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探偵はBARにいる3
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探偵はBARにいる3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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原作者の東直巳さんの小説が好きで、こちらも読みました。 あくまで映画独自のストーリーなので、原作小説と似て異なるものとして楽しんでいます。 映画としても3作目なので、脚本はかなり俳優さんをあて書きされているのではないでしょうか。 映像が浮かぶようなコミカルさも所々に見られて思わず笑顔になってしまいます。 ヒロインもばっちり。 小説を読んで、自分は映画を見たくなりました。 当初同時期に出るはずだった、東直巳作の外伝2作目は発売されなかったので残念ですが、こちらが非常に楽しめたので良かったです。 ススキノ探偵にしても、ハーフボイルドにしても、畝原シリーズも、ここ数年新作が出ていないので、彼らの活躍を読んでみたいと、余計に思わされました。 | ||||
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相変わらず何故かお金持ちの探偵さん?ススキノの探偵にしてはリアリティ無しかな〜。 | ||||
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映画を観ていますが、読んでいると映画の場面が浮かんできて良かった。 | ||||
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著者が三人に分かれていいる。原作:東直己。脚本:古沢良太。ノベライズ:森明麿。 元々の原作者東直己は、ほとんど参加していないのではないか? 登場人物と設定を作った人として、名前を出している。そんな感じではないか…。したがって、小説『探偵はバーにいる』『バーにかかってきた電話』の文芸的な魅力は少ない。これは、あくまでも、ノベライズなのだ。 プロットは脚本家の古沢良太が構築。したがって実に映画的な構成になっている。ノベライズの、森晶麿は、力量のある作家らしく、映画の雰囲気をうまく小説化しているが、やはりなにかが足りない。小説ならではの、熱量のようなものがないような気がする。映画を見ていなければ、登場人物のキャラがはっきり見えてこない。独立しても読めるのが、ノベライズといえど、小説である。 とくに、残念なのは、アクションシーン。ここには矢月秀作や深町秋生ばりの迫力が欲しかった。 楽しめたが、物足りない。物足りないが、だからといって、投げ出したくなるほどでもない。そんな作品だった。 | ||||
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昔からススキノ探偵シリーズを読み続けている身としては、もうずいぶん待ち続けています。東直己のシリーズ物はどれも面白いのですが、すべてが止まってしまい、著者の体調を心配しています。 そんなところに出たこの1冊。登場人物は共通していても、もちろん年齢と時代が合わず、つまり若い頃の主人公達がタイムスリップして現在の札幌にやってきたという感じです。身体の脂肪は少なく髪の毛は少なくない彼らが、ススキノを元気に駆け回ってくれます。 とてもよくできていて十分に楽しめました。これはこれで映画の続編がどうなろうとも、書き継いでもらいたいくらいです。 私は映像の方を見ていないのだけど、この作品中には作者とおぼしき人物がちらりと登場します。それが映像でも見られるなら東直己の続編もまだ期待できるということなのでしょうか。そうだと嬉しいのですが。 | ||||
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劇場版を観た後に余韻に浸るために、購入しました!大方の内容は劇場版と同じですが、小説版でしか出てこない探偵や高田のやり取り等があり、劇場版を観た後に補完として読むには最高です!是非、続編を期待します! | ||||
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大泉洋・松田龍平のコンビによる北海道・ススキノを舞台に人気シリーズとなった映画『』〈2011〉! 『』〈2013〉以来、実に4年ぶりとなる本日公開の映画『探偵はBARにいる3』〈監督:吉田照幸〉! 本書は本作のノベライズである。 過去2作は原作(『』『』)を基に映画化したものであるが今回は初めて映画用に作られたオリジナル作品(脚本:古沢良太『』『ミックス。』)であり、本書は原作者の東直己氏ではなく、『』(第1回アガサ・クリスティー賞)の著者である森晶麿氏が執筆している。 北海道の最大の歓楽街であるススキノ(東京だと歌舞伎町、福岡だと中州といったところ)を舞台にその街で生活し、日々起こるトラブルを解決するために今日もススキノの街を奔走するススキノの便利屋と称される〈俺〉が街の仲間から愛されている(時には頼りにされている)探偵で普段はだらしなく女と酒の自堕落な生活を送り、ズボラでいい加減だったりするのだがここ一番決める時はバッチリ決める様子に『』や『』と同じ匂いを感じ、また、『』的な展開(要所要所にアクションとコメディが合わさった展開)にも面白く、ラストにシンミリする件は『』を思わせる設定から展開までまさに昭和の探偵ドラマの王道を受け継ぐ作品であり、本作から昭和テイストの懐かしい探偵モノを感じ取る人は少なくないだろう。 相棒である高田が人探しの依頼を持ち込んでくる。失踪した女子大生・麗子について調査を開始した「俺」(探偵)だが、モデル事務所の謎めいた美人オーナー・マリに翻弄されるうちに、いつしか大きな事件に巻き込まれていく。 今回も「探偵」の居場所であるバー〈ケラー・オオハタ〉を舞台にクールで頼もしき相棒である北大院生・高田(空手の師範代として『』における次元と五ェ門を足したような雰囲気の頼れる高田をが好演!)、今回も何かと情報を流す妻子がいながら同性愛者という「北海道日報」の新聞記者・松尾(演:)、「探偵」とは何かと腐れ縁の桐原組組長・桐原(演:)とその若頭・相田(演:、1作目では雪穴で生き埋めになり、2作目ではスキージャンプ台から飛ばされようとした「探偵」に今回もとんでもない仕打ちを与えている)、「探偵」に何かと色目を使う〈喫茶モンデ〉のウエイトレス・峰子(演:安藤玉恵)、他にもソープランドの客引きの源(演:マギー)とその舎弟オサム、ゲイバーのフローラ(演:)などお馴染みの面々が登場し、「探偵」と歓楽街の住人との関係が心地よく、このあたりが松田優作主演『』に通じるものがある。 他にも失踪した女子大生・麗子(演:)が働いていた秘密デートクラブ〈ピュアハート〉のオーナーであり、「探偵」に何かと既視感を漂わせる謎の女性・岬マリ(演:)、その配下にある花岡組系列の暴力団の工藤(演:斎藤歩)とその手下で高田も手こずる空手の達人・波瑠(演:)、表向きは札幌経済界のホープだが裏社会に影響力を持つ冷酷非道な大物実業家である北城グループ社長・北城仁也(演:)、…など一癖もふた癖もある人物が錯綜するのも本作の特徴だ。 本作では先述したように作家が代わったものの、これまでの原作と同じような文体で物語が運ばれており、主人公「俺」で始まる一人称やピンチに陥っても相手に軽口を叩いたり、軽妙なやり取りや駆け引きを繰り広げるところは読者にとってもいつもと変わらない安心感を与えてくれる。 特に文体自体も「俺」である探偵目線の描写が特徴で、例えばピンチの場面(105頁)で拳銃で殴られた「俺」が気を失うシーンでは「かくして、俺の寝不足はじつに荒っぽいやり方で解消された。」と描写するところが本作の持ち味である面白さであるのだ。 その反面、今回もある人物の悲哀が描かれているのだが、そのあたりも萩原健一主演『』を彷彿させ、昔テレビで見た昭和テイストの「探偵モノ」の流れを汲まれているところが本作の魅力であるのだ。 かつてのように「探偵モノ」自体が今日では映画やドラマで作られる事がなくなってきたが、本作が人気を博した大きな要因は主役であるさんの存在が大きいだろう。かつての「探偵モノ」を見てもわかるように主人公の魅力が「探偵モノ」を成立させていると思うし、非日常的な展開が行われても読者や視聴者が見れる理由はソコが大きいと思う(安易にアイドルやイケメンを主役にしても成功しないのは非日常的な描写を演じても間が持たないからだ)。 その意味では21世紀の時代に昭和テイストの「探偵モノ」を復活させた主演である大泉洋さんと相棒である松田龍平さんを始めとするキャスト・監督・スタッフの面々に感謝したい。 余談ですが、本作ではなんと日本ハムファイターズの監督(本編でも本人役)が登場しているので楽しみにしています。 追伸…個人的には『』や『』のとのコラボが見てみたいので漫画の中で実現できないものかなあ。(^o^)ノ | ||||
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