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うつくしい人



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【この小説が収録されている参考書籍】
うつくしい人
うつくしい人 (幻冬舎文庫)

うつくしい人の評価: 3.25/5点 レビュー 56件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21~40 2/3ページ
No.36:
(1pt)

うーん…

え?これで終わり?ってなりました。
うーん。私には理解できませんでした。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.35:
(3pt)

鬱陶しい設定

鬱陶しいくらいに自分を見失った女性の一人旅を描いた作品だ。

引きこもりの美しい姉に対する複雑な感情で、主人公のメンタルも姉に劣らずイタんでいるというこれまた鬱陶しい設定。宿泊先である高級リゾートホテルで出会った中年バーテンダー、超裕福な外国人青年といった主要な登場人物たちも、何やらちょっとずれている。

さてさて主人公の心は、この旅で再生することができるのか。

本作品は、人生に煮詰まった女性が、他者とのふれあいで気づきを与えてられ・・・といった方向性ではあるのだが、著者らしい印象深いシーンが、所々、見受けられる。

執筆中に著者自身も悩みの中にあったそうで、なるほどなぁという感じの作品。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.34:
(5pt)

生々しい小説

ふくわらい、円卓、通天閣など西加奈子さんは一流のストーリーテラーです。その一方で、自分を表現しようとする、私小説作家的な面も強くもった作家ととらえています。
うつくしい人は私小説的な面が強く出た作品です。サラバがこの面を昇華させた作品ならば、うつくしい人はうまくいかなかった作品かも。けれど、それだからこそ、本を閉じた後の余韻が強い作品です。生々しく、たどたどしく。
同時代に生きる作家の貴重な記録です。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.33:
(5pt)

心から、読んで良かったです。

評価が高くなく、つい左右され、期待せずに読み始めたのが良かったのか…。
私はとても心に染み入り大切な本の一つになりました。

みんな不器用で、実はどこかで折り合いを付け見て見ぬ振りをしてなんとか生きている人たち。
実は人ってそういうものなんだろうな〜、器用不器用の度合いが違うだけで、何とか何とか生きているんだろうな〜…

私も色々乗り越えたつもりだったけど、本当はちゃんと向き合わずに見えてないものが沢山ある…という事実を突きつけられたようで、
後半から涙が止まらなくなってしまいました。

ただ、主人公のように、それを受け入れた途端に今まで感じたことのない感情が生まれ、それが「癒し」なのかもしれない。
それを感じられただけでも本当に良かった。

改めて。
私にとっては大切な一冊になりました。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.32:
(4pt)

好きです

評価が低い人も多いですけど、私は好きでした。他者の目を気にして窮屈に生きる姿、嫉妬心などみんな同じように生きているのかなと感じられる作品でした。読んだ後に気持ちが軽くなるような小説です(*^^*)
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4344016343
No.31:
(4pt)

共感

主人公の心理描写に共感できる人は、読んでホッとするのでは。ああ、飛行機での移動中だけが、世俗から解放される時間だなんて。自分の心の声を聞いているようでした。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.30:
(2pt)

年代があわなかったです。

若い方にはわかりませんが、子供の年代に近いので主人公の葛藤や心情がわからなかったです。
白いしるしも続けて読みましたが、似たような感じでした。
サラバから読み始め子供が主人公のものは、感動したので続けて読んでみたのですが。
私には合わなかったです。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.29:
(2pt)

テーマはいいと思いますが…

私は誰かの美しい人だ。私が誰かを、美しいと思っている限り。
すごくいいテーマだと思いました。

誰かを美しいと思う気持ち、それはたぶん、
その人のすばらしい部分にはっとする気持ち、だけではなく、
その人の欠けている部分やその人の痛みが伝わってくる感覚、
それを含めて愛しいと思う気持ち、ぎゅーっとしたい気持ち、
そういう感じなのかなと思いました。

その人と自分を比べるのではなく、
自分として誰かを見て、感じた結果、ただ美しいと思う。
実はそこにこそ、他人とは違う、自分っていうものがあるのではないか、
自分はどうしようもなくしょぼくても、ぜんぜん生きていていい、
自分は自分としてきっと価値があるんだ。
そんなことを言われた気がしました。

一方で、主人公がそれほどまでに姉とは違う自分を目指してがんばってきたなら、
(姉が生活の全てを親に見てもらってる以上)
少なくとも妹は既に親のクレジットカードは使ってないんじゃない?など、
主人公のキャラ設定のツメがいまいち甘く感じます。
また、主人公が出会う風変わりな人々として
「性的不能で孤独な外国人」は金髪イケメンの裕福なドイツ人である必要があるか、
(ドイツ人ってそもそも金髪と青い目の人そんなにいますかね?)
「ワケありっぽいバーテンダー」は元有能な物理学者である必要があるか、
というあたりもツッコミを入れずにはいられません。
主人公が最初に着ていたクロエのワンピに代表される「世間的な価値」、
そこからの脱却のきっかけになる2人がこうも「イージーな価値」をまとっていていいのか。
作者は何を思ってそのような設定を選んでいるのか首を傾げます。

テーマがテーマだけに、もっと周到に緻密に組んでほしかったです。
自分がおおらかな気持ちでいられる精神状態のときならいいですが、
本気で落ちているときには厳しいかもと思います。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.28:
(5pt)

読了後、前向きになれました。

他者からの評価ばかり気にして、余計な気を使ったり、勝手にイライラしたりという百合が、まさに自分のような気がして、入り込めた。
逃げるように旅立った先のホテルで、同じように不器用に生きる2人の男性との出会いから、自分を見つめ、気持ちがほどけていく。
読了後、自分も前向きになれる本。
本編230ページと、一気に読み切れるボリュームも良い。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.27:
(4pt)

あるがまま

ちょっと「痛い」印象の女性が主人公。周囲を気にして、相手にどう見えるかをたえず考えてしまい・・そんな女性がリゾートホテルで出会った男性二人。恋愛ものとは趣が違うなと感じましたら・2人のおかげで、みごとにはじけちゃいますね。といっても恋愛に目覚めるのではなく、自分で縛っていたある呪縛と正面から向き合う主人公に拍手です。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.26:
(1pt)

よくわからない

人の目を気にして生きてきた閉塞感が何をもって解き放たれたのかが私にはさっぱりわかりませんでした。だらだらと主人公の愚痴を聞かされてる様な内容にうんざり。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.25:
(5pt)

綺麗な描写の本

素直に素敵な本だと思った。そう思えた本は初めてでした。百合と同じような経験をしたからだと思うし、あとがきにあった西加奈子さんの当時の不安定な気持ちに似ている時に読んだからだと思います。
こう、なんていうか、自分だけじゃないとか、不安定な気持ちを理解し合える仲間に出会えた気がした。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.24:
(2pt)

主人公に共感できないまま読み終わりました

人として共感できない部分が多々あり、主人公に魅力を感じない。
景色の描写などは美しく、読んでいてその風景が目の前に広がり、自分も一緒に旅行をしているような気持ちで読むことができた。主人公が救われたキャラクターたちも愛らしかった。
読点の付け方に違和感があり、少々読みづらかった。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.23:
(4pt)

西加奈子さんの小説好きです

この人の作品は結構読みましたが、いつも最後のモヤモヤ・絶望感を残して終わるものが多いです。「サラバ」の主人公のように、家族以外順風満帆の人生も頭が剥げて劣等感を感じてから凋落していきます。そして主人公はなにかを見つけそうになり、物語が終了するところは本作品にも通ずるかと思います。たぶん、著者も解決策がなにかわかっていないし、「そんなこんな死にそうなくらい悩んでいるけど、見方が変われば生きていけるよねー」って感じ。今回の主人公、バーテンダーは、なんかの精神障害を抱えているのは明らかで、自分らしく生きようと描写しているところがよかったです。ただ、「サラバ」のように、著者自身、ある種のシスターコンプレックスを抱えているのは、姉とのこじつけを感じました。特に周りを気にしていたのは、姉に見てほしかったからという結論らへん。でも、全体的に雰囲気よく、面白かったです。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.22:
(5pt)

救われました

現在大学4年の女です。
もうすぐ社会人になろうとしているいま、本当にこの道を進むことが自分の望んでいたものだったのかという葛藤や、自分の夢に向かって突っ走っている同世代のキラキラした姿を目の当たりにし自己嫌悪に苛まれていたところでした。つらくて、本屋に行って手に取ったのが平積みされていたこの本でした。
最初の3ページを立ち読みして、この主人公はまさに私だ、と感じて即購入。家に帰り休むことなく読んでいました。

主人公の百合は、自分が周りからどう思われているかということについて常に考えているようなタイプ。その自意識過剰っぷりが加速して社会で生活していくことが息苦しくなり、しかしそんな状況に陥る自分にさらに息を詰まらせている。自宅にこもる日々から抜け出そうと旅に出た先で、百合が気にするようなことを気にしないで生きる二人の男性に出逢う。

結果としてこの二人の男性は、百合に何か力強いメッセージをくれるわけではありません。
これは、百合が自分で心を癒していく物語です。
これまで自意識というものにはあれだけ囚われてきたのに、自分の本当の気持ちに全く気づかぬ振りをしてきた女の子が、長い年月、蓋をしてきた自分の心に耳を傾けるまでのお話です。

うまく生きよう。普通に生きよう。恥だけはかかないようにしよう。そして出来れば、皆に羨まれるような生き方がしたい。
学校という小さな社会や大人達に混ざって生活するようになるうちに、いつの間にか根ざしているこの考え方。必死に守ろうとすればするほど、うまく生きるって何?普通って何?と、どんどん守ろうとしているものが何かわからなくなる。そして、自分が普通に生きられていない気がして、自分を責めるようになる。

レビューで酷評が多く驚いたのですが、それはこの主人公の年齢設定や自立した生活が送れていないことにも関係しているのでしょうか。
でも現代には、そして東京には、こういう百合みたいな女性って少なからずいると思います。TwitterやInstagramで友人や知人が楽しそうに生活をしているのを見て羨ましく思い、そして負けじと、周りから見たら間違いなく楽しそうに過ごしているであろう写真をとり、それをSNSにあげて満足する。いつのまにか見栄をはることばかりに労力を費やしていて、ふと過去を振り返った時に自分は何をしてきたんだろうと愕然とする。

私はこの本を読み終えると同時に泣いていました。涙といっしょに、息苦しかったものの正体も流されたような気がします。とりあえず自分の決めた生き方で生きてみよう。たとえそれが世間的にダサかったとしても。誰かにとっての、そして自分にとっての「うつくしい人」になろう、と思えました。
西さん、ありがとうございます。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.21:
(4pt)

美しい人って?

ついこの間、肉子ちゃんを、とある人からお勧め頂き、結構気に
いってしまったので、サラバの前にこの本を、って手に取りました。

物語はアンニュイって表現がいいのか悪いのか。
とある、裕福な家庭のお嬢様。32歳という曲がり角。
ご家庭には、裕福な家独特の悩み。とっても美しいお姉様。
会社を、よくある理由で辞めて、自分探しの旅に出る。
少しづつ語られる、お姉さまの悩みが、問題が、わかっていくとともに、
旅に出た宿泊先のホテルで出会った男達。
わずかな五日間。
明かされていく男達のキャラと、自分の境遇が妙にシンクロして、波紋が
波紋と重なり合い、見えてきたのは?

という、うつくしい人。
酷評のレビューが並ぶ中、きっとこんな状況が理解できない幸せな
人たちが多いんだろうな。と思ってしまいました。
少しくらいの問題があっても、自分は自分って割り切って、頑張っていても、
自分がうまくいかなくなると、問題が一気に倍増。
そんな環境から逃げたくなる人いるんじゃないでしょうか。

80点。
こういう心理状況になったことが無い方には、ダメな作品でしょう。
こんな経験を、何回もしている私には、むしろこんな心理状況をよくぞ
ここまで描き切ったね。って私的には賞賛。
序盤は書いていても、苦しかったでしょうね。作者は若いのによくそこを
乗り切りました。評価が分かれる一冊です。
でも、実際には逃げた旅先で、もっと嫌なことがある時が多いのですが。
そこが減点。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.20:
(4pt)

一緒に旅を

こういう、たんたんと物語の進んでいく物語が好きな私には居心地のとても良い一冊でした。
主人公の歪んだ価値観は、現代の人が日常の笑顔では出さないけど腹の底では抱えてる醜い思惑と同じだと感じました。
歪んだ心の声は読んでて良い気分はしません。だけどそれは私自身が同じ醜いものを持っていて、それを嫌い見て見ぬふりをしているからです。
そんな心の苦く痛い部分がシンクロして、物語に引き込まれました。
物語の最後は、読み手の私が主人公とお別れになる寂しい気持ちと、主人公の前向きな気持ちが、私自身の背中を軽やかに押してくれ、最後のページを閉じました。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.19:
(1pt)

読み進めるのは苦行でした

あくまで個人的な好き嫌いの話です。

帯に複数人が大絶賛!とあったのと、うつくしいタイトルに惹かれて読んでみたのですが、私にはとても合いませんでした。

とにかく初めから半ば過ぎ辺り?までの心理描写が暗い。痛々しい。恥ずかしい。見苦しい。
三十代なのに、思春期の中でも過敏な部類の子どものような感性の、その上性格の悪い持ち主が主人公です。
とにかく読むに耐えません。
未熟な少女を描いた物語ならまだ理解できます(だとしても肌に合わないです)が、大人の女性の物語のつもりで手に取ったので、とにかく相入れませんでした。

これは、大人でありながら、自分未満の他者と比較しないと自己承認欲求を満たされないような、人として未熟な主人公の自分探しのお話です。
「いい年して親のお金で生きている三十代」という設定には相応しいのかも知れませんが、私にとっては全く魅力ゼロの主人公でした。

それでも、どこかで何かしらの革新が彼女に起きるのかと思いきや、最後の最後に主人公がいくらかの号泣をして、独りよがりに腑に落とすだけ。
結局感情移入できないまま終わって、読後には前半の嫌な思いの名残が多く残りました。

後書きで、作者の体験が元になっているというのを見ました。こんな考え方をする人の本は、今後手に取る事はないと思います。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.18:
(1pt)

主人公に好感がもてない

主人公のネガティブさにまったく好感がもてなくて、主人公がなにをしようがなにを感じようが同調できず、おいてけぼりな印象。メインキャラのひとりである男性を「外国人」と繰り返し書いたり、彼が外国人だからどうのとか外国人なのにこうとか。なんか、無意識なんでしょうがちょっと差別的と感じました。いや、無意識だからこそだめなのか。。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343
No.17:
(1pt)

自分探し?

これではヒロインがバカにしているインドへ自分探しに行く話と変わらない。

主人公と作者の距離の取り方が適切でない気がする。

一人称で書くのは読者との距離が縮まる利点があるが、

作者と同一になってしまう危険がある。

主人公が批判しているものが、キャラクターを超えて、

作家自身のつぶやきになっているところが多々あるように感じる。

愚痴をファンタジーで解決したかのような印象。

この作者の作品を読むのは初めて。名高い作者の実力がこの程度なら残念。

編集者の仕事に疑問。他の作品に期待。
うつくしい人Amazon書評・レビュー:うつくしい人より
4344016343

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