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白いしるし
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白いしるしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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序盤は丁寧な純愛小説だなと思っていたが、後半登場人物たちの狂気や奇行が目立つようになりなんだかしらけてしまった… 表紙は猫よりも富士山のほうが良かったのではないだろうか | ||||
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登場人物がなんだかみんな不気味でした。 | ||||
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合わない作品でした。中古か図書館で借りることで充分でした。 | ||||
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私は西さんの作り出す、関西弁ワールドがかなり好物で、ヤレ筋がいまいちだとか文句をつけながらも、なんだかんだ手に取って読んでいます。 ・・・ で、今回は恋愛ものです。 もちろん、主人公は関西人で関西弁。そこはいつも通りでぶれません!ちなみに画家さんが主人公。 ・・・ 相手がいる人を好きになる、で、相手は振り向いてくれ、好意も寄せてくれているけど、それでも相手を自分が独占することはできない。可能性はないってわかっているけど、ずっぽり好きになってしまった。っていうそういう話。 50も近いおじさんからすると、もう完全に別世界ですよね。 恋愛に憧れる時期もありましたが、相手を選べるようなたまでもなかったですし、他人にビビビとなることなんかはなかったですから。そういう意味では、主人公のように、恋に落ちてしまうのは分かっていた、ただ、認めようとしなかった的な自省は、私にとってはドラマの世界です。そういう世界もあるんだなあ、と。 そういう意味では恋愛小説というのは少し人を選ぶのかもしませんね。少なくとも私は恋愛小説の神様には今回見放された?かもしれません笑 ・・・ ということで西さんの恋愛小説でした。 道ならぬ恋の最中の方?、相手が既にいる方を好きになったことがある方、恋に恋する方などにはお勧めできるかもしれません。 | ||||
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主人公が純粋すぎる。ひたむきな恋もひたむきな過ぎると、こうなってしまうのか。しかし、それでもこういう生き方になってしまう。そんな業が剥き出しになったお話。 | ||||
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西加奈子は好きな作家さんで、ほとんどの作品を読んでおり、この話は随分前から読んでみたかったこともあり、期待して読みました。 しかし、なんでしょうかこの狂気の沙汰は...美術を齧っている身としては、芸術家はこんなに変わった感覚の人が多いと言う偏見で書いているのでは...?と思うほど、狂った人物が多くて全く共感も理解も出来なかった。 他人はわからないが、美術に関わっている人、個性的な人もいるけれど、まともな人も多いです...... さて、他の方も書いていたが、若い20代ごろに読んでいたら感動していたかもしれない.......恋愛に一喜一憂してしまうあの時の気持ち......と思い、共感しようと過去の自分の気持ちと照らし合わせたけれど、残念ながらこのお話のような、理性を失った行動をしたことがなかったので分かりませんでした。私は賃貸の家に絵の具が少しでも飛び散らないよう必死でした...残念.... あと、「あああああああ」と叫ぶ場面描写が多すぎて、本当に怖かった。私の体験ですが、勤務後、夕刻、酷く疲れた私は駐車場に停めた車の中にいると、突然、近くの車から「ああああああああ」と叫びながら泣き続ける女性の声を、聴き続けなければならないという恐怖体験(自分の車を直ぐに出せない状況だった)をしたことがあるので、当時を思い出しました。私には合わない作品でした。 | ||||
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恋愛小説。主人公は32歳の女性、フリーターで画家。場所は東京だが、主要登場人物は関西弁。約190ページ。 夏目はバーのアルバイトで生計を立てる32歳の女性である。自宅ではあまり金にならない油絵を描いている。現在は独身で恋人もいない。東京には19歳の失恋をきっかけに出てきて以来だ。夏目はある日、顔の広い友人である瀬田という男性に間島という画家の個展に誘われる。個展で間島による、白い絵の具だけを使って描かれた富士山の絵を前にした夏目は、ひと目見て画家に好意をもつことを予感する。直後に繊細で真摯な雰囲気をもつ間島自身と対面した夏目は、予感が現実になったことを悟る。 短く一筆書きのような勢いのある直線的な恋愛小説だった。主要な登場人物も前述の夏目、間島、瀬田を含めて4人のみで、物語の舞台となる場所すらも数えられる程度と、とてもシンプルだ。描かれる恋愛の種類は、おしゃれでファッション感覚のそれと対極にあり、人間の業を感じさせる。同著者のほのぼのとした『きいろいゾウ』とは印象が違っていた。展開としては、もっと引っ張ってそれぞれの登場人物に決着をつけてもおかしくないところを、潔く完結する点も特徴だ。 夏目がまさに「恋に落ちる」、間島との出会いを、「出会う」ではなく「出遭う」と表記している点が読書中に幾度も目についたが、読み終えて相応の表現だと納得した。回想にある過去の夏目の恋愛遍歴も含め、夏目にとって恋愛は天災のように自ら制御できない出来事との「遭遇」として現れ、はたから見ると禍福すら判別しかねる。本作で描かれる夏目の激しい恋を自分事だと仮定すれば、憧れどころかむしろ厄介だと捉える向きも少なくないのでは。本来の恋愛は、むしろこのようなものともと思わされる。 | ||||
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恋愛小説と知らずに読み始めてしまい後悔。しかもドロドロしていて後悔。 後悔しながらも読むのをやめられなかった。 「恋愛はどちらかというと精神病にちかいものである」という恋愛観を持つ 私でもキツイ小説だった。それなのに読んだ後、不思議とスッキリした。 「少量の毒を摂取して体内の毒を出す」特殊な健康法を体験してみました。 みたいな感じかな?デトックス? | ||||
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最初から最後まで何言ってるのかさっぱり分からない、というのが率直な感想です。文章がいちいち突拍子もなく大袈裟で、そういう風に表現することでインパクト出そうとしてる筆者の意図が透けて見えるようでした。わざとらしくて読んでて白けてきましたし、何のリアリティもありませんでした。他の方も仰ってましたが、ストーリーも中途半端。筆者自体がちょっとエキセントリックな人なのは知ってますが、主人公が筆者にしか見えず、変わってる私、みたいなのが全面に出てて、読後感も気持ち悪い。小説だからといって、ある程度のリアリティがないと読者は引き込まれないと思います。あと関西弁ほんとくどい。胸焼けしました。 | ||||
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30代の女性画家が男を好きになって、しかし残念ながら結ばれなくて、それでも好きで好きで仕方無い気持ちを綴った 恋愛小説だ。 登場人物は正直で素直で純粋すぎるいい人たちばかりで、違和感を感じてしまう。なんか、全員の性格が同じように思えてしまう。実際の世の中は色々な人がいるはずだ。なかには、自分勝手でズル賢い嫌な人もいる。単調な登場人物たちの繰り出すストーリーは、大きな変化がなく面白味に欠ける。 好きになって、失恋して、それでも相手を忍ぶ、単調な話しだ。 | ||||
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先日16日(土)14時、AI KOWADAギャラリーでの村田沙耶香さんとのトークイベントに参加してきました。その影響もあり、西加奈子さん作品のコンプリートに向けて、この本も読んで見ました。恋愛小説だからといわけではないですが、私には合わない作品でした。 | ||||
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アラサー女子の恋愛模様を描いた作品。 この恋愛沸騰感というか圧力は女性作者ならではかしら...いやいや、著者の筆力が高いのだろうね。 あばたもえくぼ。愛する男性が如何にエキセントリック(というか変人)過ぎても、愛おしさがビリビリと伝染してくる。白い絵具で男性(画家)が描いた富士山の稜線。それに心を奪われた主人公の心の動きには美しさすら感じる。 登場人物たちの入り組んだ恋愛事情に興味を惹かれてしまうのだが、読み終えたら皆、ある意味変人だったのだと気づく。 うんうん、恋愛は人を変人に変えるんですな。 | ||||
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傷ついても傷ついても、それでもどうしても心惹かれてしまう。 あれだけ傷つき、気が狂い、ふと振り返ると狂気の沙汰になっていたとわかっていてもまた同じことをしてしまう。 それでも一歩ずつ、前を向き歩んでゆく。 年を重ねるごとに辛い気持ちを抱えながら、それでも力強く歩いていく主人公の姿に勇気をもらいました。 私はおかしくない、みんな同じなんだ、と安心しました。 失恋したての人にはちょっと辛いかもしれませんが・・・笑 でもこの作品と共感できることが、今までの辛さを経験してよかった、この作品を理解するための経験になってよかった、と思わせてくれる作品でした。 | ||||
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非常に面白かった。 恋ゆえの狂気をみることができた。 過剰なクレイジーさが人物の輪郭をより強める。 | ||||
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小説をあまり読まない私だけど、西加奈子さんの本はよく読む。 この本も期待を裏切らない面白さ。手をとめることなく一気に読んだ。 主人公の夏目が見て感じた描写が、私の心をぐわっと掴む感じ。 西加奈子さんの本を読んで、この感覚がたまらない、といつも思う。 | ||||
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どちらかといえば万人ウケする趣向の本ではなかったと思う が、わたしは好きだった。というか、とても印象に残った 正直内容を全部理解するのは困難だろう また主に出てくる4人に対しては賛否両論分かれるが、個性的で良いキャラだと思う 西加奈子さんの巧みな言葉も実に読んでいて心揺さぶられた この著者の作品はこれが1冊目なので、総合的には分からないが新鮮さ、斬新さという点では最近読んだ中で良かった 残念なところはおそらく友人に勧めても、「意味が分からない、感情移入が難しい」と言われることが目に見えてることだけだ | ||||
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引っ越す際に何十冊も本を処分したのですがこの作品は 捨てずに持ってきました。この物語に出てくる人、流れる 空気、時間すべてが心地よく大好きです。 | ||||
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主人公と主要な登場人物は大阪育ち。大阪言葉と大阪人の情の 舞台がなぜ東京? と思ったら富士山が必要だったんですね。 大阪の言葉による会話と好きになった人へのジレジレした前半から、 田辺聖子さんの「猫も杓子も」「言い寄る」を重ねていましたが 中盤からいきなりロケット弾のような展開に。 兄妹の禁断の恋、感情が爆発して狂気に近い行動をとる人、 しみじみ愛を語る人。。「さくら」などと同様、西加奈子暴走ワールドの展開となります。 若い頃だったら感動したに違いない、主人公が裸の全身に白絵の具を 塗って壁に体当たりしたり、あああああ等と叫ぶところは、 申し訳ないけどギャグかと思ってしまいました。 年はとりたくないものです。 衝撃的な絵と初めて出会うシーン、富士山を見るシーンは 暗い階段とトンネルを抜けた眼前に現れる。 月並みだけどうまい書き方です。 テレビなどで見る作者の闊達な話し方、説得力がそのまま よどみなく文章に表れていて、最後まで読みきらせる力があります。 日常を「物語」にできるのは、パワフルな陶酔力なんだなあと思いました。 | ||||
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この人とは結ばれないと知っているのに好きになってその人の魅力に吸い込まれていく。そんな経験がある人は読むのが辛くなるかも。私は大泣きしながら読みました(笑) | ||||
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『西加奈子の必読本』という帯を見て購入したが、つまらなかった。 とにかくリアリティーがない。猫を50匹多頭飼いするというのがまず気になった。瀬田の職業は何? 一ヶ月の餌代はいくら? マンションでそんなことが可能なの? 臭いや猫の毛も酷いと思うのだが、主人公は瀬田のマンションに行くまでその事実に気付かない。そんなことある? 恋人の間島の描き方も中途半端。途中から消えてるし……。 たまたま玄関のドアが開いており中に侵入し、絵具を盗むというのも、あるかなあ……と思った。 文体が漫画みたい。 今日日は、この程度の書き手でも芥川賞を獲れるのだと、ある意味驚いた。 | ||||
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