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大地のゲーム



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【この小説が収録されている参考書籍】
大地のゲーム
大地のゲーム (新潮文庫)

大地のゲームの評価: 2.50/5点 レビュー 16件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(2pt)

(゚ν゚)

綿矢りさ作品にしては、パラパラとページをめくってしまう!という物語に惹き込まれる感覚は無かったです。

物語の設定が大袈裟なのに対し、人間関係や会話が業務的に感じ、登場人物に魅力を感じ無かったかな...
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.9:
(1pt)

炙り出される大震災の記憶

21世紀末での大震災到来のお話……ですが、本書が発売された
2013年7月は、まだ東日本大震災の苦しみから解放されていない
方々がいるはずなのに、

「ゲーム」と題して書籍化するのは如何なものかと思いました。
 余震に怯えながら過ごす学生たちの様子は、震災の恐怖を
 思い出させられます。

物語が上手く震災への教訓としてまとまっているならば別でしたが、
まるで話が決裂しています。学生運動は必要だったのでしょうか?
そもそも震災は必要だったのでしょうか?

綿矢りささん、最近不調気味なのでしょうか。
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.8:
(1pt)

ストーリーも描写も大雑把

大地震で多数の人が死亡し、生き延びた人々も、いつ来るかしれない余震におびえている。
そんな状況下での男女の愛憎とサバイバルの物語を描いたにしては、内容も描写も大雑把で、
リアリティーも深みも感じられなかった。
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.7:
(2pt)

まずタイトルに工夫がないし、内容も後半に入ると一気に失速。結局、作者は何を描きたかったの?という感じ。

このタイトルの工夫のなさは一体何だろう・・と思いながら読んでみた。ひとことで言えば、
未来の大震災を、ふた昔以上前の学生運動やそこでの恋愛模様と絡めて描いたような作品。
重過ぎるほどのテーマを扱っている反面、話が徹底して「私」の周囲のごく狭い人間関係
から出ないところが、いささか「セカイ系」のようでもある(というより、未来の社会を描く
となると相当な筆力が必要なので、半ば必然的に「セカイ系」に落ち着いたのだろう)。

出だしの一行はいつものように決まっているし、途中までは随所に「らしい」表現も
散見され、そこそこ破綻なく読めるのに、後半に入って一気に失速したという感じで、
いちばん気になったのは、時々セリフがいかにも作りものめいた長さで、しかもそれが
どうやら意図的な仕掛けでもないらしいこと。正直、綿矢さんでもこういうメロドラマを
書こうと思ったりするんだ(でも、やっぱり向いてないな)と感じてしまった。

率直な読後感として、「リーダー」は結局何がしたかったのかという感じがするし、
もっと言うと、作者はこの作品でそもそも何を描きたかったの?という気がしてならない。
震災で日常が破壊された後に出現するのが、戦争や革命の一歩手前の学園紛争に似た
世界だったというのは、発想としてはやや安易な感じがする。他にも同じことを書いている
レビュアーがいるように、震災についての綿矢さんの答えがこの作品でしかないのだと
すると、被災者にまともに相手にしてもらうのは難しいと言わざるを得ない水準と思う。
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.6:
(1pt)

愉快ではありません。

綿谷さんの文章は読んでいて引き込まれるけど、
震災の話は愉快ではありませんでした。

被災してないからこそ書けると思ってしまいました。
実際に被災された方は読むの辛いんじゃないでしょうか…。。。

綿谷さんには、一見優等生だけどコンプレックスがある、変な女の子が主人公の小説を書いてほしいです。
気楽に、ハラハラして、笑えるのが希望です。

ですから、私は☆一つとさせていただきます。

次作に期待しています。
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.5:
(2pt)

書籍化できるのか疑問

ストーリー、展開は面白くなく、登場人物に魅力なし。平均以下のつまらなさ。いつもいつもなぜに書籍化できるのか疑問。
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.4:
(2pt)

「新境地!」なんだろうけど・・・?

これまでの綿矢りさ作品とはまったく雰囲気の違った作品だけど、
大地震後の荒廃した日本を舞台にしているわりに、中身は恋愛小説。
派手なシチュエーションに対してストーリーが小さすぎる印象・・・。
どうして大地震を絡めなければならなかったのか理解できず、
震災で大変な思いをした方々の神経を逆なでするのではないかと不安すら覚えました。
意欲作なんだろうけど、失敗しちゃった?
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.3:
(1pt)

中学生におすすめします

恋愛小説です。巨大地震後から描かれるので、サバイブする話ではありません。主要なキャラクターは、私、私の男、リーダー、マリの四人です。

私の男についてはそれほど触れられません。両親や仲間の死について悩んでいることくらいです。私の男は文字通りで、夫婦のように安定した関係です。ですので、恋愛感情が抜けていて、まるで保護者のようにも感じます。私の男は主人公と同じく、カリスマ的リーダーの語り手という役割が大きいです。主人公と私の男の出会いは、とても不自然なので笑えます。

リーダーは語り手の私、というフィルターを通すと太陽です。主人公はエネルギーをもらっています。リーダーは一段高いところから生き延びろとメッセージを発します。思想グループのリーダーであるのに、政治的な演説ではなく、牧師のような演説です。この作品が子供向けに思えるところです。主人公はリーダーと感情的なもつれや、深い話をすることはありません。遠巻きに見上げているだけです。リーダーはアイコンです。現実に向き合うのが辛いと感じる主人公。その未熟さと対比するのに丁度いい装置であり、恋愛対象でもあります。

マリはとにかく災難が降りかかるキャラクターです。女や男に、髪は引っ張られたり、学内を追い回されたりします。美しいのでリーダーと関係ができ、そのおかげで、嫉妬の対象にもなります。マリは主人公の暗さを増幅します。嫉妬心を煽るので、主人公はより不幸になる仕掛けです。

作中の二度目の巨大地震は、これらのキャラクター間で高まった緊張を、一度に緩ませます。

震災という舞台で、つまらない恋心を描いているので、まったく評価できませんでした。まるで中高生が書いた小説のようです。
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.2:
(2pt)

いわば「警世の書」である

2011年3月11日の大震災の記憶が早くもボロボロに風化しつつある現在、そんな日々を生きる若き作家が、そのような危険な徴候に対して決然と立ち上がり、それらの天災はこれからも繰り返される大地の法則であるから、あたかも大地とゲームを演じるごとく、すべての経験智と意志とノウハウを結集してこれらの再来に厳しく備えねばならぬと戒める、いわば警世の書である。

しかしながら、そうした悦ばしく価値ある意図とは裏腹に、震災で倒壊の憂き目に遭った大学の校舎の中で、数多くの家族や同胞を震災で喪いながらも、さながら70年年代の学園闘争のバリケードの内部の全共闘の学生のようにアナーキーに過ごす主人公たちの希望無き夜営生活の描写はいちおうはもっともらしくスケッチされてはいても、彼らの内在的な不安や孤独を生き生きと浮き彫りにしているとはいえない。

彼女の恋人や学内のリーダー的存在の男性や男女の友人たちといった青春群像が、なんだか劇画の中の出来合いの人物のように思われてあんまり感情移入できないのである。

本書の語り手はヒロインの「私」であるはずなのに、1ヶ所だけ突然学園のリーダー格の男性にとって替わられるのも、小説作法の致命的とは言えないにしても大きな破綻の要因をなしており、いやしくもプロの作家ならこういう不備は犯さないだろう。

小説の構想じたいは悪くないとしても、その実行のお膳立てはいささかお粗末なものではないだろうか。
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522
No.1:
(2pt)

全く理解できない。

「ひらいて」「しょうがの味は熱い」迄は好かったが
「憤死」で、もう読むのはやめようかと思ったが
もう一度挑戦と思い「大地のゲーム」を読んだが、さっぱり分からない。
つまらない。

もったいぶった構成。もったいぶった表現。
「私の男」と何故表現するのか分からない。
「俺の女」への対語ですか。

震災に遭われた人たちが読んだらどう思うのだろうと怖くなった。
あまりに安易に大規模災害を物語の中に設定しているのではないだろうか。

「罪と罰」を引っ張り出して、さすがのプーチンも怒りますよ。
純粋理性批判に歯が立たなかったように、私には歯が立たない作品なのでしょうか。

ここまで理解できない小説ははじめてなので
一年後に再度、解釈と鑑賞してみます。
評価は暫定です。

佐藤優が「私のベスト3 2013」で挙げていました。
大地のゲーム (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:大地のゲーム (新潮文庫)より
4101266522

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