救いの森
- 虐待 (178)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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2019年に発表された著者3作目の書き下ろし長編。現在の子供たちが置かれた状況をどう改善して行くのか、近未来の設定でその解答を試みた意欲的な社会派ヒューマン・ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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児童救命士という、子供たちがいじめや幼児虐待されていたりする場合に、子供たちの腕にはめたライフバンドという機器でSOSが発信され駆けつけるという職業を描く。子どもたちの苦悩を描き、救うという意味では、大変興味深い作品。最後に、無理やり、ミステリー要素を詰め込んだ感じ。 | ||||
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本の帯が大きく破れていた。所々擦れていたりし中古品のように見えた。元々のこの状態だったのか配送時にできたものかは分からないが楽しみにしていたものなのでとても残念だった。 | ||||
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3作品ともみましてが、本当に感動です! | ||||
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小林由佳さんの3作目の新作。 今後もこの人の作品は追いかけねばなるまい、と思った。 現代でありながら少しだけ、制度とか仕組みが異なる世界を設定で連作短編とする手法は前々作ジャッジメントと同様であり小林さんは今後もこのスタイルを踏襲していくのだろう。 子どもの虐待やいじめによる自殺が急増したため政府は義務教育の小学生中学生にはライフバンドというリストバンドを全員左腕に着用する制度が出来た。子どもが自分の生命の危機を感じたり助けを求めたいときにはバンドに自分の指紋を認証させるとアラームが響き、位置信号が児童保護本部に送られる。 児童保護省が設立され、消防士や救急隊員のように児童救命士という職席の公務員が子どもたちの保護に駆け付ける制度である。 主人公は新米の児童救命士、彼の指導員は一見だらけて無気力に見えるが経験も実績もあり、追い詰められた子どもの気持ちを掴むことに長けて多くの子どもたちを救っている。 主人公は最初は困惑し辟易としながらも過酷な仕事と悲惨な子どもたちや家庭の状況に対し、先輩の背中を見ながら救うとは何か?自分の過去や正義感と向き合ってゆく。 この作品は連載ではなく書き下ろしである。一気に書かれたに違いない。リアルな現実での悲しい虐待事件に対して作家としての、小林由佳としての義憤と焦燥感がその動機なのだろう。 執筆とか出版も一つの世の中を変える力であることを感じ取る事ができた気がする。 | ||||
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