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(短編集)
きのうの影踏み
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きのうの影踏みの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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ジャンル的にはホラーになるでしょうか。 辻村さんの長編はどーんとくる重厚な力作が多いですが、短編はやはり少し軽い感じです。 それでもただ短い軽いだけでは終わらないというか・・かなり気味悪い話が多かったです。 特に印象的だったのは 「十円参り」女同士の友達づきあいの怖さがよく出ています。女性だったらよく理解できるでしょう。 「手紙の主」得体のしれないものがだんだん近づいてくるという怖さ、これはかなり不気味な話です。 小野不由美さんの短編で、時々近所で見かけ害はないと思っていた死霊のようなものが、雨が降るたびに近づいてきているのに気がついた、そしてそのたびに死人がでている・・という話がありました。あれと似た背筋にくるようななんともいえない怖気を感じます。 「だまだまマーク」大人は見過ごしても子供だからこそ気がつくことがある、ひっそりと潜んでいる怪異が怖いです。 「噂地図」学内で、内容が微妙に変わりながら伝わっていく噂。その元をたどる地図を作るのが流行する。それにはルールがあって「決して途中でやめてはいけない」やめた人には悪いことが起こるから。 この4編は文句なしの星5つで、これらを読むためだけでも買ってよかったと思いました。 あとはショートショート的な短いものや、最後がぷっつりと終わって読者の想像にゆだねたようなものが多く、それらは余韻を持たせるための短編のテクニック的な感じがしてしまいました。 ただ、日常がいつからか、どこからかわからないまま異様なものに変容していたという話が多く、めまいがするような気味悪いものが多かったです。気味悪いと感じさせるだけでもホラー作品として成功ではないかと思いました。総合的に星4つで。 | ||||
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いいです | ||||
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1話目を読んで、怖さは感じなかったのですが、ふと裏表紙の説明とレビューを読んで、2話目の途中から読むのをやめてしまいました、、、 ビビリなのでおもしろそうなのに先に進めないのが残念です。 ホラーが大丈夫であれば、楽しめるかと。 なので4で。 | ||||
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内容は、苦手なホラーでしたが、辻村深月ファンとしては全作品を読みたいために購入しました。 中古でしたが、とても綺麗な状態で包装もよかったです。 | ||||
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「世にも○妙な物語」の、作品と作品の間のちょっと短めのドラマに出てきそうなお話。 オチがない、現実と夢の狭間、霊界と人間界の狭間、白と黒の狭間。 お昼ご飯をたくさん食べて午後の眠気の中この本を読んだので、とても不思議な気持ちになりました。 | ||||
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ホラーと聞いてゾンビ物やスプラッタなどを想像する人には向かない本だと思います。 どんな化け物や幽霊が出てきて、どんな大きなパニックを呼ぶのか。その正体はなんなのか。1から10まで知らないと気が済まない人には物足りなさがあると思います。 私個人としては「得体の知れない何か」が日常の中にひっそりと溶け込んでいる不気味さや後味の悪さが気持ち悪くて最高でした! 本当に怖いものって正体が分からなくて、対処法も何も分からないうちにただ巻き込まれてしまうから怖いのかも。 「十円参り」「手紙の主」「スイッチ」「だまだまマーク」「噂地図」あたりが面白いです。 主人公や周りの人間が死ぬとか、大きな展開があんまりないのも、余計に「ひょっとしたら知らないだけで身近に潜んでいるのかも」と思わされてなんだかリアルでした。 | ||||
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良かった | ||||
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これは、長編が評価されることの多い辻村深月では比較的珍しい短編集だ。ありふれた日常に潜んだ不可思議・違和感を取り上げ、ちょっとしたホラーにしたてている。作家へのファンレター話「手紙の主」、山梨舞台の「私の町の占い師」、妊婦の「丘の上」や「やみあかご」は、実体験からの話かもしれない。やや煩雑な印象があるが、それぞれ違った味わいがあり楽しめる。珍しく「オレ」の一人称で綴られた「スイッチ」では、少女の「私と一緒にここで降りるのと、私があなたの駅までついていくのと、どっちがいいですか」セリフがじんわりと耳に残る。正統派ホラー(?)の「タイムリミット」と「ナマハゲと私」はラストが良い。「噂地図」では主人公に下された罰が絶妙、「メジャースプーン」での命令文を連想した。最も気に入ったのは「だまだまマーク」、表題ネーミングセンスは流石だ。 | ||||
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期間限定リバーシブルカバーにつられて購入。 店頭だけの仕様? 不思議でちょっと怖い短編が13編。 ほぼほぼオチはなく、結末は自分で想像するしかない。 結末がしっかりしていない終わり方が苦手な人には全くもって不向きでしょう。 座りが悪い感じがして。 まぁ、この手の話はそう言ったものがわりとあるのが当たり前の部分はありますが。 しかし、夢の話については色々と想像力を掻き立てられます。 夢の解釈に正解などありませんが。 はっきりとした結末を求めない、その後を自分で自由に想像したい人には向いているかと。 私はさらっと読めて良かった。 | ||||
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若干話が脱線しますが新元号「令和」は万葉集の大昔に一気に先祖返りしたような印象で平成から身が引き締まる思いになりつつ同音異義語「霊話」の連想から少し畏怖の念を感じた今の心境にピッタリの読書でした。辻村さんが登場する「私の町の占い師」を読んで田舎で暮らす私は怪異に真摯に向き合う心掛けが大切だと痛感しました。一番怖かったのは「だまだまマーク」で全体的に無慈悲で残酷な物が多いですがラストの「七つのカップ」には唯一救いを感じましたね。 | ||||
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ファンの方には、超絶お勧めです!辻村深月さんのプライベートや、周りにあった出来事、実体験などについて、知ることが出来ます。 エッセイ的な要素もかなり含んでいるホラーテイストの作品です。 ホラーといっても、スプラッタものではなく、ほとんどが、ちょっぴり不思議なお話という内容です。 文章も平易なので、内容も過激なものはないので、女子小中学生や高校生の朝読書や秋の夜長に、ぴったりの1冊だと思います。 個人的には、秋田県に住んでいるので、秋田県のなまはげのお話が、内容も、ホラー度やブラックユーモア度も、最高で楽しかったです。 秋田弁もたっぷり入っていて、面白かったです!女子大生のガールズトークも、ツボにハマっちゃいました(^_-)-☆ ちなみになまはげは、現在では男鹿市でしか、行われていませんNE。 | ||||
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作者が初めてホラーを書いたという触れ込みにひかれて買いました。 最初、そんなにぞくっと来ないなぁと思ったのですが 「ナマハゲと私」から急に怖くなりました。 油断してはいけないんですね。でもファンタジー系の ホラーならちょっと歓迎します。 | ||||
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