「罪人(つみびと)が祈るとき」 327頁 ジャッジメントの小林さんが今年の3月に2作目を出してきた。前作の復讐法のディストピアフィクションの重い鉈のような切れ味に多くの本読ミは驚き、ビビり、ショックを受けた。 誰かがレビューに上げると、その度に多くのコメントがつけられ、賛否を交えて返信が繋がる。 それも1回目や2回目ではない おそらく十人以上の常連がレビューを上げた、その都度その都度に多くのコメントがつくのである。 このテーマとこの作者の存在が如何に多くの本読ミの慧眼に留まったかの証拠であることだろう。 例えれば開幕戦第一球、内角死球スレスレの豪速球ストレートがジャッジメントであった、そして第2球本作は如何に ? シチュエーションは前作から、より制球に狙い澄ました感ある現代、現実設定である。 しかしテーマは高校でのいじめ、そしていじめに伴う自殺、事故、殺人、である。しっかりと大胆に、ふてぶてしく、一作目を踏襲している。自信満々の第2球である。 今現在、凄惨ないじめ、暴力と金銭収奪の犠牲となっている少年、未成年の未熟さか、エスカレートしてあわや生命さえも危険にさらされたその時、ピエロの格好をした不詳の存在に危機を救われる。だがその場は逃れられたが元凶は健在でその後の日常でも危機といじめは継続される。 そして過去に息子がいじめの果てに自殺に追い込まれ家庭が壊れた父親。二つの被害者、二つの悲劇が交錯する。 悲劇の縦糸を繋ぐ横糸は共通のいじめの加害者であり元凶なのだった。 近未来フィクションの手法を借りず、敢えてど真ん中、リアルなとことん現実で勝負してきた小林。 その力量と胆力恐るべし。 いい意味で期待を裏切る、一作目の呪いを弾き飛ばす作家の2作目はかくあるベシ、というような2作目である。 冲方丁の十二人の死にたい子どもたち、と並ぶべき、いじめで悩める少年少女、そして親たち必読の作品と思う。 更に3作目が楽しみになってきた。 期待してますよ、小林さん。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルと帯にひかれて購入しました。 何十年後かに名作と呼ばれる本になっていると思う。 心理描写が圧巻であり、最後の少年の願いとペニーの祈りに号泣した。 このようなすばらしい物語に出会えるから、小説を読むのを止められません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前回の「ジャッジメント」から小林由香先生の作品を拝見しております。 個人的には、今回の方が好きです。(ラストが決めてです) ストーリーやテーマについては、他の方が分かりやすく書かれたいるので省略します。 ストーリーが進むにつれて早く先を知りたくなります。 ラスト3分の1は主人公の少年の背中を押したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯に引かれ購入しました。 いじめる側の立場、境遇なども書いてありますが、私自身がいじめられる体験をしたことがあり、どうしてもいじめられる側に感情移入して読んでしまいます。自分も親にはいじめられていることを言えなかった。それは、一日のうちで家で家族で冗談を言ったりする時間が唯一嬉しい時間だったから。その時間が寧ろ大事だったから、言えませんでした。まだ、子供だったから気持ちが強く、耐えきれました。でも、年をとるにつれ、あんなに我慢した方が良かったのか、逃げて他の方法が無かったのか、たまに考えるときはあります。でもやはり、頑張っていたぶん、心が人より疲弊したような気がするのです。歳をとってから思います。 大人になってもいじめというのはなくならないんだなというのが、日々過ごしていて感じます。 今、苦しんでいる人にこの本を読むことで、誰かに相談したり、一回その場所から離れてみるなどのきっかけになってくれればいいなと思いました。立ち向かうのも立派だけど、一回休むのも長い人生大切だなと。あなたの周りにもペニーは一人は必ずいると思って貰いたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これからのこの国を考えなければならない、是非とも読んで欲しい作品。量もさほど多くはないので初めての方も読み切れると思います。この本を読んであなたは何を思ったのか、どこに重みをおくかを大切にして欲しいと思いました。個人的には道徳の教科書に載せて欲しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『ジャッジメント』に続く第2作目 本作も根底にあるテーマは復讐です。 息子と妻を自殺で亡くした父親、風見啓介が出逢ったのは自殺を決意した少年 徐々に明らかになる自殺の真相 そして容赦ないいじめの実態 前作の復讐法を思い起こしながら読み進めて行きました。 いくら復讐の為だとは言え殺人はいけない、それは正論かも知れない。 けれど正論では納得出来ない程のやりきれなさ、どこにも持って行き場のない残された遺族の深い悲しみ いじめの加害者への怒りを感じ、辛い読書時間でした。 加害者の環境にも確かに問題はあった。 けれど、そのはけ口を残虐極まりないいじめで発散するのは筋違いと言うもの。 加害者、加害者の両親、頼りにならない警察 もしも自分が風見啓介の立場になったら、同じ事をしないと言う保証はどこにもない。 読み終えて表紙のピエロを見、タイトルの意味を考えた時、切なさが募る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
残忍な犯罪なのに加害者が少年で学校内で起こるときそれは「いじめ」と呼ばれ、被害者の少年が自殺に追い込まれたとしても 全てが明らかにされることはなく隠蔽される。 いじめによって息子に自殺され、妻までも失った中年のサラリーマン。 いじめをしていただろう人物に激しい憎悪を燃やしながらも真実は隠され、また親として息子が追い込まれていることに全く気付いてやれなかった後悔と自責の念が手に取るように伝わってくる。 対して、いじめを受けている少年の絶望感。どうしようもない閉塞感、ただ一つの救いは自殺する前にいじめの相手を殺すことを計画すること。 いじめを受けている少年と、いじめで息子を失った父親との話が交錯してつながっていく物語です。 実の親も友達も頼りにはできない少年を救ったのはピエロのぺニー。 この少年と、謎めいた存在ペニーとの出会いから一つの真実へ導かれていく様が丁寧に書かれています。 ペニーと少年のやりとり、心の機微がファンタジーのようにせつなくも美しいです。 真実と同時に明かされたペニーの正体にも驚かされますが、話はそこで終わりません。 どれだけの犯罪を犯した人間でも、まったく反省しない悪魔のような人間でも、復讐してはいけない。 例え愛する家族が殺されたからといって、殺した相手を殺すなんてことはしてはいけない。 そういうセリフを言う人間が出てきます。もちろんその通りでしょう。正論です。 でも果たして正論で全てが割り切れるものなんでしょうか?そう問われている気がしました。 少年はきっと言ってほしかったのだと思います。 「おまえがもし殺されたら、俺はそいつを許さない。そいつを殺してしまうだろう」と。 例え話でも。言葉だけでも。 ペニーは言います「裁いていいのは裁判官ではない。殺された被害者の身内だけだ」 愛するものを奪われたとき、自分の命が危うくなるほど尊厳が傷つけられたとき、果たして人はどう生きるべきなのか。 そんな根源的なテーマを突き付けられます。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!