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私をくいとめて
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私をくいとめての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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恋愛要素がたくさん詰め込まれた小説はあまり好きではないが、主人公や取り巻く人達の純粋さ(主人公の友人のノゾミのカーターへの思いなど)があったため気楽に楽しめた。主人公のように心の中で語りかけるもう一人の自分が時として誰にしも出てくるのではないかと思いながら主人公、Aとのやり取りを楽しみながら読んだ。映画も見てみたいと思った。 | ||||
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Thank you | ||||
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もうなんてったって のんちゃん めんこい 歌も可愛いし(しゃぼん玉) 昭和生まれにはたまらん歌多いのが良い | ||||
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映画鑑賞の予備知識として購入。同じ著者と監督で映画化された『勝手にふるえてろ』同様に大変面白かった。 | ||||
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アラサーOL彼氏なし、脳内に相談相手あり。 独身を謳歌してるけれど、時々寂しくなるときもある。そんな現代に溢れる女性を描いた小説。 十代、20代とたいして変わらない毎日。友達と話す内容も大体かわらない。世間の30オーバーにたいするイメージと当の本人達の毎日は違いがあったりする。 主人公が現状を暗く考えて孤独の沼にはまってしまう人ではなく、明るく楽しく軽く考えている軽やかさが独り身卒業には有効だったのだろう。 幸せな日々だとおもう。 | ||||
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写真のは帯付きで載ってたので購入したら帯付きではありませんでした。 | ||||
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脳内に住むAは、もちろん主人公みつ子そのものなわけだが、作中ではもはや頼れるパートナー(別人)のようにみつ子にアドバイスをしており、そこに対して読んでておかしさを感じるのだが、 おそらくみつ子は脳内で会話する馬鹿バカしさを自覚しているのではないかと思う。孤独を愛してるいるが、誰かと話したい。そんな現実的で今の世の中にありふれてそうな悩み?に苦しむ主人公を、綿矢りさの素朴だが繊細な表現がしみじみと心に響くものがあり、大変楽しました。 著者の作品は5冊目だが、自分自身が読書に慣れてきたというのもあるのかこれが一番好きかもしれん。 | ||||
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ありそうでなさそうな、いそうでいなさそうな、そんな不思議な感覚になるお話。 一気に最後まで読める。 何かを考えさせる、というわけでもなく、何かに感動する、というわけでもなく、でもなんかふんわりした読後感が楽しめるお話。 ただ、まあ、結局誰もが「お一人様」にはなり切れないってことなの??と、突っ込みながら読んでいった。 実写化された時、みつ子がどのように表現されるの楽しみだ。 | ||||
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すみません。 まずもって単行本ではなく文庫本でのレビューです。 場違いなら削除お願い致します。 ということで、解説を金原ひとみさんが書いています。 その解説との合せ技で星5つとさせてただきました。 周知の事実ですが、この二人は芥川賞を同時受賞した作家ですね。 解説とはいえ、金原さんの文章もこの小説を補完しているようでいて、また違った価値をも持つ見事な内容です。 そしてクイーンを聞きながら飛行機の中で号泣する綿矢りささんって・・・。笑 さてさて、本書は『勝手にふるえてろ』にテイストは似ています。 脳内で別人格が生き生きと、そして都合よく?活躍します。 私は男性ですが、少なくとも自分の中に女性を別人格として持っている意識はありません。 いや、女性性は確かに持っているけど、話しかけたりはして来ませんね・・。 他の方のレビューにあったように、主観的自己と客観的自己、という“葛藤”なら誰にでもあるでしょう。 しかし別人格にして異性・・・。 単なる妄想と言えばそうかもしれませんが、ここにおいて私はユングの”個性化”を想起します。 人間精神の成長過程において、無意識を意識化することと共に、自らの内の男性性と女性性を結合させることが大切だと説かれています。 しかるに主人公=みつ子はそもそも自己を完成させるべく高いレヴェルに自己を置いているのだとも考えられます。それを普通に見せる、ありふれたアラサー女子(女子という呼び方も作中では自覚的です。)に見せる、その手腕こそ、この小説の醍醐味なのだろうと思います。 まずもってみつ子には虚栄がない。(ほとんどない。。) そして冷徹に他者を見て公平なジャッジメントが出来る。 友達に対する優しさもちゃんと持っている。 おそらく名前同様、顔も地味なんでしょう、たぶん。。 しかしそれを卑下するわけでも特段無視するわけでもないバランスの取れた性格(人格)。 年齢相応の、立派な大人だと思います。 その主人公に対して、「他者を求めなさい。」と促しているのが本書。 人が生まれた意味は他者と出会うこと。 他者と出会い、自己が更新され、また他者と出会う。 この繰り返し。 平易な物語の中にしっとりとした味わいがあります。 (本書の場合、”スリルとサスペンス”や”ドラマティック”が無いのが良いのです。) 内容的に素晴らしいのはもちろん、細部の描写や展開も本当に面白い! 特に秀逸なのは、クーポンを利用して代官山の美容院で髪を切った後、立ち寄ったカフェでの一コマ。 二人の女性の会話に聞き耳を立てての一部始終。 メチャクチャ面白いし、判官贔屓あり、自分を客観視する視点もあるし、ホント素晴らしい! まさにこういう文章に出会うために小説を買っているんだよな、と思える一節です。 それは私自身が相当年を取ったということでしょうが・・・。 | ||||
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アラサーの恋愛するシーンがいっぱいあるのかと思い買いまししたが、そうでもなく!淡々と日常が進んでいってなんだか物足りないなぁと最初は思いましたが、読んでるうちになんだかみつ子に親近感が湧いてきて友達の日常を見てるみたいで楽しくなってきました。 言い回しが面白く笑えるところが結構ありました。主人公みつ子をこれからも応援したくなりました。 | ||||
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あれですね。女子の内面てわかりませんよね。色々、勉強になります。 | ||||
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脳内会話に食い付いている感想が多いね。 たしかに帯には「私の脳内には、完璧な答えを教えてくれる『A』がいるんだから」と書いてる。 でも脳内のもう1人の自分とのコミュニケーションてだけでは何かありきたりで同工異曲なパターンだっていう閉じた解釈に陥る危険があったので、もう少し自分なりに広げて考えてみた。 みつ子とAの関係って、何でもネット検索で答えを得ようとするネット民のメタファーなんじゃないの? ネット民って膨大なデータを自分で抽出できるというほかに、特筆すべき特徴として「自分に都合のよい記事のみを選択する(自意識の支配下による・よらないに関係なく)」というものがあると思う。 誰もが経験してるはずだけど、検索結果を上から全部開いて読む人なんていなくて、見出しとか、ちょろっとした短い文を読んだ程度で、自分の感性に引っかかったものだけを抽出している。 つまりネット民にとって一番参考になるとして選び出した意見は「一般的に最良」ではなく「自分にとって最良」なもの。 したがって、みつ子が脳内で落ち着いた感じで優しく話しかける「A」の声が聞こえるというのと、みつ子がネットで記事を拾ってまるで自分にピッタリだと感じ、思わず「いいね!」をクリックするのとは、基本的に同質なものでは? それはみつ子が恋愛関係を一歩進めた後でも、Aは依然ほどではないものの完全に消滅はせずに、たまにみつ子の脳内に出現して相変わらず落ち着いた声で話しかけてくることでも裏付けられる。ネット民も恋愛が進めばもう検索は不要、ではネットからサヨナラ、ってことにはならないでしょ? こう考えたら、ふだん自分の頭の中で別の声が聞こえる人なんかほんの一握りのはずだから、この小説のプロットに自分を重ねられない人が多く生じているんだろうけど、おひとりさまが一人の部屋でネットを検索しまくって自分の気に入ったネタにヒットして一人でニヤッとしているのとあまり変わらないのでは?という考えもでき、そう考えるとこの小説の汎用度は高まる。 それと私が個人的にこの小説を気に入ったのは「人が1人も死なない」こと。 最近の日本の小説は、何とかの一つ覚えのように、誰かが殺されたり死なないと小説世界が成立しないかのごとくに雑に書き散らかされているように感じる。 まったく寒い話だけど、いかに「普通」を小説で描くのが難しいかということに帰着すると思う。 私も新聞連載を毎週読んでいたときはこの件について不安だったけど、綿矢さんは「普通」の小説を「普通でない」技法を交ぜて描き切ってくれた。それが好印象だった。 ただし、普通を描く小説である以上、“色彩感”が欠けるのはある意味致し方ない。 それを連載時に十分以上に補っていたのが、わたせせいぞうさんのカラフルなイラストレーションだった。 それなのに単行本では、わたせさんのカットは表紙のみ。この点は遺憾。せめて数枚でも間に入れられなかったのかと惜しまれる。 綿矢さんと直接関係ない話だけど、トータルの評価として星1つ減じる。 | ||||
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非社交的な32歳のみつ子の地味な日常と盛り上がりに欠ける恋愛事情。なのに楽しく読めてしまう。 みつ子は、特に性格に難もなくお人よしだけれど、ちょっと理屈っぽい(良く言うと心のひだが深い)ので、それで何ということもない出来事への所感がいちいち面白い。 おひとりさまの課題を1つ1つクリアしていくくだりが一番好きです。 脳内アドバイザー、私だったら、男性ではなく、年上の、お手本になるような女性のAがいいかな。 | ||||
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おもしろかったです。やっぱり、文体がいい。 綿矢りさにしか書けない凝視するような視点も好きです。そのわりにねちっこくなくサクサク話が進むのもいい。 普通にときめくシーンもあれば、この感じはこの言葉じゃないと出せないな、さすがだな、という場面もあり、いろいろな意味で楽しめました。レビューが悪いのでびっくりしました。 綿矢りさ好きには文句なしにおすすめです。 | ||||
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綿矢りさはいつも難しい人物を掘り下げた話を書いている印象だった。 『手のひらの京』あたりから丸くなってきた気がしていたけど、今回は今流行のアラサー女子の話。 主人公は脳内で会話ができる設定だけどそこまでぶっとんでる訳ではないし、ストーリーも普通。 特に結末は良くあるパターン。 でも、これを綿矢りさが書いてるから新鮮だった。 文章のセンスの良さは健在でこんなに「普通」のことを客観的にうまく書ける人だったっけと思った。 個人的には綿矢りさに初めて親近感を感じたことがうれしい。 本当に「普通」のストーリーだったけど、共感できるところがたくさんあったので満足。 | ||||
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誰でもありそうな脳内会話。脳内で完結したいのか、現実社会へちょっとした勇気をもってチャレンジするのか。 おひとりさまの脳内ってこういう感じなのかもね。 | ||||
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綿矢さんの描く、実際に近くにいそうな等身大の女性の姿が好きで、この書籍も楽しみにしていました。やっぱり、ごくありきたりなんだけど何処か力強さを秘めた女性が、美しくそして面白く表現されていて楽しかったです。 女性という自分に変に固執してない所が好きです。 読みはじめた当初からAの存在はsiriみたいだなと思っていたら、同じ記述が作中に出てありました。主人公が切羽詰まっているにも関わらず、至極論理的に諭すさまには笑いました。あと、猛烈に肩マッサージに行きたくなりました。 文庫本化されるなら、是非手元に置いておきたいです。 | ||||
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新聞の連載を楽しみにしていました. 普通に楽しい作品だったと思います. もっと続くものだと期待してはいたのですが. | ||||
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