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白いしるし
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白いしるしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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序盤は丁寧な純愛小説だなと思っていたが、後半登場人物たちの狂気や奇行が目立つようになりなんだかしらけてしまった… 表紙は猫よりも富士山のほうが良かったのではないだろうか | ||||
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私は西さんの作り出す、関西弁ワールドがかなり好物で、ヤレ筋がいまいちだとか文句をつけながらも、なんだかんだ手に取って読んでいます。 ・・・ で、今回は恋愛ものです。 もちろん、主人公は関西人で関西弁。そこはいつも通りでぶれません!ちなみに画家さんが主人公。 ・・・ 相手がいる人を好きになる、で、相手は振り向いてくれ、好意も寄せてくれているけど、それでも相手を自分が独占することはできない。可能性はないってわかっているけど、ずっぽり好きになってしまった。っていうそういう話。 50も近いおじさんからすると、もう完全に別世界ですよね。 恋愛に憧れる時期もありましたが、相手を選べるようなたまでもなかったですし、他人にビビビとなることなんかはなかったですから。そういう意味では、主人公のように、恋に落ちてしまうのは分かっていた、ただ、認めようとしなかった的な自省は、私にとってはドラマの世界です。そういう世界もあるんだなあ、と。 そういう意味では恋愛小説というのは少し人を選ぶのかもしませんね。少なくとも私は恋愛小説の神様には今回見放された?かもしれません笑 ・・・ ということで西さんの恋愛小説でした。 道ならぬ恋の最中の方?、相手が既にいる方を好きになったことがある方、恋に恋する方などにはお勧めできるかもしれません。 | ||||
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アラサー女子の恋愛模様を描いた作品。 この恋愛沸騰感というか圧力は女性作者ならではかしら...いやいや、著者の筆力が高いのだろうね。 あばたもえくぼ。愛する男性が如何にエキセントリック(というか変人)過ぎても、愛おしさがビリビリと伝染してくる。白い絵具で男性(画家)が描いた富士山の稜線。それに心を奪われた主人公の心の動きには美しさすら感じる。 登場人物たちの入り組んだ恋愛事情に興味を惹かれてしまうのだが、読み終えたら皆、ある意味変人だったのだと気づく。 うんうん、恋愛は人を変人に変えるんですな。 | ||||
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主人公と主要な登場人物は大阪育ち。大阪言葉と大阪人の情の 舞台がなぜ東京? と思ったら富士山が必要だったんですね。 大阪の言葉による会話と好きになった人へのジレジレした前半から、 田辺聖子さんの「猫も杓子も」「言い寄る」を重ねていましたが 中盤からいきなりロケット弾のような展開に。 兄妹の禁断の恋、感情が爆発して狂気に近い行動をとる人、 しみじみ愛を語る人。。「さくら」などと同様、西加奈子暴走ワールドの展開となります。 若い頃だったら感動したに違いない、主人公が裸の全身に白絵の具を 塗って壁に体当たりしたり、あああああ等と叫ぶところは、 申し訳ないけどギャグかと思ってしまいました。 年はとりたくないものです。 衝撃的な絵と初めて出会うシーン、富士山を見るシーンは 暗い階段とトンネルを抜けた眼前に現れる。 月並みだけどうまい書き方です。 テレビなどで見る作者の闊達な話し方、説得力がそのまま よどみなく文章に表れていて、最後まで読みきらせる力があります。 日常を「物語」にできるのは、パワフルな陶酔力なんだなあと思いました。 | ||||
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男の自分には理解できない情念の世界でした。 筆力があるので最後まで読みましたが、精神科に行けば病名がつきそうな人物が4人ばかり登場する恋愛小説でした。 こんなヒステリックな恋愛には縁がないし、あこがれもしません。むしろ全員気持ち悪い。 「水」が例えに用いられていますが、「君子の交わり」の例えに用いられるのと違って、重油のような粘さの「水」です。 恋愛依存症傾向のある女子向きの本だと思いました。 | ||||
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絵描きの重いようで軽い恋愛の話 一生懸命な西加奈子の性格が良く出てる気がする | ||||
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登場人物たちのほとんどが芸術家であるためか表層的な 恋愛の過程や心情などは描かれていない。 それぞれが「圧倒的なもの」の渦中にあり、囚われ、向き合い、 そこから新たなものが産み出されたりもする。 主人公・夏目ほどの感情の強さを持つ者は稀であっても芸術から 得られる説明しにくい衝動は恋愛からも得うる事がありそれは 貴重なものであると本書を読むことで強く感じた。 | ||||
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32歳の絵描きでアルバイターの女性が主人公で、 強烈な恋の渦中にいる人々のはなしです。 自分では想像もしなかったような行動をさせてしまう、恋ってすごいエネルギーだな。 | ||||
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こういう恋のはじまりってあると思う。 その人の外見や性格なんかわからなくても、 一枚の絵から激しいほどの魂の叫びを感じてしまったら、きっとその作者に簡単に恋に落ちてしまうだろう。 恋をすることは生きることとイコールで、本能でその人を求めてしまう。 重くって、読んでいて苦しかったけど生命力にあふれた作品だった。 怖いけど、ボロボロになっちゃうんだろうけど、私も若いうちにこんな恋を一生に一度くらいしてみたかったわ。 | ||||
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西さんの小説『さくら』を読んで瞳に涙が溜まりすぎて字が読めなくなったことを思い出します。 でも、なんでかな? 恋愛になると『近親相姦』や『同性愛』などの類がどの著者も多くなるのは…。 衝撃の=近親相姦 の表現から離れてもらいたいものです。 もう少し、せつない、悲しすぎる『恋』を体感させてくれると期待してたんだけどな……残念。 | ||||
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